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(レポ) [K-1 WGP] 7.17 韓国:ムエタイ王者がGP開幕戦出場権獲得

FEG&MBC ESPN "アルゼ K-1 WORLD GP 2004 in SEOUL"
2004年7月17日(土) 韓国ソウル・チャルシム体育館

  レポート:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

◆スーパーファイト

第9試合 3分3R(最大延長2R)
○ジェロム・レ・バンナ(フランス/ボーアボエル&トサジム)
×テレンス・リーズビィ(アメリカ/UPW)
1R 0'53" KO (膝蹴り)


 バンナの復帰戦の相手は、当初発表されていたマリアーノという選手が負傷したため、テレンス・リーズビィという選手に変更となった。リーズビィはトム・ハワードやプレデター同様、UPWの選手。K-1の発表によるとMMA 28勝1分、ボクシング5勝1敗。大会当日朝7時に来韓したという。
 当然バンナにしてみればこの程度の選手は全くの問題外。頭を前に出してパンチを振り回し突進するリーズビィを力ではね返すと、左ストレート一発でひるませ、あとはパンチとミドルのラッシュ。最後は前かがみになったリーズビィの顔に膝を叩き込み完勝。バンナの復調ぶりがどの程度か、今一つわからないままあっけなく終ってしまった。


第8試合 3分3R(最大延長2R)
○グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
×TOA(ニュージーランド/ザ・トア・シェッド・オポティキ)
1R 1'49" KO (左ハイキック)


 序盤から鋭いローや前蹴りを放ちいい動きを見せるグラウベ。TOAのパンチラッシュをガードすると、前蹴りで突き離す。そして右ローを効かせて意識を下に向けたあと、鮮烈の左ブラジリアンハイキック。これがクリーンヒットし、TOAを難無く料理することに成功した。


第5試合 3分3R(最大延長2R)
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/メジロジム)
×アジス・カトゥー(ベルギー/センタージム)
2R 1'59" TKO (レフェリーストップ:左手首の負傷)


 ボンヤスキーがプレッシャーをかけながら左右のミドルとハイを放てば、カトゥーもコンビネーションからのミドルやハイを返し、一進一退の展開。2Rになるとボンヤスキーは首相撲からの膝蹴り、カトゥーはボディの連打を多用するように。
 好勝負の予感がしたが、ボンヤスキーが右のミドルを放った際、カトゥーの左腕が巻き込まれ不自然な状態となったようで、カトゥーは左手首を負傷。力なくダウンを喫する。ドクターチェックがあるも、カトゥーが続行の意志を示したことで試合は続く。だがボンヤスキーの軽く放った右ミドルでカトゥーは顔をゆがめレフェリーストップ。ボンヤスキーがカトゥーを讃えると、観客から暖かい拍手が巻き起こった。


◆アジアGP

第1試合 一回戦 3分3R(延長1R)
×曙(日本/チーム・ヨコヅナ)
○ジャン・チンジュン[張慶軍](中国/北京盛華武術ファイティングクラブ)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定0-0 (29-29/29-29/29-29)

第2試合 一回戦 3分3R(延長1R)
×ドルゴルスレン・スミヤバザル(モンゴル/モンゴルプロレス協会)
○子安慎悟(日本/正道会館)
2R 1'08" TKO (タオル投入:右ロー連打)

第3試合 一回戦 3分3R(延長1R)
○中迫 剛(日本/ZEBRA244)
×イ・ミョンジュ(韓国/帝王会館)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
※3Rに中迫が右アッパーで1ダウン奪取

第4試合 一回戦 3分3R(延長1R)
×デニス・カン(韓国/チーム・ソアレス)
○ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ/元ラジャダムナン・Sウェルター級王者)
1R 1'48" KO (右ストレート)

第6試合 準決勝 3分3R(延長1R)
×ソ・チョル(韓国/金北ボクシングクラブ)
○子安慎悟(日本/正道会館)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定1-1 (28-30/30-29/29-29)
※ジャン・チンジュンが右下腿骨骨折の疑いで棄権したため、リザーバーのソが出場した。だが当初、リング上で角田信朗K-1競技統括プロデューサーが、曙が準決勝進出と誤った発表をしてしまう等、競技運営の混乱が見られた。

第7試合 準決勝 3分3R(延長1R)
×中迫 剛(日本/ZEBRA244)
○ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ)
判定0-2 (30-30/29-30/29-30)

第10試合 決勝 3分3R(延長2R)
×子安慎悟(日本/正道会館)
○ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ)
5R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
4R 判定0-0 (10-10/10-10/10-10)
3R 判定0-0 (30-30/30-30/30-30)
※ガオグライが優勝。GP開幕戦出場権獲得


◆リザーブファイト

3分3R
×デーブ・クマール・ギミーレ(ネパール)
○ソ・チョル(韓国/金北ボクシングクラブ)
1R 0'58" KO

3分3R
○ラニ・ベルバーチ(フランス/ボーアボエル&トサジム)
×キム・シンギョン(韓国/アンサンジム)
判定3-0 (30-27/29-28/30-28)

3分3R
○クァク・ユンソプ(韓国/金北ボクシングクラブ)
×ジョン・ジョンファン(日本/正道会館)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

Last Update : 07/17

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