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(レポ&写真) [プロ柔術Gi] 9.19 有明:中井、デラヒーバ先生に勝利

IF-PROJECT "プロ柔術GroundImpact 〜Gi-05〜"
2004年9月19日(日) 東京・ディファ有明
公認:日本ブラジリアン柔術連盟

  レポート&写真:若葉り子  【→カード紹介記事】 [→掲示板スレッド]


◆ 夜の部

メインイベント アダルト黒帯ペナ級 10分1本勝負
○中井祐樹(パレストラ東京)
×ヒカルド・デラヒーバ(ブラジル/デラヒーバ柔術)
ポイント2-0 (アドバンテージ0-1)


 彼が歩くと、スーッと人がはけ、自然に道ができる…。そんな威厳とオーラを感じさせるのがデラヒーバだ。日本の柔術界で「中井先生」と呼ばれる中井祐樹自身が、「デラヒーバ先生」と尊敬してやまない伝説の寝業師に挑む。
 開始早々、デラヒーバが引き込み、がっちりガードを固める。なんとか勝機を見出したい中井だが、伝説の鉄壁ガードの前に優位なポジションを取らせて貰えない。あの細い腕のどこにそんな力が?と目を見張らされるテクニックで中井の両袖をつかみコントロールするデラヒーバ。いつはじけるかわからない、ギリギリのテンションの中で会場もピリピリした緊張感に包まれる。
 しかし先にチャンスをつかんだのは中井だ。袖をとり続けるデラヒーバのガードがオープンになった瞬間、中井はアキレスを狙いながら体勢を入れ替えリバーサルに成功。伝説の寝業師から2ポイントを先取する。
 その後もアキレスをしぼり続ける中井。しかし凌いだデラヒーバは身体を中井に密着させ、バックを狙いながら激しくパスガードを仕掛け、ハーフまで持ち込んでアドバテージ1を返す。意地でクローズに戻した中井がデラヒーバの猛攻に耐え抜く中でタイムアップ。中井が2ポイントを死守した。

 終了後、向かい合って正座をし、デラヒーバに何度も何度も深々と頭を下げる中井。デラヒーバ先生の前では中井も一生徒、一柔術家なのである。意味深い試合、そして勝利になったことは間違いない。何度もハグをし合い、エンドレスでお互いを讃えあう両者であった。
 プロ興行のメインイベントとして「誰もが楽しめる試合内容」だったとは言えないかもしれない。中井も試合後のマイクで開口一番「プロ失格です」と観客に謝罪した。だが、選手がピュアに戦いに臨み、柔術をリスペクトする気持ちは、きっと観客に伝わったはずだ。

◆中井のマイク「プロ失格です。ごめんなさい。まったく動けませんでした。体調は良かったのですが、それでこのような試合では本当に申し訳ないです。デラヒーバ先生…あえて先生と呼ばせていただきますが、彼を悪く言う人は一人もいません。あのミノタウロもパスできない程です。プロ選手、そして自分の弟子も何人も教えをいただいています。自分もデラヒーバ先生のような素晴らしい選手であり、指導者になりたいです。」

◆中井のバックステージでのコメント「とにかくボコられるのが恐くて、何もできませんでした。それが全てです。これは勝ちではないですね。今でも彼とやりあえる人はいないんではないでしょうか。すごく奥が深いですね。自分はまだまだ、もっとやらなきゃ。力はそんなに強くないんですが、絶対に外れないという…ヒクソンと戦った時の様でしたね。
 このところフィジカルトレーニングを積んでいて、今回の試合はめずらしく力では自分の方が上だ、と思っていました。技ではムリかなという部分があったので。近代スポーツになる前のような柔術をじっくりやらせてもらいました。
 アキレスはとれるかな?と思ったんですが、凄く関節が柔らかい、伝説の足でしたね。起きられるのが恐くて何も動けなかったなんて、修斗で朝日さんとやった頃以来かな。お世話になってるし、やり辛かったです(笑)。紫帯の頃にお世話になったんですが、今日はまるで白帯みたいにやられまくって意地だけで戦ってましたね。
 敗者だと言われても受け入れます。今日のところはラッキーだっただけ。勝っても負けても反省点の見つかる試合になると思っていました。また休んで、身体を治して出直します。ムンジアルに向けて。一回り大きくなって出直してきます。すみませんでした。」

◆デラヒーバのマイク「格闘技の源である日本に来ることができてうれしいです、長年の夢が叶いました。この大会で新たな出会いが生まれ、そしてブラジルで会った日本人に再会できてうれしく思います。このような素晴らしい大会で中井選手と戦い、私の技術を日本の皆さんに見せることができてうれしいです。日本の皆さん、これからも私の道場に是非きてください、歓迎します。中井さん、皆さん、ありがとうございました。」

