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(レポ&写真) [IKUSA] 1.24 六本木:HAYATO、UKF王座獲得。羅王、鮮烈デビュー

アクアプラネット "FUTURE FIGHTER IKUSA5〜乱〜MONKEYMAGIC"
2004年1月24日(土) 東京・六本木ヴェルファーレ

  レポート:井原芳徳  写真:湯本恵子 【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

IKUSAメインファイナル UKF世界スーパーウェルター級王者決定戦(肘なし) 3分5R
×ジェレミー・ハーミンソン(米国/暫定王者)
○HAYATO(FUTURE_TRIBE/挑戦者)
判定0-3 (47-50,46-50,48-50)
※HAYATOが新王者に


 ハーミンソンがリーチを活かしたパンチと膝でラッシュ。HAYATOは圧力に押され気味。だが1R終盤から早くもハーミンソンが攻め疲れ。2R中盤からHAYATOがローを効かすとハーミンソンは踏み込めなくなり、HAYATOの膝で動きが止まる。3、4RもHAYATOが優勢。ハーミンソンにコーナーに追い詰める場面もあったが、1Rのような勢いは無く、逆にHAYATOが膝蹴りでハーミンソンを苦しめる場面も。5RにはHAYATOが左右のパンチでハーミンソンをふらつかせるが、ダウンを奪えないまま試合終了。完勝で世界王者となったHAYATOだが、決定力が今後の課題だろう。

IKUSAダブルメイン SB公式戦IKUSA特別ルール(肘なし) 66kg契約 3分3R
○宍戸大樹(シーザー/SBスーパーライト級・WMCインターコンチネンタル王者)
×裕樹(REALDEAL/JMLウェルター級王者)
判定3-0 (30-26,30-28,30-28)


 宍戸がゴング早々の飛び膝蹴りから回転の早い攻めでラッシュを仕掛け、主導権を握る。1R終盤には前方への投げで1シュートポイントを奪取。2Rも優勢をキープする。だが裕樹も左ローを駆使し、3Rは一進一退の展開に持ち込む。文句無しで宍戸の勝利の内容だったが、もし通常の5R制のSBルールなら、また違った展開が見られたかもしれない。裕樹の意地が光った。

IKUSA EX 2nd 2分2R
−小比類巻貴之(チームドラゴン/ISKA世界スーパーウェルター級王者)  
−増田博正(スクランブル渋谷/元全日本&J-NETWORKフェザー級王者)
勝敗無し


 伸びのあるハイ、ミドルの打ち合いを繰り広げ、観客を魅了。コヒに容赦なくパンチを浴びせた増田は「久々のコヒとのスパーで楽しかった。チャンスがあればIKUSAでも試合をしたい」と笑顔。コヒはK-1 MAXの世界王者になると宣言し「K-1で勝って、またIKUSAのリングに上がる」と誓った

IKUSA EX 1st 2分2R
−ノブ・ハヤシ(ドージョー・チャクリキ)  
−百瀬竜徳(TARGET)
勝敗無し


 ヘビー級同士らしく重みのある攻防を披露。終了後ノブは「K-1のJAPAN GPを取って、世界を狙います」と宣言した。

IKUSAその四 SB公式戦IKUSA特別ルール(肘なし) 68kg契約 3分3R
×阿部裕幸(AACC/修斗世界ライト級4位)  
○DAVID(真樹沖縄/UKF世界Jrミドル級王者)
判定0-3 (28-29,28-29,28-29)


 投げのあるシュートボクシングルールを意識し、レスリング出身の阿部は胴タックルを多用。1R終盤には投げで1シュートポイントを獲得する。だがDAVIDの右ローをもらい過ぎるうちに足が止まり始め、コーナーに詰められて連打を浴びるように。DAVIDの右ハイを何度も手でブロックするなど、動態視力の良さは発揮したが、なんとかダウンせず耐えきったというような内容で、終ってみればDAVIDの圧勝だった。

IKUSAその参 打撃GI(肘なし) 76kg契約 3分3R(延長2R)
○TOMO(正道会館)
×731R[ナミイル](韓国/MA日本キックミドル級1位)
2R 1'21" KO (2ノックダウン:膝蹴り)


 客席から兄の武蔵のアドバイスを受けつつ、TOMOが伸びのあるパンチと膝を披露。2Rには右ストレートを振ってからの変則的な右ハイで731Rからダウンを奪取する。最後は左右のストレートと膝蹴りの連続攻撃で731Rを仕留めた。

IKUSAその弐 総合GII 88kg契約 5分2R
×RBリョータ(RBアカデミー)
○羅王(猪武者)
1R 0'30" KO (グラウンドパンチ)


 ローでけん制するリョータを、講道館柔道出身の羅王がパンチで吹き飛ばすと、ニーオンザベリーで上から制し、パンチの雨あられであっさりと仕留めた。
 試合後、キングダムの入江が乱入し「初めて見たけど強いじゃねえか! 俺と戦う度胸があるか?」と対戦アピールしたが、「頑張ります」との一言で見事肩すかし。羅王本人は単にびっくりしただけのようだったが、肝の座り方は弟の小次郎を越えるものがあり、山本KID徳郁を彷佛とさせるオーラがある。

IKUSAその壱 打撃GI(肘なし) 68kg契約  3分3R
○城戸康裕(谷山ジム/学生キックボクシング2階級王者)
×デビル荒川(クロスポイント)
2R 2'54" KO (2ノックダウン:パンチとローのラッシュ)


 城戸(きど)が長身を活かした攻めで圧倒。1R終盤には飛び膝でダウンを奪いかける。2Rには前蹴りとパンチの連打で追い詰め、左ローでダウンを奪取。荒川も左フックを返して粘りを見せるが、最後は城戸がコーナーに詰めてのパンチとローのラッシュでスタンディングダウンを奪い快勝した。

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