[TITANS] 8.22 代々木:ラターシャ×篠原光、千葉歌織×奥有紀子決定
新日本キック "TITANS 2nd" 2005年8月22日(月) 代々木競技場第2体育館 【→カード&チケット】 [→掲示板]
▼ (8/11 up) 女子特別試合2試合、ラターシャ・マラゾラ(アメリカ)の相手が篠原光(チーム南部)に、千葉歌織(伊原道場)の相手が奥有紀子(トーエルジム)に決まった。これで全カードが揃った。
石井宏樹、タイ人王者との練習を公開
▼ (8/8 up) 石井宏樹がラジャダムナンスタジアム認定・ライト級王座挑戦に向け、伊原道場で出稽古している様子が、4日マスコミに公開された。 7月の会見で「もったいないポイントを取られないよう、首相撲対策の練習を今一生懸命やっています」と話していた石井。伊原道場には週2回ぐらい通っているといい、「ノップにイジめられていますよ」と苦笑いを浮かべる。 そのノップとはラジャダムナン・ウェルター級王者にして伊原道場所属のシン・ノッパデッソーン。今も第一線で活躍する一階級上のタイ人にしごかれることで、ムエタイ対策を体に染み込ませることが狙いだ。石井は「技術的にも精神的にも鍛えられる」「今までで一番濃い内容の練習ができている」と話し、所属の藤本ジムに戻っても、ノッパデッソーンに習った首相撲対策を重点的に繰り返しているという。 公開練習ではそのノッパデッソーンと4分2Rのマススパーリングを披露。実戦さながらのフェイントの掛け合いから、石井は得意のパンチを当てる。その後の2Rのミット打ちでは、バック肘や縦肘も駆使。それほど多くないであろうチャンスを着実にものにするため、石井は必殺技にも磨きをかける。
ノッパデッソーンは石井について「練習通りやれば問題ない。自分から首相撲に持ち込んでしまわないように気をつけないとね。パンチと肘のキレがいいので、うまく当てれば勝つ可能性はあるよ」とコメント。石井にも勝機があるとの見方を示した。 ノッパデッソーンも今回のTITANSで新田明臣との試合が組まれている。ミット打ちでは殺人的な破壊力の左右のミドルを連発。「ニッタ?特に印象は無いよ」と豪語し、「来年のK-1 MAXに出たい」とも話していた。(井原芳徳)
アメリカのグラビアタレントも参戦へ
4日の公開練習後、伊原信一・新日本キックボクシング協会会長は、オープニングファイトの女子特別試合に、アメリカのプレイボーイ誌のグラビアに登場したこともあるという美形ファイター、ラターシャ・マラゾラ(LaTasha Marzolla)が登場することを明かした。対戦相手は後日発表。ラターシャは03年8月のK-1ラスベガス大会のアンダーカートに出場し判定負けしている。
武田「魔裟斗君の気持ちがやっとわかりました」
TITANS 2ndに出場する主要日本人選手が7月15日、都内ホテルに集結し、試合に向けての意気込みを語った。
新日本キックボクシング協会のエース・武田幸三は、メインイベントでジョン・ウェイン・パーとWKBA(世界キックボクシング協会)70kg級王座を争う。会見には“キックボクシングの生みの親”野口修氏が出席し、WKBA認定の経緯を説明したが、武田は「今回はタイトルうんぬんじゃない」と発言。「自分の勝ち負けがTITANSと協会(=新日本キック)の今後を左右する」と捉えており、「今回はいい試合をするとかじゃなく、最低でも勝ち、ハードルをKO勝ちにして、命を賭けて頑張る所存です」「今まで手を抜いた試合をしたことはないですが、今までで一番重要な試合です。K-1で試合をすることよりもテーマが大きいです」と、シリアスな言葉を次々と口にした。 会見後の囲み取材では少し落ち着いた様子で、「正直、余裕はない」「超ナーバスです」「(MAXのメインの重責を担い続けている)魔裟斗君の気持ちがやっとわかりました」と本音も吐露。なごやかなムードの中で突然「冗談抜きで、足折りに行きますよ」とつぶやいたりと、これまでにない緊張感を漂わせていた。 ルールは肘無し。5Rの試合は久々のため、体力づくりにも重点を置く。相手のウェインについては「タイやヨーロッパのスーパーリーグで豊富な経験があり、引き出しがいっぱいあって、戦う相手に合わせられる。相手として不足はない」と話した。
セミファイナルでラジャダムナンスタジアム認定・ライト級王者のジャルンチャイ・ジョー・ラチャダーゴンに挑む石井宏樹は「17歳でデビューした時から、ムエタイのチャンピオンになることが夢でした。会長にチャンスをいただいたので、死ぬ気でベルトを取りに行きたいと思います」と意気込みを語った。相手については「タイ人にしてはガンガン前に出る珍しいスタイルなので、自分と噛み合う」と話し、「もったいないポイントを取られないよう、首相撲対策の練習を今一生懸命やっています」と明かした。「ムエタイに負けない芸術を見せたい」とも話しており、石井がどこまで持ち前の華麗なテクニックを出せるかに注目だ。
石井と同じくノンタイトル戦でラジャダムナン王者に挑戦するのは新田明臣と後藤龍治。新田は「相手(シン・ノッパデッソーン)は今まで体験したことのない凄い選手。自分の力を出し切れば、必然といい試合になると思います」、後藤は「自分はミドル級なので、TITANSをK-1と同等あるいはそれ以上のイベントにしたいです」と意気込みを語った。
