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[PRIDE] 東京事務所閉鎖の原因を「DSE元役員の協力不足」と説明

(10/10 up) PRIDE FC ワールドワイドは10日、東京事務所の閉鎖と社員解雇の理由をプレスリリースで発表した。以下全文。

PRIDE FC ワールドワイドの東京事務所および社員について

 PRIDE FC ワールドワイド(以下、弊社)は、表題の件に関し、いくつかのメディアによる誤報が見受けられる為、以下の声明を発表いたします。

 弊社は、先週、弊社東京事務所の不動産物件の賃貸借契約を更新しない旨の経営的決断をやむを得ず下すことに至りました。かかる決定は軽々しく下されたものではありませんが、株式会社ドリーム・ステージ・エンターテインメントの元役員の協力不足が原因で、弊社が現在、日本においてPRIDEのイベントを開催することが不可能となったため、必要に迫られたものです。

 日本の法令の下、弊社は顧問弁護士より、しかるべき事務所スペースなくしてPRIDE社員を弊社が雇い続けることは困難であると助言を受けました。結果として、PRIDE社員は職を解かれましたが、一部の報道で報じられている内容とは反し、弊社は社員大半に対し十分な退職金を支払いました。

 弊社は今後も日本、アメリカそして世界中においてPRIDEという名を広めていく機会を追求してまいります。そして今後も、これまでの歴史に残るPRIDE大会や未放送のコンテンツを、地上波テレビ放送、DVDそしてオンラインによって配信し、またPRIDE商品も引き続き提供してまいります。

 日本そして海外の総合格闘技の有力選手に関しては、総合格闘技グローバルブランドとしては世界一でもあるUFC(Ultimate Fighting Championship)とすぐにでも交渉の機会を持つことができます。

 PRIDE FC ワールドワイド社長、ジェイミー・ポラックは次のように述べています。「我々は日本でライブイベントを興行するという大きな希望を抱き、PRIDE資産を購入しました。しかし残念ながら、ドリーム・ステージ・エンターテインメントの元役員の協力不足によって現在、興行が不可能になっています。我々はPRIDEというブランドを深く尊敬しています。そしてPRIDEを愛する日本のファンの皆様にも同様に深い尊敬の念を抱いています。我々は、ファンの皆様がPRIDEブランドを維持しようという弊社の取り組みを十分に理解して下さり、UFC下にあっても、これまでと同じように総合格闘技という素晴らしい競技、そして選手らと共に歩み続けて下さることを願っています。」

PRIDE FCワールドワイド・ホールディングスLLCについて
 PRIDE FCワールドワイド・ホールディングスLLCはPrideのブランド名とその他関連する資産を2007年5月26日に株式会社ドリームステージエンターテインメントより買収しました。


高田本部長、事務所閉鎖について「UFCの声明を待ちます」

(10/7 up) PRIDEの高田延彦統括本部長は7日のブログに、4日のPRIDE FC WORLD WIDEの都内事務所の閉鎖に関する記事を掲載した。「とにかく、「今後、これ以上待つ事や期待を抱く事に終止符を打たなければならない。」ということなのでしょう。いよいよ、その現実を受け止めなければならないようです。皆さんと一緒に、ズッファ社?UFCサイドの正式な声明を待ちます。ホントに『PRIDEは息を引き取ったのか』それを確認するために。」等と記されている。

HERO'S 前田SVの「ざまあみろ」発言を谷川FEG代表が謝罪

(10/6 up) HERO'S実行委員の谷川貞治FEG代表は、前田日明HERO'Sスーパーバイザーの5日の会見でのPRIDE事務所閉鎖事件に対する「ざまあみろ」発言について謝罪した。以下が謝罪文の全文。

本日、『OLYMPIA HERO'S KOREA 2007』記者会見後の囲み取材におきまして、前田日明氏よりPRIDEに対しまして不適切な発言があった事を、PRIDE出場選手、社員スタッフ、ファンの皆様ならび業界関係者の方々に深くお詫び申し上げます。

純粋に強さを求めて頑張っている選手、純粋に格闘技を盛り上げようと必死に頑張ってきたPRIDEの社員スタッフの皆様、またそれを信じて応援してきたファンの皆様に対して本当に申し訳ありませんでした。

この件に関しましては前田日明氏と早急に話し合いを持ち、適切な対応をしていきます。
HERO'S実行委員会としては、純粋な気持ちで、世界が注目してきた日本の格闘技の誇りを守る、また発展させて行くうえでも敵味方無く、選手、業界関係者、マスコミ、格闘技ファンの皆様とで一致団結して盛り上げていく体制作りを目指していきたいと考えています。

これには何より、皆様のご理解とご協力が不可欠です。HERO'S実行委員会はこの実現のため精一杯努力していく所存です。HERO'S並びに日本格闘技界を宜しくお願い致します。


PRIDE事実上消滅に前田日明SV「ざまあみろ。因果応報」

(10/5 up) PRIDE FC WORLD WIDEの都内事務所が4日に突如閉鎖し、PRIDEが事実上消滅に陥った件について、ライバルイベントだったHERO'Sの首脳陣が5日のHERO'Sの会見でコメントした。
 PRIDEに主力外国人選手を次々奪われ、02年にリングスを活動休止せざるをえなくなった過去のある前田日明HERO'Sスーパーバイザーは、PRIDEの件を聞かれると「ざまあみろ!」と第一声。「因果応報ですね。昔リングスにいたアイブルを引き抜かれたけど、高額での引き抜きはお前らがやっていたことで、UFCに同じ事をやられたからといって文句が言えんのか。老子の『天網恢恢 疎にして漏らさず』のとおり。天は悪い事に罰を与えるということですよ。テレビ局がPRIDEから手を引いた時、他の団体も同じように見られてハタ迷惑やった」と、過去10年の恨みを一気に吐き出した。
 PRIDEのマッチメイクを手伝っていた時代もあるHERO'S実行委員の谷川貞治FEG代表は「こういう展開もあるかもしれいないと予測して無くは無かった」としつつ「逆に言うとUFCは何でPRIDEを買ったんだろうと思う。買った人たちの自由だけど、ファンがあってこそのビジネス。どういう事情であれ、PRIDEを壊した事実は大きい。業界にとって確実にマイナスになる」を懸念を表明した。なお、吉田秀彦や五味隆典らへのオファーについては「日本の格闘技を守るため選手が一丸とならないと」と語るに留まり、具体的なオファーの意志は示さなかった。(井原芳徳)

PRIDE FC WORLD WIDEの都内事務所が突然の閉鎖

(10/4 up) PRIDE FC WORLD WIDEの都内の事務所が、4日をもって突如閉鎖・解散となり、スタッフも全員解雇されたことが明らかになった。ジェイミー・ポラック社長がアメリカからの国際電話を通じて、緊急召集した日本のスタッフに解雇を通知したという。
 ドリームステージエンターテインメント(DSE)は3月28日の六本木での会見で、UFCのオーナーであるロレンゾ・フェティータ氏らが100%出資するPRIDE FCに、PRIDEの全権を移管することを発表。PRIDE FCの所在地はDSEの時と同じで、DSEのスタッフの多くはPRIDE FCに転籍していた。4月にDSEからハッスルの営業権を譲渡されたハッスルエンターテインメントと、PRIDE FCの事務所はすぐ近くだが、ハッスル社のスタッフも、PRIDE FCの事務所閉鎖の報道の事実を認めている。

<関連リンク> All About K-1 PRIDE 格闘技 「ニッカン『PRIDE消滅』記事の波紋」

Last Update : 10/10 20:59

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