(レポ&写真) [MAキック] 1.12 後楽園:小宮100万獲得。佑機が西山下す
マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟 "士道館新春正月興行 BREAKDOWN-1" 2007年1月12日(金) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
※大会の模様はGAORAにて2月9日(金)24:00〜深夜1:45ほかOA
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◆ LIGHTNING TOURNAMENT '07(62kg契約・賞金100万円争奪4人トーナメント)
第6試合 準決勝戦 肘無し ショーダウンマッチ1(3分3R+延長1R) ○小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETライト級1位) ×KAWASAKI(リアルディール/R.I.S.E. FtC TOURNAMENT '06 準優勝) 判定3-0 (和田30-29/高木30-28/少30-29)
1R、小宮が首相撲からの膝蹴りを中心に、右ストレートと右ローも随所で当て主導権。KAWASAKIは自分の距離が持ち込めず苦戦する。2R以降はKAWASAKIも膝蹴りを返すが、小宮も組み付くことが多く、膠着気味に。小宮は無意識のうちに1日2試合戦うことを考えていたといい、本人も「楽しくなかった」という手堅いファイトで決勝に駒を進めた。
第7試合 準決勝戦 肘無し ショーダウンマッチ1 ×西山誠人(アクティブJ/WFCA世界ライト級王者) ○山本佑機(士道館橋本道場/MA日本ライト級2位) 判定0-3 (和田25-30/高木25-30/少26-30) ※1R左フックで西山に2ダウン
「みんな俺が勝つと思ってないだろうけど、勝ってトーナメントを面白くします」。前日計量でそう話していた佑機が見事有言実行を果たした。 開始すぐ、ローで先手を取ると、打ち合いで左フックをヒット。西山の腰がガクンと落ちダウンとなる。以降も随所で左フックを当て主導権。終盤にも左フックでダウンを奪い、KO寸前まで追い込む。 西山も膝蹴りやハイキックを当てて粘るが、なかなか攻勢には持ち込めない。以降も佑機の強烈なパンチを浴び続け、3R最後はフラフラの状態。KO勝ちこそ逃したが、佑機が金星をもぎ取った。
第12試合 メインイベント 決勝戦 ショーダウンマッチ1 ×山本佑機(士道館橋本道場/MA日本ライト級2位) ○小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETライト級1位) 判定0-3 (少28-30/高木28-30/和田28-30) ※小宮が優勝。賞金100万円を獲得
決勝は05年8月のJ-NET大森大会のメインの再戦。好勝負の末、延長僅差で小宮が勝利している。2人はこの試合をきっかけに意気投合。プライベートでも交流するようになった。 試合後の共同インタビューも並んで受けるほどの仲の良さだが、馴れ合いの試合に決してならないのが良いところ。互いにストレート、ジャブ、ロー等を使い分けつつ、ガンガン手数を出す。1R中盤には左のパンチで互いにぐらつかる等、一進一退の攻防で場内を湧かせる。リング上で1年半の成長を確かめ合う2人。苦しみの中にこそ、2人の楽しみがある。 残念ながら佑機は練習で痛めた左膝を、準決勝の西山のローで悪化。「攻撃のタイミングがずれるようになった」といい、2R以降は防戦に。小宮の右ストレートで佑機の顔がのけぞる場面が増える。3Rには小宮が右肘で佑機の前頭部をカット。終盤は多彩な攻めで圧倒した。
所属ジムだけでなく出稽古先も多い小宮。J-NETのOBの増田博正や格闘クリニックの二重作拓也ドクターらに感謝の言葉を述べ、「自分一人の力では勝てなかった」と話す。賞金100万円の使い道については「みんなでワイワイしたい」と話した。 もちろん今回の優勝で満足はしない。「今年は世界を狙っていきたい」「3月(のJ-NET)でタイトルマッチを組んでもらいたい」と話し、早くも次の試合を見据えていた。 主催のMA&士道館のトーナメントで優勝を逃した佑機だが、木村を下した西山から金星を奪い、試合内容でも魅せ、十分役目は果たしたといえよう。双子の兄・壮泰も4月に復帰予定。今年はスーパーツインズ旋風がキック界全体に吹き荒れそうな予感だ。
第10試合 MA日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R ○駿太(谷山ジム/王者) ×田中秀和(士道館橋本道場/1位) 2R 1'08" KO (右ストレート) ※駿太が2度目の防衛
序盤戦は互いに静かな攻め。2Rも同様だったが、田中が前蹴りと右フックを続けて当て、ペースを握りかけたかにも見えた。ところが田中がもう一発右フックを狙うと、駿太は待ってましたとばかりカウンターの右ストレートをクリーンヒット。ダウンした田中は立ち上がりはしたものの、大量の鼻血を吹き出しており、レフェリーがKOを宣告した。
第11試合 スペシャルワンマッチ 空手ルール 3分1R(延長2分1R) ×吉川・ラファエル・高男(ブラジル/拳真館/'06 FSA拳真館オールジャパン空手トーナメント中級ヘビー級(70kg超級)準優勝) ○横山 剛(士道館横山道場/士道館第25・26回全日本選手権優勝・正道会館第5回ウェイト制軽量級優勝) 1R 2'54" 一本 (膝蹴り連打)
第9試合 ウェルター級 ショーダウンマッチ1 ×吉川英明(チームドラゴン/J-NET 9位) ○笹谷 淳(士道館橋本道場/MA日本 2位) 判定0-3 (高木28-30/大澤27-30/松田28-30)
第8試合 60kg契約 ショーダウンマッチ1 ×KING(土浦ジム/MA日本ライト級7位) ○ローリス・オードウィー(フランス/カリビアン士道館/WKN '05世界王者) 判定0-3 (秋谷26-29/松田26-30/和田26-30)
第5試合 ヘビー級 2分3R ×杉村タンク(KAKUMEI契明ジム) ○狂太郎レンジャー(チームドラゴン/J-NET 4位) 2R 1'42" KO (パンチ)
第4試合 バンタム級 2分3R ○荻野隆一(チームドラゴン/J-NETWORK 5位) ×朝増初音[ちょうそう・はつね](習志野ジム) 判定3-0 (30-29/30-29/30-29)
第3試合 バンタム級 2分3R ×佑哉[ゆうや](ワイルドシーサー群馬) ○しゅん(士道館HIMI-GYM) 判定0-3 (28-30/28-30/29-30)
第2試合 スーパーライト級 2分3R ○HAMABE(マスターズピット) ×矢永大知(士道館ひばりが丘道場) 3R 0'57" KO (パンチ)
第1試合 65.5kg契約 2分3R ○GORI(菅原道場) ×モハン・ドラゴン(ネパール/士道館士魂村上塾) 判定2-0 (30-29/30-30/30-28)
Last Update : 01/19 16:59
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