◆デラヒーバのバックステージでのコメント「今日は、自分もベストを尽くしました。始めから激しい寝技のテクニックの攻防でした。あのポイントは自分でもびっくりしましたが、終わったことなので気持ちを切り替えて。次、日本に来て中井さんと試合したり、セミナーをやったりしたいですね。昼の部の日本人選手の試合を見ましたが、今、日本の柔術のレベルは上がっていますね。これからもこういったイベントで日本の選手がブラジルの選手と交流して、レベルを上げていくでしょう。近いうちに、ブラジルと同じくらいのレベルになると思います。」


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セミファイナル アダルト黒帯ペナ級 10分1本勝負
○渡辺 孝(パレストラ新潟)
×今成正和(チームROKEN/茶帯)
ポイント22-0 (アドバンテージ4-2)


 本大会の裏メインといえる異色対決。柔術家・渡辺の近年の活躍ぶりは言わずもがなだが、「足関十段」今成が「柔術マッチ」にどう臨むのか?各界からの注目を集める一戦である。
 真っ赤な柔術衣の渡辺に対して、今成は白。パッチのほとんどないシンプルな柔術衣で登場。見慣れた総合のリングでの風貌からは違和感を感じずにはいられない。
 開始から渡辺のタックルに合わせて今成が得意の飛びつき腕十字。柔術のマットの上でも“今成ムーブ”は健在だ。いきなりのアドバン獲得。しかし渡辺は冷静にほどくとサイドにまわってアドバン返し。すると、またも下から腕ひしぎを仕掛ける今成。入りも深く、立ち上がって渡辺が耐え凌ぐ様子に「黒帯から一本か?」と場内は騒然とする。
 しかし渡辺がまたも冷静に対処。立て続けに2アドバンを奪った今成だったが、ここからは柔術家渡辺の厳しい洗礼を受けることとなる。十字を解き、今成をマットに下ろすとパスガード→ニーオンザベリー→マウントの通過儀礼から始まり、胴衣を使った絞め各種でポイントとアドバンを次々奪う。なんとか凌いだ今成は、ラストに下から渡辺の右腕を取り十字を狙ったがタイムアップ。
 渡辺が大量得点で勝利。パレストラ新潟の道場主、新進気鋭の黒帯として、格の違いを見せつけた。敗戦した今成も得たものは大きかった様子。終了後、渡辺と健闘を讃えあう姿に、真摯に柔術に取り組む姿が垣間見えた。

第6試合 アダルト茶帯アブソリュート級 8分1本勝負
○弘中邦佳(アカデミアAz)
×時任拓磨(PUREBRED大宮)
ポイント0-0 (アドバンテージ6-0)


 弘中が引き込んで下、時任が上からスタート。弘中は下から怒涛の攻め。時任が入り込もうとしたところ、右腕を取るとホレッタでスイープ狙い。しかし時任も粘り腰。今度は弘中は潜って足を取りに行く。
 両者足関節を掛け合うが、弘中が優勢に動き、アンクル、膝十字、更に膝十字、再びアンクルとアドバンを貯金する。時任も体制を入れ替えながらなんとか凌ぐが、形勢逆転は難しい。
 結局最後まで左足首を絞り上げ、さらにアドバンを重ねた弘中が勝利した。意地でもタップしない時任、容赦なく締め上げる弘中。現在の柔術界の中核を背負って立つ二人の意地が見て取れた熱い戦いだった。

第5試合 エキシビジョンマッチ
−早川光由(TRI-FORCE/黒帯)
−鈴木陽一(ALIVE/黒帯)
勝敗なし


 中部地区で最もアツい道場・ALIVEの代表、「シャチョウ」の愛称で親しまれる鈴木陽一社長が、結膜炎のためドクターストップのかかった和道の代役に。対する早川は自らの道場トライフォースを立ち上げたばかり。代表として道場をアピールするチャンスとなった。「技のおもちゃ箱」の名の通り、容赦なく鈴木に次から次へと仕掛ける早川。対する鈴木もオヤジと呼ぶには申し訳ないパワー。その姿は、「中年の星」ことアテネ五輪アーチェリー銀メダリストの山本先生を彷彿とさせる。終始なごやかなムードであった。

第4試合 アダルト茶帯レーヴィ級 8分1本勝負
○TAISHO(チーム・バルボーザJAPAN)
×山崎 剛(チームGRABAKA)
ポイント0-0 (アドバンテージ2-1)


