(レポ&写真) [NJKF] 7.14 後楽園:川津、NKBフライ級王者に
NJKF "DREAM RUSH 5" 2002年7月14日(日)後楽園ホール レポート&写真:井原芳徳
ダブルメインイベント第2試合 NKB統一ランキング決勝戦 フライ級 ○川津真一(町田金子/NJKFフライ級1位) ×唐沢たくみ(八王子FSG/K-Uフライ級1位) 2R 3'05" KO (肘打ち) (試合時間終了後もカウントが数えられ、唐沢が立ち上がれないとレフェリーが確認し、試合を止めたのが3分5秒のため、上記のタイムとなっている)。 ※川津がNKBフライ級初代王者に
「1R固くなりすぎて思うように動かなかった」という川津に対し、唐沢が左右のキックとパンチで手数多く攻める。だが、2Rになると川津がペースをつかみ始め、膝主体の攻撃で唐沢を苦しめる。そして膝、パンチでラッシュをかけ、最後は2R終了数秒前に右肘で唐沢をマットに沈めた。 当日夜中2時までストーブを炊き、9時まで走って減量していたという川津は、後楽園ホールに着いたときも「今日試合できんのかなあ」と不安に思っていたという。だが好きな言葉だという「真実はひとつ」を胸に、念願のベルト奪取。押川童子丸との対戦を希望し、さらには1階級上のバンタムのベルトも奪うことを宣言した。
ダブルメインイベント第1試合 タイ・日本国際戦 68kg契約 ×オーローノー・ポームアンウボン(タイ/ルンピニ―Sウェルター級3位,ラジャダムナンSウェルター級9位) ○小次郎(ウィラサクレック/WMC世界ウェルター級王者) 判定2-0 (48-50,49-49,49-50)
1R終盤にオーローノーが左肘で小次郎の額をカット。だが小次郎は2Rから右ローを効かせペースを握り、3Rには左右のパンチを当て、右ローを効かし、組み倒すという攻撃を繰り返すなど、オーローノーを翻弄する。5Rには首を振ってオーローノーを挑発してみせるなど余裕を見せ、僅差ながらも判定勝ちをおさめた。試合後の小次郎は「色々言いたいことはありますけど、みなさん本当にありがとうございました!」と叫び、涙を流していた。
第9試合 NKB統一ランキング2位決定戦 バンタム級 ○藤原国祟(拳之会/NJKFバンタム級6位) ×弘中史樹(ウィラサクレック/NJKFバンタム級5位) 5R 1'26" KO
互いに左ロー主体の試合となったが、4R終盤に藤原がハイでダウンを奪い、5Rにローで弘中をノックアウトし、激戦を制した。
第8試合 タイ・日本国際戦 72kg契約 △エークウボン・キャットムアンカラン(タイ/タイ国ミドル級) △HIROSHI(サシプラパージャパン/NJKFミドル級1位) 判定0-0 (49-49,50-50,50-50)
3RにHIROSHIがエークウボンの額をカットすることに成功したが、後半失速しドロー。
第7試合 NKB統一ランキング4位決定戦 バンタム級 ○新美友恒(大和/NJKFバンタム級2位) ×増倉敦士(一心館/NJKFバンタム級7位) 5R 1'01" KO
新美が4Rまでペースを維持し続け、5Rに左ローを効かせノックアウト勝ち。
第6試合 NKB統一ランキング戦 フェザー級
×外山繁幸(上州松井/NJKFフェザー級5位)
○難波博志(截空道/K-Uフェザー級5位)
1R 1'46" KO (3ノックダウン)
難波が1分過ぎに右ハイを外山のアゴに命中させダウンを奪うと、引き続き右ハイ、さらに最後はパンチ連打で計3度のダウンを奪い完勝した。
第5試合 フェザー級 5回戦
△岩井伸洋(小国/NJKFフェザー級6位)
△立嶋篤史(ASSI-P/NJKFフェザー級8位)
判定1-0 (50-50,50-49,50-50)
岩井が左ストレートを当てるなどペースを維持し続けたが、決定打に欠きドロー。
第4試合 K-U・NJKF交流戦 5回戦
○高橋拓也(拳之会/NJKFフライ級9位)
×山上雅智(八王子FSG/K-Uフライ級)
3R 0'28" KO
各所属団体の昨年度新人王同士の対決。高橋が2R終盤にパンチの連打でダウンを奪い、さらに3R開始早々にパンチで山上をノックアウトした。
第3試合 ライト級3回戦
×堀口 聡(町田金子/NJKFライト級)
○佐々木靖卓(小国/NJKFライト級)
判定0-3 (28-30,28-30,29-30)
第2試合 フェザー級3回戦
○安田和伸(岩瀬/NJKFフェザー級)
×小 猿(健心塾/NJKFフェザー級)
判定3-0 (30-28,30-27,30-27)
第1試合 フェザー級3回戦
×伊藤洋介(上州松井/NJKFフェザー級)
○忍 竜(小国/NJKFフェザー級)
判定0-3 (27-30,27-30,27-30)
Last Update : 08/17
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