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[PRIDE] 柔道金メダルのナツラ、桜庭から総合の基礎を学ぶ

(2/21 up) 柔道96年アトランタ五輪-95kg級金メダルのポーランド人・パウエル・ナツラが21日、所属先となった高田道場で練習を公開した。
 ナツラは胸に高田道場のマークの入った道衣を着て登場。まずはDEEP等にも参戦している高田道場の内弟子・高橋渉相手に、柔道の投げ技と寝技を連発した。ゆっくりな動きしか見せなかったが、ガードポジションから腕十字やオモプラッタを仕掛けてスイープする動きは慣れたもの。ナツラの話によると、外国での柔道の試合でナツラが寝技を始めると、ライバル国の審判が基準より早くブレイクすることがよくあったといい、それだけナツラの寝技が恐れられていたようだ。
 続いて桜庭和志の指導で、相手がパンチで突進してきた場合の組み付き方、蹴り足をつかんでのテイクダウンの仕方、足関の防御方法等を学び、熱心に聞き入っていた。
 なお、前日初めて生で見たPRIDEについては「想像以上に大規模なイベントだったので驚いた。オリンピックとも引けを取らない」と感想。タックルを切り自分の得意の打撃で勝負し続けるミルコ・クロコップの戦術に感動し、「私の場合、もちろん打撃も練習するが、相手の打撃に付き合わず、できるだけ寝技に持ち込んで勝てるようにしたい」と語った。(井原芳徳)

柔道アトランタ五輪金のポーランド人・ナツラが6月デビュー

(2/19 up) 柔道96年アトランタ五輪-95kg級金メダルのポーランド人・パウエル・ナツラ(Pawel Nastula:写真中央)のPRIDE参戦が決まった。高田道場所属選手として、6/26(日)のPRIDEミドル級GP 2nd Round大会でのプロ格闘家デビューを目指す。
 ナツラは1970年6月26日生まれの34歳。数々の世界選手権、ヨーロッパ選手権も制し、「世界の柔道家50傑」にその名が刻まれるヨーロッパを代表する柔道家だ。全盛期には1220日間勝ち続け、公式戦で312連勝した記録も持っており、身元引受人となる高田延彦・PRIDE統括本部長は「ヒクソンの非公式な400連勝の記録とは比較にならない。リアル・ヒクソン・グレイシーだ」と評する。95年・97年にはポーランドのスポーツ大賞も受賞。昨年6月、アテネ五輪出場の道が断たれると柔道の第一線からリタイア。ポーランド人のボクシング・ソウル五輪銀メダリストと同じジムで、毎朝2時間ボクシングトレーニングを始めた。友人を通じPRIDEに参戦を打診し、11月頃から話し合いをスタート。19日にPRIDE参戦が発表された。
 総合格闘技はPRIDE.1の高田延彦 vs. ヒクソンの頃から知っており、同じ柔道家の吉田秀彦がホイスと対戦していたのを見て、自分もナンバー1になれると興味を持った。朽木倒し、一本背負いといったテイクダウン系の技以外にも、腕ひしぎ十字固め等の寝技も得意とし「できるだけ柔道の技を見せたい」と意気込んだ。試合で道衣を着るか脱ぐかは未定だという。体格はヘビー級で、ヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、吉田らとの対戦を希望した。高田道場所属ではあるが、練習の拠点は母国ポーランドの自分の道場とし、知人のボクシング・サンボ・レスリングのジムに出稽古するという。(井原芳徳)

Last Update : 02/21 22:58

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