 スタンドで額を合わせた組み手の取り合いから、山崎が入ってきたところをTAISHOがかわしながらバックをとりかけて、アドバン1を先取する。しかし場外にもつれ出たためブレイク。中央での再開から、またもスタンドでの見合いに。
 両者タックルを警戒してなかなか試合が動かない。ここで再びブレイク。山崎がもぐって片足タックルに入るがTAISHOはそれを切り続け、スタンドに終始する。スイングしない展開にここで3度目のブレイク、両者に消極的の注意、マイナスアドバン1が与えられる。
 ラストTAISHOが引き込んで下になり、奥襟を掴むが試合終了。アドバンテージ1で辛くも勝利をものにした。勝利するための両者の作戦は理解できる。また、緊張感、気迫も充分に伝わってくる。しかし、切ないほどの凡戦になってしまった感は否めない。“競技”としての柔術の一面を突きつけられたような一戦であった。

第3試合 アダルト茶帯ペナ級 8分1本勝負
○桑原幸一(東京イエローマンズ)
×石川祐樹(TRI-FORCE/紫帯)
ポイント0-0 (アドバンテージ2-0)


 低い姿勢でのスタートから、桑原は座って、石川は中腰で向かい合い組み手の取り合い。石川が押して上になり入ろうとすれば、桑原は下から強力な脚力で石川を浮かせスイープを狙う。石川は中腰を保って粘りパスガード狙い。桑原は足を自由自在に絡めつけ、仕掛けのラッシュ。息をもつかせぬ激しい攻防に会場は一気に熱くなる。
 再三スイープを狙った桑原がアドバン1を先取。石川も激しく抵抗し、ポジションは目まぐるしく変化する。ラスト、桑原がバックを狙いながら、石川の襟をとって絞めを敢行しアドバンを追加したところでタイムアップ。桑原が激戦を制した。

第2試合 アダルト紫帯アブソリュート級 7分1本勝負
×阿部裕幸(AACC)
○片岡誠人(PUREBRED大宮)
ポイント0-2 (アドバンテージ0-1)


 組み手の取り合いから引き込み合戦へ。阿部の左袖口を取って十字を狙う片岡。ほどけるが、阿部の左手を死守してスパイダーガード。阿部は突破口が見出せないまま、消極的でマイナスアドバン1を受ける。
 しかし同じ体勢で無限ループに陥ったかのように動かない両者。たまらず仕掛けたのは片岡。三角を狙うが不発、しかし阿部の左手をとったまま奥襟を掴みだんだんと距離を詰めていく。だがここでブレイク。またしても阿部に注意が与えられ、片岡は2ポイントをゲット。
 柔術家の意地で攻め込みたい片岡だったがその後も同じ展開が続き、試合は終了。注意だけのポイント差で片岡が勝利した。勝者ながらも、不完全燃焼だったのであろう、片岡の悔しそうな表情が印象的だった。

第1試合 アダルト黒帯57kg契約 10分1本勝負
×タケオ谷(グレイシーバッハBH)
○塩田GOZO歩(パレストラ八王子)
4'34" 三角絞め

※ポイント2-0 (アドバンテージ0-2) 

 開始早々、谷が引き込みながら飛びつき腕十字を狙うが、塩田が冷静にさばいて解くと上からポジションをコントロールしてサイドに回りこんでアドバンをゲット。とここで谷がバッティングによる頭痛(耳?)を主張し試合は一時中断。中央でのリスタートから塩田が上、引き込んで谷が下に。腕を狙いながらリバーサルに成功し2ポイントゲットする谷だったが、入れ替わった塩田がすかさず下から三角をがっちり極め、タップを奪う華麗な一本勝ち。谷は試合終了後も頭〜耳を押さえ、納得がいかない様子であった。
 


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◆ 昼の部

第6試合 アダルト茶帯アブソリュート級 8分1本勝負
×青木真也(パレストラ東京)
○渡辺直由(TRI-FORCE)
ポイント0-8 (アドバンテージ1-1)


 飛ぶ鳥を落とす勢い。総合のマットでも注目を集める柔道エリート青木真也と、ピュア柔術家の注目の一戦。
 低い体勢から渡辺が引き込みに合わせて一気にパスを狙う青木だが、渡辺はがっちりクローズガードに。ガードを解いて一気に仕掛けたい青木が、パワーで渡辺を抱え上げる。しかしがっちりとフックした両足を解かない渡辺。持ち上げては下ろし、の展開が3度ほど繰り返された後に試合が動く。
 抱きかかえた渡辺をおろした青木の一瞬の隙をついて下から右腕を捉えると腕十字に。なんとか凌ぎきった青木の隙をさらに突き、一気にホレッタを敢行しリバーサルを極める。
 青木はスタンド中腰状態、渡辺は座った状態から、対峙する両者。なんとかポイントを取り返したい青木は、側転からパスを狙い、サイドについて1アドバンを返すが、再び渡辺のクローズガードの中へ。
 残り時間も少なくなり、なんとか一本取りたい青木は得意の袖車を狙って、体重を前にかけようとすると、渡辺が絶好のタイミングでヒップスロー、リバーサル〜マウントを奪い、ピュア柔術家として昼の部のメインを勝利で締めくくった。
 青木の一本を狙う気迫、勢いに乗るもののオーラと、渡辺の柔術家としてのプライドと蓄積された技術がいかんなく発揮された好勝負となった。

