(レポ&写真) [DEEP] 12.18 有明:隆多王座奪取。十段足関炸裂
DEEP事務局 "Kohno Yujiro Group Presents DEEP 17th IMPACT" 2004年12月18日(土) 東京・ディファ有明 観衆:1644人
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第12試合 DEEPミドル級(82kg)タイトルマッチ 5分3R ×上山龍紀(U-FILE CAMP.com/王者) ○桜井隆多(R-GYM/挑戦者) 1R 2'40" TKO (レフェリーストップ:バックからのパンチ) ※桜井が第2代王者に
上山がタックルでテイクダウンを試みるが、パワーで勝る隆多はこれを2度切り、主導権を握る。ブレイクの後、隆多はパンチで突進し、右フック一撃。これをまともにもらった上山の後ろからおおいかぶさりパンチを連打したところでレフェリーは試合を止めた。上山は納得いかない様子だったが、右目の周りが腫れ上がっており、ストップは当然の状況。勝った隆多を祝福する応援団が大量にリングになだれこみ、一時は騒然となった。隆多は一度負けているPRIDE武士道への再上陸と、修斗のベルトの奪取を今後の目標に掲げた。
第11試合 67kg契約 5分3R ○今成正和(チームROKEN) ×レナート・タバレス(アメリカ/アメリカン・トップチーム) 2R 2'36" ヒールホールド
開始すぐタバレスはテイクダウンに成功すると、太い腕で今成のボディにパンチを落としたあと、パスガード、マウントと一気に優位なポジションに持ち込み、肩固めへ。極まりが浅いとみるや、いったんマウントに戻し、再び肩固めを試み、落ち着いた試合運びを見せる。 しかし今成もタバレスが一瞬サイドとなった隙を突き、脱出に成功。立ち上がってアリ猪木状態の攻防となっても、今成が踏みつけを狙い、タバレスも下から顔を蹴り上げ、両者とも動きが止まらない。ラウンド最後は足の取り合いで今成が極めかけるが、脱出され時間切れ。序盤不利だった今成が、終盤巻き返すいい流れに。 2Rもいきなり下になってしまった今成だが、今度は三角絞め→オモプラッタでリバーサルに成功。そして中盤、猪木アリ状態で寝転んで、滑り込むようにヒールホールドを極め、見事逆転勝利をおさめた。
第2試合 フューチャーキングトーナメント-76kg級決勝 5分2R ×ジョン・パチスタ・吉村(HARD COMBAT) ○帯谷信弘(フリー) 1R 4'50" TKO (レフェリーストップ:左フック) ※帯谷が優勝 ※ストップ後の攻撃で帯谷にイエローカード
決勝は第2試合にはもったいないぐらいの好カードに。序盤下になる場面の続いた帯谷だが、中盤テイクダウンに成功すると、一瞬マウントに。だがバチスタは脱出するとスタンドに戻し、帯谷をコーナーに押し込む。すると帯谷はバチスタの顔に膝を命中。バチスタがひるんだ隙に帯谷が再び突進すると、組み付き際に左フックを当て、見事バチスタをノックアウトした。闘志の余った帯谷はレフェリーの制止をふりきり殴り続け、試合後は両陣営がリングになだれこむ騒ぎとなったのは残念だが、試合自体は技術も内容も伴った好勝負だった。 なお、同級にエントリーした元新日本キックのランカー・庵谷鷹志(NATIVE SPIRITS)は、1回戦で1R KO勝ちし、準決勝でバチスタに1Rフロントチョークで敗れた。パチスタは一回戦不戦勝。帯谷は一回戦1R腕十字、準決勝1R KO勝利で勝ち進んでいた。
第10試合 95kg契約 5分3R ○大場貴弘(フリー) ×篠原健一郎(荒武者総合格闘術) 1R 1'58" TKO (レフェリーストップ:ハーフからのパンチ)
第9試合 97kg契約 5分3R ○入江秀忠(キングダム・エルガイツ) ×神王(韓国/CMA KOREA 金道場) 3R 3'31" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)
第8試合 契約体重なし 5分2R ○石井 淳(超人クラブ) ×倉島信行(無我) 2R 0'30" KO (スタンドパンチ連打)
第7試合 87kg契約 5分2R △藤沼弘秀(荒武者総合格闘術) △羅王(猪武者) 判定0-1
第6試合 76kg契約 5分2R ○長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA) ×宮本優太朗(ビバリーヒルズ柔術クラブ) 判定3-0
第5試合 82kg契約 5分2R ○小野瀬哲也(フリー) ×高橋 渉(高田道場) 判定3-0
第4試合 契約体重なし 5分2R ○鬼木貴典(チームROKEN) ×森谷俊之[ニセ大仁田](国際プロレス) 1R 0'45" TKO (ギブアップ:バックマウントパンチ)
第3試合 95kg契約 5分2R ○濱田順平(CMA誠ジム) ×ホスバヤル(モンゴル/フリー) 判定3-0
第1試合 フューチャーキングトーナメント-82kg級決勝 5分2R ○佐藤豪則(高田道場) ×山田護之(チームPOD) 判定3-0 ※佐藤が優勝
◆フューチャーキングトーナメント-70kg級決勝トーナメント(2.12後楽園)進出選手 LUIZ(禅道会)、徳久宣生(マッハ道場)、高橋基希(高田道場)、井上裕貴(和術慧舟會RJW)
Last Update : 12/18 23:33
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