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[K-1] オランダ大会のバンナ×ボンヤスキー、バンナの勝利に裁定変更

(7/3 up) K-1公認審判団は5/13オランダ大会のジェロム・レ・バンナ vs. レミー・ボンヤスキーの裁定を、バンナの判定勝ちに変更した。
 当初ボンヤスキーが判定0-2 (28-29/28-30/30-30)で勝利していたが、オランダ人3名の判定結果にバンナ陣営が異議を唱えたため、K-1公認審判団の日本人6名とアメリカ人2名がビデオを観ながら議論した。K-1公認審判団の回答文はFEGオフィシャルサイト内のページに掲載されている。

 1Rはオランダ人ジャッジ2者がボンヤスキーのクリーンヒット数が多かったと判断し、9-10でボンヤスキーに点数をつけた。しかし実際にはバンナがパンチ7回・キック3回、ボンヤスキーがパンチ0回・キック10回で差が無かった。判定基準と照らし合わせても10-10が妥当だというのがK-1公認審判団全員の見解だった。
 2Rも1Rと同じ採点だったが、バンナがパンチ4回・キック2回、ボンヤスキーがパンチ0回・キック6回。K-1公認審判団の見解は10-10で、「消極的な内容の原因はカウンター狙いで下がり続けるレミー選手のほうにややあるのではないかという意見が大半を占めた」という。
 3Rはオランダ人2名が10-10、1名が10-9でバンナ。クリーンヒットはバンナがパンチ10回・キック7回、ボンヤスキーがパンチ0回・キック10回。K-1公認審判団は「中盤のバンナ選手の左ミドルは、明らかにダメージを与えた攻撃」で、「これを採点に加味していないのはミスジャッジである」と判断した。

 これによりバンナが判定3-0 (30-29/30-29/30-29)で勝利という採点に6/30付けで変更された。
 声明文の最後は今後の対策として、「K-1公認試合において判定基準を統一させるべく、世界各国で行われる大会前後に講習会等を開催し、優秀で公平な審判員の育成に努めたいと考えています」と記されている。(井原芳徳)

Last Update : 07/03 18:08

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