前座では新日本キック認定の日本バンタム級タイトルマッチも行われる。王者の加村健一は「挑戦者の蘇我(英樹)選手のために一つ技を用意してきたので、その技でKOを狙います」とコメント。軽量級の面白さを多くの観客にアピールして欲しいところだ。(井原芳徳)
武田×ウェイン、ガオグライ×中迫ほか決定
▼ (6/30 up) 新日本キックのスペシャルイベント「TITANS」第2回の全カードと試合順が決まった。
(9) 70kg:武田幸三(治政館) vs. ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア) (8) ラジャダムナン・ライト級タイトル戦:ジャルンチャイ(タイ/王者) vs. 石井宏樹(藤本) (7) ヘビー級:ガオグライ(タイ) vs. 中迫 剛(ZEBRA244) (6) 70kg:ノッパデッソーン(タイ) vs. 新田明臣(バンゲリングベイ) (5) ミドル級:ラムソンクラーム(タイ) vs. 後藤龍治(伊原道場) (4) フェザー級:菊地剛介(伊原道場) vs. クリス・ホワイト(オーストラリア) (3) 日本バンタム級タイトル戦:加村健一(伊原/王者) vs. 蘇我英樹(市原/2位) (2) ヘビー級:内田ノボル(ビクトリー) vs. ネイサン・コーベット(ニュージーランド) (1) ヘビー級:ポール・スワロンスキー(ポーランド) vs. クァク・ユンソブ(韓国)
武田 vs. ウェインは昨年11月の第1回TITANSで対戦が予定されながら武田の欠場で流れていたカード。ウェインは7月のK-1 MAX世界一決定トーナメントに出場するため、コンディション次第ではまた延期となる恐れもある。5月の武田の試合の後にこのカードが発表された時点では、WBC(世界ボクシング評議会)が新設したムエタイ部門のスーパーウェルター級世界王座決定戦とされていたが、今回の発表ではその表記は無い。 新日本キック・ライト級王者・石井宏樹は、予定どおりラジャダムナン王座挑戦。その前の3試合も、タイ人強豪に日本勢が挑戦する構図となっている。後藤は伊原道場に移籍してから初の国内での試合。相手のラムソンクラームは、ラジャダムナン・ミドル級現王者。昨年12月にHAYATΦを下し王者となり、5月には松本哉朗を下し初防衛に成功した日本人キラーだ。(井原芳徳)
新日本キックボクシング協会 "TITANS 2nd" 2005年8月22日(月) 東京・代々木競技場第2体育館 開場・16:30 開始・17:30
第9試合 WKBA 70kg級王者決定戦 3分5R 武田幸三(日本/治政館) ジョン・ウェイン・パー(オーストラリア/ブンチュウジム)
第8試合 ラジャダムナンスタジアム認定・ライト級タイトルマッチ 3分5R(インターバル2分) ジャルンチャイ・ジョー・ラチャダーゴン(タイ/王者) 石井宏樹(日本/藤本ジム/挑戦者・新日本キックライト級王者)
第7試合 ヘビー級 3分3R ガオグライ・ゲーンノラシン(タイ/伊原道場) 中迫 剛(日本/ZEBRA244)
第6試合 70kg契約 3分3R シン・ノッパデッソーン(タイ/伊原道場/ラジャダムナン・ウェルター級王者) 新田明臣(日本/バンゲリングベイ)
第5試合 ミドル級 3分3R ラムソンクラーム・スワンアハーンジャーヴィー(タイ/ラジャダムナン・ミドル級王者) 後藤龍治(日本/伊原道場)
第4試合 フェザー級 3分3R 菊地剛介(日本/伊原道場/新日本キック・フェザー級王者) クリス・ホワイト(オーストラリア/WMTAサウスパシフィック王者)
第3試合 新日本キック・日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R 加村健一(日本/伊原道場/王者) 蘇我英樹(日本/市原ジム/2位)
第2試合 ヘビー級 3分3R 内田ノボル(日本/ビクトリージム/新日本キック・ヘビー級1位) ネイサン・コーベット(ニュージーランド/ファイブ・リングス・ドージョー)
第1試合 ヘビー級 3分3R ポール・スワロンスキー(ポーランド/ファイブ・リングスド・ージョー) クァク・ユンソブ[郭 允燮](韓国)
オープニングファイト 女子特別試合 57kg契約 3分2R ラターシャ・マラゾラ(アメリカ/マスター・トディー) 篠原 光(日本/チーム南部)
オープニングファイト 65kg契約 3分3R 中川タカシ(日本/トーエルジム/日本ウェルター級6位) 高 修満(日本/伊原ジム/日本ライト級1位)
オープニングファイト ライト級 3分3R マサル(日本/トーエルジム/2位) 朴 龍(韓国/市原ジム/3位)
オープニングファイト 女子特別試合「ANGEL'S」 フライ級 3分2R 千葉歌織(日本/伊原道場) 奥有紀子(日本/トーエルジム)
<チケット> SRS ¥20,000/RS ¥15,000/S ¥10,000/A ¥7,000 立見¥5,000(当日のみ) ローソンチケット(Lコード37951)、チケットぴあ(Pコード594-670)等で販売 <お問い合わせ> TITANS大会事務局 Tel. 03-3461-4300 伊原プロモーション Tel. 03-3780-1338
Last Update : 08/11 22:20
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