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(レポ) [DEMOLITION] 7.30 新木場:浅野、J太郎に判定勝ち

GCMコミュニケーション "DEMOLITION 060730"
2006年7月30日(日) 東京・新木場1st RING

  レポート:本庄功志  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】



第8試合 65kg契約 5分2R
○浅野倫久(KILLER BEE)
×滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)
判定3-0 (礒野=浅野/芹澤=浅野/池田=浅野)

※滝田に2R ローキックで1ダウン

 PRIDEのオープニングで流れる「ダンダンダダン」という音からJ太郎劇場の幕が上がる。まずふんどし姿の「Jボーイズ」二人が登場し、音楽のリズムに乗りながら相手の胸や頬の叩き合い。Jボーイズの一人が「今からKAT-TUNの亀梨君が登場します!」と言うと、そのもう一人がKAT-TUNのデビュー曲を熱唱。すると、またもやふんどし姿で体に筋肉マンのような落書きを書かれた男、カレーを食べながら出てくる男、はたまたマスクマンが出てくるなどJボーイズ総出演といったところか。最後に高田本部長ばりに「男の中の男・・・出てこいや!」というと主役のJ太郎が颯爽と登場。リングインするや「ジェイィィーッ!」と絶叫し、かなり気合は入っているようだ。

 入場での会場の反応はイマイチだったが、それは試合で挽回したいところ。しかし、浅野のスタンド打撃にいいようにやられてしまうことに。浅野の同門KIDを彷彿とさせる打撃は、鋭く強烈。試合中ノーガードで相手を挑発する場面もあり、余裕を感じさせる。
 2Rに入ると浅野の左ローでJ太郎は明らかに効いている素振りを見せるが、根性を見せ倒れずパンチを返していく。浅野はスタンドで圧倒していながらも、自らタックルに行きテイクダウンを奪う。グラウンドで決めたかったか、グラウンド技術を試したかったのか。しかしこれが仇となる。
 J太郎が下から三角絞め、オモプラッタと繰り出しキャッチしそうな場面が見られ会場は大いに沸く。一瞬ヒヤリとした浅野だが、逃れるとスタンドから効いている足に蹴りを入れて、ダウンを奪うことに成功。なんとか立ち上がるJ太郎だが、試合は終了。打撃で圧倒した浅野が判定勝ちをおさめた。

◆ J太郎マイク「今回の試合で引退しようと思っていましたが、これじゃできません。あと1、2試合は挟もうかなと。ではみなさん、一緒にお願いします!1、2、3、J!!」


第7試合 83kg契約 5分2R
△瀬戸哲男(極真会館)
△佐藤豪則(フリー)
判定1-0 (礒野=ドロー/芹澤=瀬戸/池田=ドロー)

※佐藤に2R 右ストレートで1ダウン

 1Rは瀬戸がパンチと右ローを組み合わせて攻め、打撃戦をリードする。極真空手の選手だけあり、パンチ・蹴りは鋭く強烈だ。一方佐藤はパンチをもらうも舌を出し「効いてないよ」と言わんばかりの余裕のアピール。
 2Rに入ると佐藤が手数で瀬戸に差をつけはじめる。瀬戸は若干スタミナ切れか、攻撃が単発になり逆にパンチをもらう場面も。しかし中盤頃に右ストレートでダウンを奪うことに成功。ただKOするまでには至らず判定に。一者瀬戸につけたが、試合は引き分けという結果に終わった。


第6試合 70kg契約 5分2R
○平山貴一(和術慧舟會RJW)
×松尾大士(チーム・ナックルズ)
2R 3'05" TKO (タオル投入:膝蹴りの連打)


 平山はEvery Little Thingのアップテンポな曲で入場し、セコンドには同門の岡見勇信が付く。対する松尾は今回デビュー戦。レスリング出身ということで、高速タックルが見られるかどうかに注目が集まる。
 しかし試合は意外にも松尾がそのゴツゴツした体で、荒削りながらも強力なパンチを振り回す展開。組んでもコーナーに押し込みボディを連打。力で平山を圧倒する。
 しかし2Rに入ると状況は一変。開始早々平山がダッシュし、飛びヒザが顔面にヒットする。ラッシュで仕留めきれなかったが、身長差を活かし、組んでからのヒザをおもしろいように顔面にヒット。本能的にタックル来た松尾をコーナーに押し込むと、松尾はリングに立てヒザをつくような状態に。こうなったらもう顔面にヒザをロックオン。えげつないヒザの連打でたまらずセコンドがタオルを投げ、試合をストップした。


第5試合 70kg契約 5分2R
×中条 実(和術慧舟會東京本部)
○昇侍(チームKIBA)
1R 2'22" KO


 1R前半は膠着気味な展開だったが、昇侍がテイクダウンを奪うと試合は一変。すぐにマウントを奪取し一気にパウンドの嵐。相手が失神しレフェリーが試合を止めた。
 会場では「レフェリーストップ」とアナウンスされたが、 審判団が協議の結果、テイクダウンがバスターとなっており、中条がKOされていたことが判明し、公式結果が変更された。
 実際、中条はパウンド1〜2発で大の字ような格好になり、気を失っているようだった。しかし試合はすぐに止まらず、その結果5発以上はもらっていただろう。選手の安全上、1〜2発の時点で選手の異変に気付いてほしかった。


第4試合 70kg契約 5分2R
×米澤迅三朗(グレイシーバッハ東京)
○荒牧 拓(P's LAB東京)
2R 2'53" 腕ひしぎ三角固め


 米澤がテイクダウンに成功するが、荒牧が下から足を相手の肩口までじわじわ上げていき、プレッシャーをかける。
 2Rに入り荒牧がサバ折りからテイクダウンを奪うも、足関節を取るのに失敗し上になられてしまう。しかしすぐに三角絞めをキャッチ。相手に強烈なパワーボムをやられる場面もあったが、冷静に足のフックを締め直しタップを奪った。


第3試合 76kg契約 5分2R
○小知和晋(和術慧舟會東京本部)
×北崎 鎮(禅道会)
1R 1'38" KO (左フック)


 序盤から両者パンチの打ち合いを展開。小知和のパンチが的確に相手の顔面をとらえ、左フックがクリーンヒットすると北崎がダウンし、試合はストップされた。


第2試合 72kg契約 5分2R
×宮本直樹(和術慧舟會A-3)
○田口公一(PUREBRED大宮)
1R 0'37" KO (右ストレート)


 1R開始早々に田口の右ストレートがヒット。相手が尻餅をつくようにダウンしレフェリーからカウントが告げられる。なんとか立つも足元がおぼつかなかった為試合はストップされた。


第1試合 64kg契約 5分2R
○西村広和(和術慧舟會A-3)
×桑原宏幸(TWIST)
1R 3'39" 腕ひしぎ十字固め


 西村がグラウンドで常に有利なポジションをキープ。相手をがぶった状態から頭部にヒザをぶつけていくと、サイドに回りアームロック、極められないと見るや腕十字に素早く移行。ガッチリと極め、パンチ一つ受けず無傷で勝利を収めた。

Last Update : 07/31 18:25

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