(レポ&写真) [D.O.G] 9.17 ディファ:日仏対抗戦は日本勢が全勝
GCMコミュニケーション "D.O.G -DEMOLITION of Octagon Gear-" (第3回大会) 2005年9月17日(土) 東京・ディファ有明
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第9試合 83kg契約 5分3R ○岡見勇信(和術慧舟會東京本部) ×ダミアン・リチオ(フランス/チーム・フランス) 2R 2'24" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)
1Rはリチオが右のストレートとロー、岡見が左ミドルを中心とした打ち合い。岡見はムエタイの名門・ウィラサクレック・フェアテックスジムに出稽古しているといい、その成果が見て取れる。 1Rは様子見だった岡見だが、2Rから勝負に出る。軽い打ち合いの後、組み潰してテイクダウンに成功。じっくりとパスガードを狙い、最後はバックマウントからパンチを連打しレフェリーストップ勝ちをおさめた。リチオは効いていないと抗議していたが、1分近く打たれ続けており、ストップもやむなしだろう。
マイクを持った岡見は「前回不完全燃焼だったけど、今日は2試合分の力を出せました。デカい舞台で戦って、応援してもえるよう頑張ります」とアピール。バックステージでも「今、バイトをしていないので一日中練習ができる。今回は一番練習量が多く、調子が良かった」「来年HERO'Sで自分の階級ができるみたいなので、これから負けられない」「武士道で自分の階級が盛り上がっているので負けたくない」と闘志をみなぎらせていた。今、ファイターとして一番波に乗っている時期と思われる岡見。彼がこれからのチャンスをつかみ取れるかに注目したい。
第8試合 77kg契約 5分3R ○門馬秀貴(和術慧舟會A-3) ×ジェス・“ジョーカー”・リアウディン(フランス/チーム・フランス) 1R 2'14" タップアウト (腕ひしぎ十字固め)
門馬は左フックをふりながら組み付くと、サバ折りでテイクダウン。ハーフからアームロックを狙いながらパスガードに成功すると、上四方に回って腕十字。前回同様金網を乗り越えて場外を走って喜びを表現した。
第7試合 無差別級契約 5分2R ○アラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム) ×橋本友彦(DDTプロレス) 1R 0'27" TKO (レフェリーストップ:右フックの後のグラウンドパンチ連打)
金網の中を回る橋本をカラエフは詰めると、右フック一発でKO。さらに上からパンチを落としたところでレフェリーが試合を止めた。第1試合のアスラン、K-1で活躍するルスランといい、マルプロ勢の一撃の破壊力は驚異的だ。
第6試合 95kg契約 5分2R △浜中和宏(猪木事務所) △内藤征弥(和術慧舟會A-3) 判定0-0 (松本=ドロー/梅木=ドロー/磯野=ドロー)
久々の日本での試合となる浜中のセコンドには、藤田、LYOTO、高阪と豪華な顔ぶれ。浜中は何度もテイクダウンを奪うも、内藤の三角を警戒してか、時々鉄槌を落とす程度で目立った攻撃は無し。スタンドに戻ると内藤の重い右ミドルや膝を何発ももらってしまう。大きなダメージは無いものの、増量の影響もあってか、終盤はスタミナ切れ。らしさを発揮できないまま終了のゴングを聞いた。
第5試合 70kg契約 5分3R ○光岡映二(和術慧舟會RJW) ×サミー・スチアボ(フランス/チーム・フランス) 1R 2'12" タップアウト (チョークスリーパー)
光岡がスタンドの差し合いを制して上に。スチアボの三角を叩きつぶすと、アリ猪木からパウンド。最後はバックを取ってチョークを極め快勝した。
第4試合 65kg契約 5分3R ○中原太陽(和術慧舟會GODS) ×フレッド・フェルナンデス(フランス/チーム・フランス) 1R 2'09" タップアウト (腕ひしぎ十字固め)
開始早々、上になった中原は、あっさりパスしてマウントになると、腕十字を極め完勝した。
第3試合 56kg契約 5分2R ○廣野剛康(和術慧舟會GODS) ×オリバー・マリアーノ(フランス/チーム・フランス) 1R 3'10" タップアウト (腕ひしぎ十字固め)
開始早々、胴タックルで上になったのは廣野。いったんスタンドに戻されたが、すぐに組み付いてまた倒すと、あっさりとマウントに。腕十字を極め、久々の白星をもぎ取った。
第2試合 77kg契約 5分2R ○中村K太郎(和術慧舟會東京本部) ×モハメド・カチャ(フランス/チーム・フランス) 1R 3'34" タップアウト (チョークスリーパー)
カチャの振り回すパンチに苦しめられたK太郎だったが、中盤にバックを取ると、パウンドの連打で目尻の出血を誘い、最後はスリーパー。星野の代役としての仕事をきっちりと果たした。
第1試合 95kg契約 5分3R ×佐藤光芳(GRABAKA) ○デゼボエフ・アスラン(ロシア/マルプロジム) 1R 0'13" KO (右ストレート)
開始しばらく距離を取っていた両者だが、佐藤が組み付こうとしたところに、アスランの右ストレートがクリーンヒット。佐藤は大の字に倒れた。
Last Update : 09/24 13:11
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