(レポ&写真) [スマック] 11.29 後楽園:藤井秒殺勝利。大室、吉田下す
キルゴア / スマックガール実行委員会 "SMACKGIRL 2006 〜極女伝説〜" 2006年11月29日(水) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第9試合 特別ルール 54kg契約 5分2R ○藤井 惠(AACC) ×セリン・マーレイ(オーストラリア/ヘンカイ・ファイティングアーツ) 1R 0'20" アンクルホールド ※特別ルールはグラウンド制限時間なし&パウンドあり
開始すぐ、マーレイのパンチを見切った藤井は、低空タックルで足を捕まえると、そのままアンクルホールドへ。マーレイは回転して逃げようとするも完全に足を破壊され、最後はタップするしかなかった。 藤井はパウンドありのルールに合わせた別の動きを考えていたというが、それを出す前に別のパターンで勝利。とはいえハイスピードで一瞬の隙も逃さない華麗な動きは、ルールの話題を吹き飛ばすほどの強烈なインパクトだった。来年の藤井はひとまず5月のアブダビコンバット優勝を目指すという。
第8試合 特別ルール フライ級 5分2R ○大室奈緒子(和術慧舟會東京本部) ×吉田正子(フリー) 判定3-0 (梅木=大室/山崎=大室/川村=大室)
1Rはスタンド中心の展開。大室がサウスポーの構えから蹴りを主体に攻めれば、吉田はリーチ差を活かし、ストレートを当てる。ラウンド終盤、吉田の右フックに合わせて大室がタックルでテイクダウンに成功。大室が上からパウンドを一発落とすが、うまくは当たらずそのまま終了する。 2Rは特別ルールが活きる展開に。大室は1R同様タックルで上になると、吉田お得意の下からの腕十字を外す。いったん立ち上がって足を蹴り、それからハーフへ。パスガードを狙うとそのままバックを取ることに成功する。
自軍コーナー近くの大室にとっては優位な状況。大室はパウンドを打ちながら、「オーイ!オーイ!」と掛け声。試合後この場面について「プチッと(スイッチが)入っちゃう性格かもしれませんね」と振り返っており、わりとこのルールが性に合うようだ。 以降も数度吉田が下から腕を狙う場面もあったが、しっかり防御しパウンドで攻勢をキープ。特別ルールとはいえ、前回引き分けた相手に勝利した大室は、しなしさとこの持つスマックのフライ級王座への挑戦を改めて希望した。
第7試合 フライ級 5分2R ×瀧本美咲(禅道会) ○リサ・ワード(アメリカ/ユナイテッド・ファイトチーム) 2R 3'22" アームロック
ワードがフライ級では反則とも思えるほどのパワーで瀧本を圧倒。リーチ差も活かし、スタンドではミドルや膝蹴りで攻勢を維持し、1R序盤にはギロチンでチャンスを作る。2Rには減量と時差の影響か、やや疲れを見せたが、瀧本は攻略しきれず。最後はやや強引にワードがアームロックでグラウンドに持ち込み、きっちり一本を奪った。
第6試合 ミドル級 5分2R ○端 貴代(和術慧舟會東京本部) ×森藤美樹(T-BLOOD) 判定3-0 (和田=端/川村=端/芹沢=端)
グラップリングクイーントーナメント無差別級覇者・端の寝技を警戒してか、森藤はスタンド勝負を望むが、端が右ローを軸に主導権。パンチ戦でもヒット数で上回り勝利した。
※第5試合の後、目の怪我のため引退したberry15の引退セレモニーが行われた。
第5試合 53kg契約 5分2R ×市井 舞(伊藤道場) ○藤野恵実(和術慧舟會GODS) 判定0-3 (和田=藤野/山崎=藤野/川村=藤野)
第4試合 スーパーギャルズミックス杯 無差別級トーナメント 一回戦 5分2R ○唯我(演劇集団純情維震軍) ×美花(和術慧舟會RANGER品川GYM) 2R 4'02" KO (3ダウン:パンチ連打)
第3試合 スーパーギャルズミックス杯 無差別級トーナメント 一回戦 5分2R ×村上リエ(DRAGON GYM) ○HIROKO(巴組) 判定0-3 (山崎=HIROKO/梅木=HIROKO/和田=HIROKO)
第2試合 54kg契約 5分2R ○高林恭子(ALIVE) ×YOKO(コブラ会) 判定3-0 (山崎=高林/和田=高林/芹澤=高林)
第1試合 フライ級 5分2R ○玉田育子(AACC) ×関友紀子(巴組) 判定3-0 (山崎=玉田/和田=玉田/梅木=玉田)
※第1試合の前には、藤井惠の提案により、補助犬に関する募金の呼びかけが行われた。
フレッシュファイト 3分2R ×高瀬紗弥華(禅道会) ○齋藤安奈(巴組) 判定0-3
Last Update : 12/01 21:59
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