◆渡辺「青木選手は技術的には不慣れだけれど、気の強さを感じた。将来的には怖い選手になると思う。ラストはきっと袖車に来ると思っていたので、ベースが崩れた瞬間にヒップスローで。今回は相手が若手で柔道エリート。それに対して20歳過ぎから趣味で柔術を始めた自分がどこまでできるかということがテーマだった。勝利したことで、夢を見せられたのではと思っている。一つのことをずっとやってきた“凡人の意地”を見せることができたかな、と。試合の勝敗は関係なく、“柔術の技術”では負けない自信があったので。」

◆青木「面白かったです。点数(ポイント)よりも、(十字で)一本取られそうになったという意味でオレの負けです。100%柔術の試合運びではなく、柔術+総合がオレのスタイルですね。これまでずっと負けていなかったので、早く負けることができてよかったです。勉強になりました。カンペオナート、DEEPに全力で臨みます。(※終始さわやかな様子だった)」


第5試合 アダルト紫帯ペナ級 7分1本勝負
×片庭勝宣(AXIS柔術アカデミー)
○荒牧 誠(アカデミアAz)
ポイント0-0 (アドバンテージ1-2)


 引き込みから一気に潜り込み、片庭の左足を取りながらスイープを狙った荒牧。しかし片庭もなんとか持ちこたえ、場外までもつれ出る両者。この動きでアドバン1を荒牧がゲット。中央での再開から、再び荒牧が引き込むとグラウンド戦へ。今度は片庭がじっくり上を制してハーフに持ち込みアドバン1を奪い返す。
 再び荒牧が潜って片庭の右足を取りながらスタンドへと持ち込むが、片庭もバランスを保って倒れず、荒牧の両腿の間に右足を挟まれたまま場外へ。この攻防でアドバン1を追加した荒牧が、最後まで守り抜き、場外を端から端まで動き回り、グラウンド←→スタンドと立体感のある一戦に勝利した。


第4試合 マスター茶帯メジオ級 6分1本勝負
○高谷 聡(パレストラ吉祥寺/茶帯)
×MAX増沢(MAX柔術アカデミー/品川SC/紫帯)
2'56" 襟絞め

※ポイント8-0 (アドバンテージ0-0)

 スタンドでの組み手の取り合いからスタート。高谷が狙い通り綺麗な背負いでテイクダウンを極めると、サイド〜ニーオンザベリー〜マウントとフルコースでポイントを重ねる。増沢は鉄壁のマウントからなんとか脱出を試みるが、容赦なく高谷は上四方に回って増沢の胴着を捌いて襟締めを敢行。危なげなく勝利をものにした。


第3試合 アダルト紫帯メジオ級 7分1本勝負
×近藤哲也(PUREBRED京都)
○ルシアーノ山崎(INFIGHT)
ポイント0-0 (アドバンテージ0-1)


 開始早々から飛びついて引き込み、一本を狙ってアグレッシブに攻め込む山崎。近藤も俊敏に反応。スタンドでの組み手の取り合いから、近藤が引き込み、潜り込んでスイープを狙う。しかし上を守った山崎が、頭で胸を、足を膝で、首を腕で殺しながらハーフに持込み、アドバン1をゲット。そのまま両者果敢に攻め続ける中で終了。山崎が僅差で白熱戦に勝利した。


第2試合 女子アダルト紫帯プルーマ級 7分1本勝負
○鈴木尚美(ノヴァウニオンJAPAN)
×村野麻子(アカデミアAz)
ポイント0-0 (アドバンテージ2-0)


 村野のタックルに合わせて鈴木が引き込み、素早く両足を首に絡めてフックして締め上げアドバンを奪う。続いて村野の左腕を攻め込みアドバンを重ねる。村野も上からプレッシャーをかけ、襟絞めを狙うがタイムアップ。アドバンを守り抜いた鈴木が勝利した。


第1試合 女子アダルト紫帯プルーマ級 7分1本勝負
○茂木康子(ストライプル)
×吉田正子(NATIVE SPIRITS/青帯)
5'39" 手首固め(モンジバカ)

※ポイント4-0 (アドバンテージ4-1)
 
 引き込んで下になった茂木に対して吉田が果敢に割って入りアドバンテージを奪うが、茂木が三角をがっちり極める。倒立、回転し逃れようとする吉田だったが、茂木が体勢をキープしたまま冷静にリバーサルを決め、そのまま三角、腕がらみ、とポイントとアドバンを重ねる。最後はモンジバカでタップを奪い、女子柔術界の先駆者として見事な勝利をおさめた。


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Last Update : 09/28

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