(レポ&写真) [DEEP] 4.13 後楽園:北岡、PRIDEライト級GP出場権獲得
DEEP事務局 "All In One Solution Inc. Presents DEEP 29 IMPACT" 2007年4月13日(金) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第10試合 PRIDEライト級GP出場者決定戦 73kg契約 5分3R ○北岡 悟(パンクラスism/パンクラス・ウェルター級(75kg)1位) ×ファブリシオ・“ピットブル”・モンテイロ(ブラジル/グレイシーバッハ・コンバットチーム) 2R 2'37" 肩固め
開始すぐ、北岡がピットブルを青コーナーに押し込んでテイクダウン。攻め手に欠きブレイクがかかったものの、スタンドでは左右のミドルを当て、ピットブルの執拗なテイクダウン狙いも封じる。後半には2度下になった北岡だが、そのたびに関節技を狙い、主導権を譲らない。 2Rもピットブルのテイクダウンを封じた北岡は、ミドル、ハイでリズムをつかみ、左右のフックでピットブルをコーナーに追い詰めテイクダウン。コーナー際の狭い空間だったが、ハーフガードから肩固めを狙い、絞り上げるとピットブルはタップ。北岡が文句無しの内容でPRIDEライト級GP出場権を獲得した。 ガッツポーズでいつもの勝利以上に喜んだ北岡は、マイクを持つと「次、PRIDE GPでお会いしましょう。青木、待ってろよ」と、解説席にいた練習仲間の青木真也を指さしアピール。花道を引き上げる時には青木と抱き合い、喜びを分かち合った。 (※5/20開催予定だったPRIDEライト級GP開幕戦だが、新オーナーの意向により延期となった)
第11試合 メインイベント 83kg契約 5分3R ×桜井隆多(R-BLOOD) ○ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム) 1R 3'50" KO (左フック)
ブスタマンチがテイクダウンを狙って隆多をコーナーに押し込んだ際、膝蹴りが隆多の股間に直撃。隆多は3分ほど休憩時間をもらったが、それでも表情は冴えない。再開後、ブスタマンチが隆多をコーナーに押し込んでアッパーを連打すると、隆多は鼻血を出す。長南との初戦と同じ負傷箇所だ。ドクターチェック後、隆多はブスタマンチの前足に左ローを当て、リズムをつかんだかに見えたが、ブスタマンチのパンチを浴びると失速。最後は強烈な左フックでマットに沈み、リベンジはならなかった。 ◆ブスタマンチ「ボクシング技術を磨いてきた。20年に渡り練習しているトレーナー以外に、新たに(元シュートボクセ&吉田道場の)セルジオ・クーニャがトップチームに加わり、一緒にトレーニングできた。チャンスがあればPRIDEのベルトに挑戦したい。(40歳を越えても限界は感じない?)いい食事、いい練習で体調は維持できているし、頭も冴え、経験も増している。フランスのワインのように、年々旨味が増しているよ」
第9試合 72kg契約 5分3R ×Barbaro44(クラブバーバリアン) ○雷暗 暴(アメリカ/雷道場) 3R 3'01" チョークスリーパー
1Rはスタンドの打撃戦。前半は雷暗の左ストレートが当たり、後半はBarbaroの右ローが当たるように。2R、雷暗がタックルで上になりパウンドを落とすが、Barbaroは脱出。スタンドで激しいパンチ戦を繰り広げる。 3R、雷暗はすぐさまタックルで上になると、パウンドでBarbaroの鼻から出血を誘う。一旦は脱出を許したが、再びタックルで上になると、素早くバックを取りチョークでタップを奪った。 マイクを持った雷暗は「8月にチャンピオンとやらせてください」とマイクアピールした。
第8試合 女子ルール 48kg契約 5分2R ○渡辺久江(フリー/DEEP女子ライト級(48kg)王者) ×吉田正子(フリー) 2R 1'19" 腕ひしぎ十字固め
渡辺は右ミドル、ロー、左ハイをたびたびヒット。吉田のタックルに合わせてミドルもうまく当てる。1R終盤には上になるとアキレス腱固めを狙い、相手が得意な寝技でも優勢。2Rも左ミドルを効かせ主導権。吉田は捨て身で渡辺の左ミドルをつかんでグラウンドに持ち込むが、渡辺は冷静に対処して下になるとすぐさま足を昇らせ、腕十字を極め完勝した。
第7試合 90kg契約 5分2R ○滑川康仁(Team M.A.D) ×桜木裕司(掣圏会館) 1R 2'12" ヒールホールド
滑川のタックルに合わせ、桜木がバックスピンを放つが、ワンタイミングの差で失敗。滑川は上になりサイドを取る。いったんスタンドに戻ると、パンチを振り回す桜木に、滑川はタックルで潜り込んでそのまま足関。ヒールホールドで桜木の足を破壊し、一本勝ちをおさめた。
第6試合 契約体重無し 5分2R ○クリスチアーノ上西(ブラジル/AXIS柔術アカデミー・NOGUCHI MMA TEAM) ×戦闘竜(アメリカ/ファイテイングドラゴン) 1R 4'00" KO (左ハイキック)
戦闘竜が相撲の張り手を思わせる勢いのある右フックを放つと、場内はどよめく。だが上西はローとハイでプレッシャーをかけると、突然飛び膝を放ちクリーンヒット。さらにひるんだ戦闘竜に左ハイを当て、見事KO勝ちをおさめた。
第5試合 73kg契約 5分2R ○小見川道大(吉田道場) ×松下直揮(MB3z) 2R 1'17" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)
小見川が打撃でプレッシャーをかけ、1R終盤からパンチを当て主導権。直揮もパンチを返すが、小見川の勢いは止められず。2Rには背後から組み付いて倒すとすぐさまバックに。そのままパウンドを連打し完勝した。
第4試合 76kg契約 5分2R ○岩瀬茂俊(T-BLOOD) ×中台 戦(PRB) 1R 3'25" チョークスリーパー
第3試合 73kg契約 5分2R ×上小園琢大(木口道場レスリング教室) ○菊野克紀(A-SQUARE) 判定0-2 (木村=菊野/野口=ドロー/梅木=菊野)
第2試合 85kg契約 5分2R ×キム・デウォン(韓国/CMA KOREA) ○ジョー・ドークセン(カナダ/モンテ・コックス・エクストリームチーム) 1R 3'35" 三角絞め
UFC参戦経験もあるドークセンが、寝技でデウォンで圧倒。開始すぐからバックを取り、逃げられるも下から蹴り上げで攻撃。スタンドに戻るとテイクダウンに失敗するが、すぐさま下から三角を極めた。
第1試合 無差別級 5分2R ×フジヤマ(フリー) ○川口雄介(BLUE DOG GYM) 判定0-2 (大城=川口/梅木=ドロー/野口=川口)
◆フューチャーファイト
第3試合 76kg契約 5分2R △渡辺良知(AACC) △ヤン・ギョンイル(韓国/CMA KOREA) 時間切れ
第2試合 65kg契約 5分2R ○宮下トモヤ(パワーオブドリーム) ×三上智司(マルワ格闘技) 1R 1'00" フロントチョークスリーパー
第1試合 82kg契約 5分2R ○増淵 博(AACC) ×ハン・ドンホ(韓国/CMA KOREA) 1R 3'51" 腕ひしぎ十字固め
Last Update : 04/14 12:13
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