(レポ&写真) [DEMOLITION] 8.8 TFM:飯田&志田が快勝
GCMコミュニケーション "DEMOLITION 040808" 2004年8月8日(日) 東京・東京FMホール
レポート&写真:井原芳徳 【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
メインイベント -70kg契約 5分2R ○飯田崇人(A-3) ×坪井淳浩(ALIVE) 1R 3'37" 三角絞め
好勝負の続いたこの日のDEMOLITION。メインも壮絶なファイトに。スタンドの打撃戦の後、先にテイクダウンに成功したのは飯田。マウントを奪取するも、坪井はひっくり返し脱出。アリ猪木状態となったところでブレイクがかかる。一個一個の動きが素早い緊迫した展開となるが、飯田が元シュートボクサー坪井のお株を奪うようなパンチで追い詰めると、組み付いテイクダウン。腕十字を狙うと、坪井も防御するが、飯田はすかさず三角絞めに移行。これがガッチリと極まり、飯田の勝ちとなった。 飯田これまでパンクラスウェルター級(-75kg)で戦っていたが、この日の-70kgでの勝利を機に、今後は-70kgで戦うことを宣言した。体も引き締まり、動きも良く、今後この体重クラスでの躍進が期待できる。
セミファイナル -65.5kg契約 5分2R ○志田 幹(P's LAB東京) ×滝田J太郎(和術慧舟會東京本部) 2R 2'52" チョークスリーパー
今回のJ太郎劇場は、早見優の「夏色のナンシー」の替え歌に浜田省吾のコスプレという謎の組み合わせ。会場は爆笑に包まれる。だが対する志田はお構い無しといった様子で、集中した表情でリングイン。ゴングが鳴ると、ハイ、ロー、ワンツーの素早い動きでプレッシャーをかける。1RはJ太郎のタックルで2度倒されたものの、決定的なパンチやパスガードは許さず。2RもJ太郎が度々タックルに来るが、今度は倒れず。そして数度目のタックルをJ太郎が狙ったところに合わせ、快心の飛び膝蹴り。これでJ太郎を吹き飛ばすと、一気にバックを奪いスリーパーを極め、見事一本勝ちをおさめた。マイクを持つと「今後もDEMOLITIONに上がって、今日のようなKOシーンを連続していきたいです」と宣言。修斗ライト級の実力者との対決も、ぜひ見たいものだ。
第4試合 無差別級契約 5分2R ○山岸正裕(YMC) ×保坂忠広(パンクラスMEGATON) 1R KO (左フック)
保坂が一旦押し込むが、山岸は突き放すと左フック一発で豪快にノックアウト勝ちをおさめた。
第3試合 -75kg契約 5分2R ×金井一朗(パンクラスism) ○山崎昭博(和術慧舟會駿河道場) 判定1-2 (金井=磯野/山崎=和田,松本)
階級を下げた金井はスピーディーな動きから左ストレートを当て優勢。だが次第に動きが読まれだし、山崎のカウンターの膝を浴びるように。2Rには左フック一発でひるみ劣勢を強いられる。終盤は盛り返してジャッジ1者から評価されたが、2者が山崎を評価したため黒星となった。
第2試合 -75kg契約 5分2R ○五十里祐一(P's LAB東京) ×小野武志(ストライプル) 判定2-0 (五十里=松本,磯野/ドロー=和田)
1R、小野がバックを奪取。だが終盤には五十里(いかり)にサイドのまま押さえ込まれてパンチを浴び、反撃される。2R、小野のパンチで五十里は出血するが、最後まで主導権は握り続け、僅差の内容ながらも勝ち星を奪い取った。
第1試合 -65kg契約 5分2R ○佐々木哲(A-3) ×川俣丈次(総合格闘技闇愚羅) 判定3-0 (佐々木=梅木,松本,磯野)
佐々木が両ラウンドともバックを奪う等、寝技で攻勢をキープした。
Last Update : 08/22
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