(レポ) [ムエタイ] 9.25 ルンピニー：佐藤嘉洋＆山本元気がKO勝ち

スック・フェーアテックス
2004年9月25日(土) タイ・バンコク：ルンピニースタジアム

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第5試合　ムエタイルール　130ポンド契約(約59.0kg)　3分5R
○山本元気（REX JAPAN／全日本フェザー級王者）
×チャカポップ・シットジョームトライ（タイ／タイ国フェザー級）
3R 0'18" KO (パンチ連打)

　当初予定の第3試合から第5試合（セミファイナル）に繰り上がった、山本元気のタイデビュー戦。
　初回からパンチとローでプレッシャーをかける山本に対し、タイ人も前回の試合で1R KO勝ちしているだけあって、打ち合いに応じる。
　2Rも近距離での激しい打ち合いが続いたが、2分過ぎ、山本が左フックからパンチとローで一気に畳み掛けると、タイ人は昏睡。なんとか立ち上がったところでラウンド終了ゴング。
　3R、KOスイッチの入った山本が再びパンチのラッシュを浴びせ、ダウンを奪うとレフェリーが試合をストップした。
　山本は憧れのルンピニースタジアムのデビュー戦を、壮絶なKOで飾った。その見事な勝ちっぷりに、タイ人の関係者は一様に驚愕。「ジャパニーズ・ランボー！」「ジャパニーズ・アヌワット！」といった、タイのKOファイター名を冠したニックネームで賞賛を受けていた。
　また、大会プロモーターからは早速、次回ビッグマッチへの出場オファーがあり、山本も「どんどん強い選手と闘ってみたい」と意欲満々。11月の全日本王座の防衛戦をクリアすれば、来年早々にはタイ再出撃となるだろう。


スック・ルンピニーグルークグライ
2004年9月25日(土) タイ・バンコク：ルンピニースタジアム

第5試合　ムエタイルール　150ポンド契約(約68.0kg)　3分5R
×ディーゼルレック・レックルンルアンヨン（タイ／ルンピニーSライト級10位)
○佐藤嘉洋（名古屋J・Kファクトリー／WPKC世界ムエタイSウェルター級王者、WKA世界ムエタイウェルター級王者)
1R 1'15" KO (ローキック)

　佐藤の2度目のルンピニー出撃は、予想外の結末となった。
　開始から佐藤がローで仕掛けると、タイ人もローで応戦するものの、やや後退。ロープ際に追い詰めた佐藤が再び渾身のローキックを放つと、タイ人はたまらずダウン。そのまま悶絶しながら10カウントを聞いた。
　佐藤がコーナーに駆け上がり雄叫びを上げると、観客から大きな拍手が送られた。試合後の関係者の話では、佐藤のローキックにより、タイ人が右スネを骨折したことが判明。ムエタイ界に「佐藤恐るべし」というインパクトを残す結果となった。

Last Update : 10/04