(レポ&写真) [全日本キック] 2.7 後楽園:サムゴー、小林に続き金沢も粉砕!
全日本キックボクシング連盟 "ALL JAPAN KICKBOXING 2003 2nd.BOUT RED ZONE" 2003年2月7日(金)後楽園ホール 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・キックスレッド]
メインイベント 日本・タイ国際戦 138ポンド(62.59kg)契約 5R ×金沢久幸(TEAM-1/WPKC世界ムエタイ・スーパー・ライト級王者) ○サムゴー・ギャットモンテープ(タイ/トーセーンティアンノーイジム/ルンピニ−スタジアム・ジュニア・ライト級王者) 3R 0'49" KO (肘打ち)
金沢はサムゴーの左ミドルに合わせて得意のバックハンドブローを放つ戦法で一撃必殺を狙う。だがサムゴーの蹴りは金沢の予想を上回る物で、蹴りの威力で金沢は吹き飛ばされてしまう。サムゴーはローも効かせ、2R残り30秒に左ミドルで最初のダウンを奪う。その後もサムゴーが金沢をサンドバッグ状態にして攻めまくるが、意外にもフィニッシュは肘。「見えなかった」という金沢はまともに額にもらいマットに沈んだ。 「あれは化け物。鉄パイプみたいな蹴りだった。今の日本人じゃ誰も勝てない」と語る金沢。落胆を通り越して全くのお手上げといった様子だった。サムゴーは「日本人はミドルのカットの仕方を知らなさ過ぎる。コバヤシの方がパンチもキックも強かったよ」と余裕の表情だった。(井原芳徳)
セミファイナル 日本・タイ国際戦 119ポンド(53.97kg)契約 5R ×安川賢(S.V.G./全日本バンタム級王者) ○ソッチューン・イングラムジム(タイ/イングラムジム/タイ国バンタム級) 判定0-3 (48-50,48-50,49-50)
タイ人よりも長いワイクーを披露した安川。試合に入ってもまるでタイ人と鏡合わせのようなムエタイ式の洗練された動きで観客を魅了する。だが2Rからはソッチューンが何度も首相撲の体勢から安川をマットに転がすなど、ねちっこい動きで安川を翻弄。4、5Rには膝蹴りや蹴り足をつかんでの右ミドルで完全に安川の攻めを封じ込め、本場の凄みを見せつけた。
第5試合 日本・ギリシャ国際戦 ヘビー級5R ×安部康博(建武館/全日本ヘビー級王者) ○マリオス・カーティス(ギリシャ/WPKCヨーロッパ90kg級王者) 判定0-3 (44-48,45-48,45-48)
素早いコンビネーションから繰り出されるカーティスの重い打撃に序盤から苦しめられた安部だが、右のカウンターで先にダウンを奪取。2Rにはカーティスの鼻から血を流させる。だが3Rからカーティスは右ローと右フックで猛反撃。5Rには右フック、ローで2度のダウンを奪い、終ってみれば大差をつけての完勝だった。
第4試合 フェザー級 サドンデスマッチ ○石川直生(青春塾/全日本フェザー級2位) ×尾田淳史(JMTC/J-NETWORKフェザー級1位) 判定3-0 (30-29,30-29,30-29)
膝蹴りとボディで攻勢だった石川が勝利。試合後マイクを持ち「9月の前田尚紀戦でKOされて以来、悔しくて夜眠れないこともある」と告白。現在フェザー級タイトルを持つ前田への挑戦&リベンジを希望した。
第3試合 フェザー級 3R ○山本真弘(藤原ジム) ×熊谷 敦(TEAM-1) 2R 1'10" KO (3ノックダウン)
19歳の山本が素質の高さを発揮し快勝。昨年9月のデビュー以来、戦績は5戦4勝1分。
第2試合 バンタム級 3R ○真後和彦(はまっこムエタイジム) ×神後雅文(月心会) 3R 0'58" KO
第1試合 ミドル級 3R ×白川裕規(S.V.G.) ○飯島浩二(健成會) 判定0-3 (29-30,29-30,29-30)
フレッシュマンファイト第2試合 フェザー級 3R ×森山直樹(はまっこムエタイジム) ○清水英樹(月心会) 判定0-3 (29-30,29-30,29-30)
フレッシュマンファイト第1試合 バンタム級 3R ×臼井 雅(AJパブリックジム) ○大原清和(J-NETWORK・レグルス) 1R 2'22" KO
Last Update : 02/07
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