(レポ&写真) [SMACK GIRL] 6.4 六本木:WINDY&渡邊、完勝も不完全燃焼
SMACKGIRL "AMMS INTERNATIONAL PRESENTS SMACKGIRL Third Season-IV" 2003年6月4日(水)東京・六本木ベルファーレ 観衆:797人
レポート&写真:井原芳徳 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・女子格闘技スレッド]
第5試合 SGS公式ルール 5分2R ○WINDY智美(全日本キックボクシング連盟・AJパブリックジム) ×真(まこと)(峯心会) 2R 1'58" KO (膝蹴り)
WINDYがスタンドの打撃で真を圧倒。真もキックの基礎に忠実な動きを見せるが、キャリアに勝るWINDYではまるで歯がたたない。最後はコーナーで真の顔を下げさせて膝をクリーンヒット。真は大の字に倒れしばらく立ち上がれなかった。 マイクを持ったWINDYは「おとといに対戦相手の変更を知った。相手(に予定されていたハワイのスター・アームストロング)は逃げたと思う」と少しだけ怒った様子だった。次の試合は7月20日(日)の全日本キック後楽園大会の予定。
第4試合 SGS公式ルール 49kg契約 5分3R ○渡邊久江(TEAM LIMIT) ×ベッタ・ヨン[Betta Yung](米国/HMC) 1R 2'33" KO
ヨンは規定体重オーバーのためイエローカード1枚の状態から試合スタート。腕十字でチャンスを得る場面もあったヨンだったが、コーナーに渡邊を詰め、渡邊の膝の連打を胴体に浴びた直後に不調を示す。この隙にヨンを突き放した渡邊がさらにパンチを連打したところで、ヨンはマットに崩れ落ち戦意喪失状態で立ち上がれなくなり、レフェリーが試合をストップ。不完全燃焼の渡邊は「根性のぶつかり合いがしたかった。もっと気持ちの強い人と組んで下さい」とマイクアピールした。
第3試合 SGS公式ルール 無差別級 5分2R ○藪下めぐみ(SOD女子格闘技道場) ×坂本奈緒子(フリー) 1R 0'23" 腕ひしぎ十字固め
藪下がゴング早々ライダーキックで突進。坂本を驚かせると、組み付いてテイクダウンし速攻の腕十字。総合プロデビューの坂本は何もできないままマットを降りた。
エキシビジョンマッチ(禅道会リアルファイティングルール) −石原美和子(禅道会) −中村珠美(禅道会)
空手着に修斗グローブ姿で両者が激突。当然“女・ボブ・サップ”石原の力強さが目立ったが、“闘うファッションモデル”中村の技術の成長も感じられた。
エキシビジョンマッチ(総合ルール) −吉住絹代(XXX) −吉住武美(XXX)
5月22日のGalsで好ファイトを見せた吉住が、兄でDEMOLITION等でも活躍中の武美とともに登場。兄がジャイアントスイングからのアキレス腱固めを見せれば、妹もウラカンラナからの腕十字といったアクロバティックな動きを披露。5分間スピードのある攻防が続き、観客は大いに湧いた。
第2試合 SGS公式ルール 59kg契約 5分3R ×杉本由美子(禅道会) ○葛西むつ美(パレストラ八王子) 1R 4'09" 腕ひしぎ十字固め
葛西が寝ても立っても杉本を圧倒。的確にローとパンチを当て、差し合いを制してテイクダウンに成功すると、すぐに有利なポジションをキープする。序盤にはバックマウントを奪う場面も。最後はマウントからの腕十字で綺麗に一本勝ち。この日一番総合格闘技らしさの出た試合だった。
第1試合 SGS公式ルール 無差別級 5分2R ○照井和瑛(フリー) ×15[いちご](不明) 1R 3'01" フロントチョークスリーパー
覆面ファイターの15。長身でミニスカート風のコスチュームは昨年ジャパンGPにも出場した某プロレス道場所属選手を思い起こさせる。試合は照井が何度もテイクダウンを奪い主導権を握り、最後は引き込んでのギロチンで一本。スマック3戦目にしての念願の初白星に大喜びだった。
第0試合 SGS公式ルール ライト級 5分2R ×ナナチャンチン(チーム南部) ○羽柴まゆみ(bcgizm.com) 1R 0'58" KO
羽柴がナナチャンチンの胴体を踏み付けた後、ナナチャンチンが戦意喪失。羽柴は次回7月大会で坂口一美と対戦が決定した。
Last Update : 06/13
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