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(レポ&写真) [DEMOLITION] 9.23 横浜:長谷川、マーコート戦直前に急ブレーキ

GCMコミュニケーション "DEMOLITION 030923"
2003年9月23日(火/祝) 神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館

  レポート&写真:井田英登  【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板スレッド]

メインイベント -77kg契約
△門馬秀貴(A-3)
△長岡弘樹(横須賀総合格闘技DOBUITA)
判定1-1

 長岡が執拗なタックルで門馬の打撃を封じる形でマッチレースを展開。1Rにアームロックを取られかけるなど、ピンチに陥ることもあったが、後半はひたすら胴タックルで喰らい付いてテイクダウンを奪っていき、アトラクトユアオーディエンスからブレイクを勝ち取っては、また組み倒す展開。独立してフリー的な立場に立ったことで自覚が芽生えたという長岡の粘りに、門馬が半ば根負けした形となった。

第7試合 -82kg契約
○久松勇二(TIGER PLACE)
×長谷川秀彦(SKアブソリュート)
2R 2'08" KO (ハイキック)

 打撃を嫌ってひたすら早い胴タックルで距離をつぶすことに専念した長谷川だが、組んでからのテイクダウンでは決め手に欠け、アトラクトユアオーディエンスからのブレイクを繰り返す。逆に久松は、組みに来た長谷川をコントロールしてバックを取ってみせるなど一枚上手の印象を残す。2Rになっても展開は変わらず、長谷川のタッチアンドゴーの胴タックルが繰り返され、若干流れが単調になってきたと感じられたが、その矢先久松が、組みに来た長谷川にタイミングばっちりのカウンターのハイをぶち込んで勝負を終わらせた。両手を突いて崩れた長谷川は何とか立とうとしたが、足元がふらついて立てなかった。
 来月、パンクラス大阪大会で大一番のマーコート戦が発表されたばかりの長谷川だが、この一戦で大きく軌道修正を強いられる事になるかもしれない。

第6試合 -72kg契約
△平山貴一(和術慧舟會千葉支部)D.1勝2敗1分
△倉持昌和(フリー)D.初参戦
判定0-1

 パンチを顔面に浴びながらもがむしゃらに組み付いてテイクダウンを狙ってくる倉持。その勢いに押されてか、平山は押され気味の展開となる。正確さには欠けるものの威力のあるパンチを出す倉持に一瞬ぐらつく場面なども見られ、パワーに勝る倉持が全体に試合をリードした印象。

第5試合 ミドル級(-82kg)トーナメント一回戦 
○中村大介(U-FILE CAMP)
×花田和弘(XXX)
1R 4'21" 腕ひしぎ十字固め
※中村が決勝進出

 ゴング直後から飛びヒザを繰り出すなど積極的な攻めを見せる中村。受け止めた花田が払い腰でグラウンドに持ち込むと、すかさず得意の下からの十字を狙うなど、トーナメント大本命の面目を見せる。しかし、花田も中村のタックルを潰して、頭にヒザをぶち込むなど容赦ない。だが、グラウンドでの極めの強さはやはり中村が一枚上手か。チキンウィングアームロックに取り、セコンドに付いた長南が「いいから折れ、折っちまえ」と叫ぶほどニアフィニッシュの形に追い込む。何とか抜け出して花田が上になるや、すかさず下からの十字を極めたあたりはさすが。

 決勝進出が決定すると、白のマスクを被ったもう一方のファイナリストの佐藤がリングに上がり「パンクラスのトーナメントではウチの選手が負けてるんで、オレがDEMOLITIONでは負けるわけに行かないんで、絶対勝ちます」とマイクアピール。それを受ける形で中村も「自分はこれまでDEMOLITIONで六戦やらせてもらってるんで、決勝も一本で勝ちます」と、“ホーム”の意地を語ってみせた。

第4試合 ミドル級(-82kg)トーナメント一回戦 
○佐藤光留(パンクラスism)
×外山慎平(和術慧舟會東京本部)
1R 2'29" TKO(3ダウン)
※佐藤が決勝進出

 このところいい形で勝利の続いている佐藤の勢いが出た試合。オープニングで左パンチをもらった事でスイッチが入ったか、コーナーでのパンチでまず最初のダウンを奪う佐藤。立ち上がってきたところにまたもや左右の連打を打ち込んで、外山のマウスピースを飛ばす猛攻を見せ、スタンディングダウン。目が泳いだ感もあった外山だが、試合は続行。完全にペースを握った佐藤は、再度ヒザ、左フックと容赦なく攻め込み、外山の腰が崩れたところでレフェリーストップ。
「お前ら!オレが佐藤だ!」とわめいてコーナーに上る佐藤。最後は入場時につけていたルチャ風のマスクを再び被りポーズを決めるなど、ほぼワンマンショーで試合を終えた。

第3試合 -81kg契約
×宮本優太朗(XXX)
○金井一朗(パンクラスism)
判定2-0

 前半、スタンドの差し合いと相撲勝負では互角の印象があったが、2Rバックに付いた金井がおんぶ状態で攻め込んだ辺りから試合の流れが変わる。落ち着いて首をガードし、背負ったままコーナーに運んだ宮本だが、処理を誤ったか金井を背負ったままグラウンドに崩れてしまう。この千載一遇のチャンスを逃さず、バックに張り付いて首を執拗に狙い続けた金井が判定を勝ち取る。

第2試合 -70kg契約
△美木 航(RJW/central)
△西内太志朗(U-FILE CAMP)
判定1-0

第1試合 -58kg契約
○井口 摂(バトラーツB-CLUB)
×晝間貴雅(ストライプル)
判定3-0

Last Update : 09/24

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