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(レポ&写真) [DEMOLITION] 8.5 渋谷:J太郎劇場、atomでも全開!

GCMコミュニケーション "DEMOLITION atom"
2003年8月5日(火) 東京・渋谷club atom

  レポート&写真:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・GCMスレッド]

第5試合 -69kg契約 5分2R
○滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)
×大場裕司(P's LAB東京)
判定2-0


 前あおりの通り「J太郎劇場 in atom」全開となったこの試合。まず場内にパッヘルベルの「カノン」の曲が流れ、「悲しいとき。入場が派手なのにつまらない試合を見てしまった時。…って俺の試合じゃないかよ!」とJ太郎が一人ボケツッコミを繰り広げる。そしてふんどし姿のJ太郎とJボーイズが入場。カラオケでJ太郎らが録音したと思われる、ラッツ&スターの「め組のひと」の替え歌が鳴り響き、リングに登ったJボーイズが相撲の高見盛の物まねと、「プロ野球珍プレー好プレーの中日の宇野」を再現するコントを繰り広げ、フロアを大爆笑で包む。そしてようやくリングインしたJ太郎は、恒例のロープワークで劇場を締めくくり。実はこの時に少しだけ右足首を痛めたというが、それほど支障はなかったようだ。セコンドには覆面姿の宇野薫が付き、祭りムードを盛り上げる。

 さて、ようやく肝心の試合となるわけだが、J太郎はパンチを振ってからのタックルを中心に、入場の勢いのまま積極的に攻める。1R終盤には猪木アリ状態で寝転んだまま下からのキックを連打し、大場の左目あたりから出血を誘う。2Rはタックルで上になると、大場の三角絞め狙いを潰して、腰を上げてパンチを落とし続ける。
 やや膠着気味で決定打を与えられなかったこともあり、唯一外部からのジャッジとなったSKアブソリュートの松本天心だけがドロー裁定としたものの、芹澤健市と門馬秀貴が支持し、J太郎の勝利。最後は宇野やラウンドガールもリングに上げ、J太郎がアントニオ猪木もどきの「1・2・3、J」の掛け声で大会を締めくくった。
 今回は試合でも観客を湧かせることができたJ太郎だが、2Rはやや膠着気味だったこともあり、「泥仕合をしてしまった。今日もダメですね」と反省。「テイクダウンも力任せで雑だった。まだまだ動きがバタバタしてるので、もっと練習して、冷静に戦えるようにしたいです」と真面目に語ったが、最後はしっかり「Jボーイズ、募集してます!」とテレビカメラの前でポーズを決めてみせた。

第4試合 -81kg契約 5分2R
○外山慎平(和術慧舟會東京本部)
×山田護之(POD)
1R 2'50" チキンウィングアームロック

 外山が山田の脇を差してテイクダウンに成功すると、がっちりとサイドポジションをキープ。執拗にアームロックを狙い続け、最後は絞り上げてタップを奪った。マイクを持った外山は「今回Jボーイズに参加できないんですけど、ラスト1試合、楽しんでいってください」と先輩の滝田をアシストした。

第3試合 -78kg契約 5分2R
○松村 威(Team-Roken)
×高橋 渉(高田道場)
判定2-0

 松村が高橋をコーナーに押し込む展開が繰り返される。決定的な場面はなかったものの、松村が優位に試合を運び続けなんとか判定勝ち。

第2試合 -59kg契約 5分2R
×出口直樹(ストライプル)
○井口 摂(バトラーツB-CLUB)
1R 0'31" 膝十字固め

 打撃戦の後に押しつぶされた井口だったが、速攻の膝十字で一本。前回atomの勝利後と同じく、同階級のベテラン・廣野剛康との対戦をアピールした。

第1試合 -73kg契約 5分2R
○山崎昭博(和術慧舟會静岡支部)
×水野健次(SKアブソリュート)
1R チョークスリーパー

 山崎がパンチで水野を倒し、すぐにバックに回ってスリーパーでタップアウト勝ち。井口同様atom2連勝を果たし本戦行きを確実とした。

Last Update : 08/06

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