(レポ&写真) [心] 8.15 後楽園:加藤&金原、ロシア打撃選手から一本
PUREBRED "エンセン井上プロデュース プロフェッショナル総合格闘技イベント『心』 〜Kill or be Killed〜" 2006年8月15日(火) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板・プロ総合スレッド】
※グラウンド状態の相手の頭部への蹴りは有効。判定はマストシステム。
第8試合 メインイベント 72kg契約 5分2R ○加藤鉄史(TRENCH TECH) ×アレクセイ・マリギン(ロシア/タイガーズ・デン) 1R 3'53" タップアウト (チョークスリーパーホールド)
久々の日本での試合となった加藤が、素早い右ストレートで序盤から主導権。組み付いて倒すとあっさりとマウントを奪い、マリギンの肩に肘を突き落とす(頭部への肘は反則)。最後はパウンドを連打した後、背中を見せたマリギンをチョークで仕留めた。
第7試合 セミファイナル 86kg契約 5分2R ○金原弘光(UKR) ×アブドルザコフ・ルスラン(ロシア/タイガーズ・デン) 1R 2'02" タップアウト (ヒールホールド)
ルスランは総合12戦10勝、ボクシング30戦27勝3敗、キック11戦8勝のストライカー。ローと左フックは鋭いが、金原のタックルであっさりと寝かされてしまう。そこから先は何もできないのはメインのマリギンと一緒。金原はサイドから腕十字を狙い、最後はヒールホールドを極め完勝した。 だが倒した時に、新調した金原のスパッツがルスランに引っ張られ、尻の部分が破れてしまうアクシデント。客席からは笑いが起き、勝利より強い印象を残してしまった。
第6試合 特別ルール(寝技制限時間1分30秒) 70kg契約 5分2R ×ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/モンゴル・ファイティング協会) ○ISE(PUREBRED大宮) 判定0-3 (豊永=ISE/平=ISE/梅木=ISE)
ISEがサバ折りや払い腰等でたびたびテイクダウンに成功。腕十字やマウントパンチでたびたびチャンスを作る。2Rにはナラントンガラグのパンチを浴び苦しい場面もあったが、最後もバックを取りナラントンガラグを追い詰めた。 マイクを持ったISEは大挙詰めかけた応援団に向け「1年半ぶりに試合に出られました。応援ありがとうございます。これからビシバシ頑張ります」とアピールした。
第5試合 76kg契約 5分2R ○ジョージ・ソトス(オーストラリア/PUREBRED大宮) ×岩瀬茂俊(T-BLOOD) 判定3-0 (豊永=ソトス/和田=ソトス/梅木=ソトス)
1R、岩瀬は下になる時間が長かったが、大きなチャンスを与えず。だが2R、マチャド柔術黒帯指導員のソトスにバックマウントやバックを取られる等、グラウンドで主導権を握られ続ける。セコンドの川尻、石田、桜井隆多のアドバイスもむなしく判定負けを喫した。
第4試合 80kg契約 5分2R ○吉田善行(東京イエローマンズ) ×サッポ(ブラジル/ブルドッグチーム) 1R 終了時 TKO (タオル投入)
開始早々素早い右ハイを放ち、観客の度肝を抜いたサッポだが、ハーフで上になって攻めあぐねると、あっさりと失速。右フックで吉田をスリップ気味に倒した後も攻め手に欠き、スタンドに戻されるとタックルを潰されマットを背に。吉田はチャンスを逃さずマウントパンチの連打でラウンド終了まで攻め、サッポの心を折った。
第3試合 63kg契約 5分2R ○ザック・ラパダス(アメリカ/PUREBRED SPIKE22) ×小塚誠司(格闘技サークルOZ) 判定3-0 (豊永=ラバダス/和田=ラバダス/平=ラバダス)
ラバダスが両ラウンドともバックマウントでチャンスを作り圧勝。だが小塚も下からの腕十字で一瞬チャンスをつかみかける場面もあった。
第2試合 95kg契約 5分2R ×土佐 健(フリー) ○ドルジェレム・ムンクンバイヤサガラン(モンゴル/モンゴル・ファイティング協会) 1R 1'58" TKO (レフェリーストップ:右フック)
土佐は平成8年国体レスリング優勝経験者の篠原健一郎。対するドルジュレムは柔道とサンボの世界大会で実績を残している選手。組技系と思いきや、いきなり右ローとパンチ連打で主導権。ギロチンは防がれるが、膠着ブレイクの後、強烈な右フック一発で土佐を葬った。
第1試合 60kg契約 5分2R ○矢作尚紀(PUREBRED大宮) ×竹沢弘晃(RJW G2) 判定3-0 (豊永=矢作/和田=矢作/梅木=矢作)
2Rに矢作が左フックで竹沢をダウンさせ、上からパウンドで攻勢。1Rもパウンドで主導権を維持し、終始危なげなかった。
Last Update : 08/16 10:28
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