(レポ&写真) [DEMOLITION] 10.25 TFM:内藤、一本でメイン飾る。柔術家タバは苦戦
GCMコミュニケーション "DEMOLITION 031025" 2003年10月25日(土) 東京・東京FMホール
レポート&写真:井田英登 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・GCMスレッド]
第7試合 -90kg契約 5分2R ○内藤征弥(A-3) ×栗原 強(Team-Roken) 1R 3'57" アームロック
序盤、投げでテイクダウンを狙った栗原だが、落ち際に体を入れ替えた内藤が上になり、袈裟固めに押さえ込む。内藤はもがく栗原に鉄槌を落とし、アームロックを奪うなど上のポジションを支配し続ける。さらに内藤は横三角で極めにいく。しかし、栗原は近藤戦でも見せた我慢強さで、顔面をゆがめ真っ赤になりながらこらえる。結局、アームロックとの複合で内藤がタップを奪ったものの、両者の力量の差は目に見えて大きく、ほぼ内藤のワンマンショーで終わった印象だった。
第6試合 -70kg契約 5分2R ×大場裕司(P's LAB東京) ○遠藤雄介(木口ワークアウトスタジオ) 判定0-3
打撃に自信のある遠藤は、大場の打撃を誘っておいてかわし、組み付きテイクダウン。いわゆる“打たせて取る”戦略。上になってから打ち下ろすパンチの鋭さもあって、ワンサイドゲームかと見られたが、大場は打たれづよく、またバックマウントを奪われてもグラウンドでも左右にロールして逃げ回るため、なかなかフィニッシュに持ち込めない。逆に攻め疲れた遠藤の一瞬の隙をついて大場が上になるシーンも見られた。ただ判定は遠藤支持で動かず。
第5試合 -61kg契約 5分2R △アギナルド・タバ・マサオ(RJW/G2&INFIGHT) △藤本直治(パンクラス稲垣組) 判定0-0
柔術家タバの総合挑戦が話題となったカードだが、打撃を意識しすぎたこともあって、スタンドの動きが堅く、連打すべきシーンで動きが止まるなど、若干まだ総合への意識の切り替えが出来ていない印象。逆に藤本が組み付いて上になるシーンも多かった。グラウンドでもフロントチョークを取りながら、道衣のない締めで極めきれないなど総合への適合の難しさを露呈した感があった。
第4試合 -81kg契約 5分2R ×鈴木亮司(XXX) ○金井一朗(パンクラスism) 1R 4'03" 腕ひしぎ十字固め
スタンドの差し合いから飛行機投げを狙う鈴木だが、倒れこみ様に腕を取った金井が腕十字に極め、デモリション3勝目を飾った。
第3試合 -78kg契約 5分2R ○鈴木雅史(UWFスネークピットジャパン) ×森山 大(U-FILE CAMP.com) 判定0-3
鈴木は怪我もあって約一年のブランクを経ての参戦。「U系隔世対決」のキャッチフレーズもあったが、鈴木がグラウンドでも優勢にゲームを運び、デモ初勝利をマークした。
第2試合 -83kg契約 5分2R ×長井憲治(V-CROSS) ○村山暁洋(GUTSMAN修斗道場) 1R 4'42" 腕ひしぎ十字固め
ガッツマン所属のシューター参戦ということで目を引いたこのカードだが、押さえ込みに徹した試合運びはさすがにアマ修斗覇者だけあって落ち着いたもの。ラウンド終了直前を見計らって、サイドポジションから腕十字を極めてみせた。
第1試合 -73kg契約 5分2R ○山崎昭博(和術慧舟會駿河道場) ×磯 英弥(NCL) 1R 0'43" チョークスリーパー
ボディに組み付いてきた磯のがら空きの首を、上から締める形で山崎が秒殺勝利。
Last Update : 10/27
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