[全日本キック] 3.13 後楽園：テコンドー元王者が参戦。組合せは綱引き抽選

全日本キック "全日本ライト級最強決定トーナメント 1st. Stage"　3月13日(土) 後楽園ホール　　[→掲示板スレッド]

▼ (2/27 up) ライト級トーナメント一回戦の残り１枠が凱斗亮羽（かいと・りょう）に決定し、全選手が揃った。凱斗はITFテコンドーの全日本ヘビー＆ミドル＆ライト級優勝者の海戸淳。バックスピンキックの破壊力は抜群で、既に全日本キックで3戦3勝(2KO)をあげている。
　一回戦の組合わせは昨年同様、綱引き抽選が採用され、大会当日18時30分より行われる。赤コーナー側は凱斗、西山誠人、高谷裕之、増田博正（試合順）、青コーナーは湟川満正、吉本光志、山本真弘、サトルヴァシコバ。
　27日都内で行われた会見には、西山を除いた7選手が出席した。各選手の主なコメントは次のとおり（写真左選手から順に）。

●凱斗「プロのキャリアは少ないので、気持ちだけは勝てない。真剣を抜くような気持ちで戦う。小林聡選手と戦いたい。一回戦は誰とやっても負けないつもり」
●高谷「他流試合らしい面白い試合にしたい。新空手（02年全日本選手権）で負けたヴァシコバ選手とやりたい。肘打ちが禁止なので、普通のキックルールよりはやりやすいと思う。KIDさんのK-1の活躍には刺激を受けました」
●増田「出るからには優勝します。一回戦は絶対負けられない。誰と当たってもやり辛くは無いし、特にやりたい相手もいません」
◆湟川「いつも通り頑張ります。新空手で負けた高谷選手とやりたい」
◆吉本「一回戦は俺が主役を取ります。高谷選手とは殴り合いたいですし、増田選手とはメインを張りたいですし、凱斗選手も強いですけど、西山選手は会見に来ないからやりたくないですね（場内笑）」
◆山本「ガンガン行きたい。一回戦では一番有名な増田選手と戦いたい」
◆ヴァシコバ「1RからKO狙いで行く。高谷選手、大月晴明選手と戦いたい。体重は普段69kgぐらいあるので問題ないです」

　シード選手残り１名は一回戦当日の発表を予定し、日本人となる模様。二回戦の組合わせは「シード選手 vs. 一回戦勝者」となるよう主催者が決定する。金田敏男・全日本キック代表は「年内にライト級のワールドトーナメントをやりたい。本大会はその第一小節と思っています」と発言。主催者でもある株式会社チームジェイの松本順也会長も、秋に武道館大会を開催したいと語っており、今年後半にかけての全日本キックの動きから目が離せない。
　他ワンマッチも全て決定。清水貴彦、藤原あらしが外国人選手と激突。石川直生の相手は岩浅晶士に決まった。フレッシュマンファイトが4試合もあるため、開始時刻が17時30分から15分繰り上げられている。（井原芳徳）


小林聡＆山本真弘、トーナメント参戦決定

▼ (2/25 up) 25日の小林聡のワンマッチ興行の開始前、山本真弘のライト級トーナメント参戦が正式発表された。小林も試合後トーナメント出場を宣言。小林はシード枠のため、4.16(金)後楽園大会からの登場となる。

山本真弘、ライト級トーナメント参戦に名乗り

▼ (2/21 up) フェザー級2位の山本真弘がライト級トーナメント参戦に名乗りを上げた。山本は既に石川直生戦が決まっていたが、「去年８月に僕に負けたサトルヴァシコバがトーナメントに出るのはおかしい」と不満を表明。今もヴァシコバはフェザー級4位のため、山本は参戦資格を満たしている。25日の小林聡のワンマッチ興行で、山本出場が正式発表される模様だ。体格差が懸念されるが、山本は「パワー不足はスピードで補う」と自信たっぷり。団体外から参戦する増田博正、西山誠人を迎え撃ちたいとも語った。なお山本戦の流れた石川の相手は現時点では未定。

修斗・高谷もトーナメント参戦

▼ (2/9 up) ライト級トーナメント一回戦出場8名のうち、増田博正、西山誠人、サトルヴァシコバ、湟川（ほりかわ）満正、吉本光志、高谷（たかや）裕之の6名が決定した。
　増田は元全日本＆J-NETフェザー級王者で、大月晴明へのリベンジを目指し参戦。J-NETライト級王者の西山は、13戦12勝(8KO)1敗の戦績を誇る実力者で、昨年10月には金沢久幸を肘でカットしTKO勝ちをおさめている。ヴァシコバ、湟川、吉本は全日本ではお馴染みの顔ぶれ。特に吉本は昨年11月の小林聡との激闘で名を上げ、今回も一波乱起こしてくれそうだ。
　異色の参戦者は高谷。昨年で修斗でプロデビューし3連勝でライト級(-65kg)新人王トーナメントを制覇。1月にはブラジルの強豪・ジョン・ホーキ戦に抜てきされ、圧倒的不利の下馬評を覆し、ドローに持ち込んでみせた。02年5月の新空手全日本選手権では湟川、山内裕太郎をKOし、決勝でヴァシコバに敗れ準優勝に終っており、意外にも全日本キックの選手とも関わりが深い。掣圏道でも2戦2勝。キックルールの経験は不明だが、今回は肘無しのため、実力は発揮しやすいだろう。
　チケットは2月13日(金)より先行発売スタート。詳細は下記参照。（井原芳徳）

ライト級トーナメント、12人枠で今年も開催

▼ (1/30 up) 全日本キックが今年も「全日本ライト級最強決定トーナメント」を開催する。昨年の第1回大会は3月の一回戦で小林聡、金沢久幸のベテランが敗退。小林は5月の決勝トーナメントで敗者復活するも花戸忍（現・白鳥忍）に敗れ去り、大月晴明と花戸により決勝が争われ、大月が優勝。新世代台頭を印象づけるイベントとなった。
　今年は参加枠を8人から12人に拡大し、3大会に分かれて開催。賞金最大総額も500万円から850万円に増え、グレードアップしたイベントとなる。
　シード枠は4名で、昨年覇者の大月と準優勝の白鳥が既に獲得。小林にもシード枠が打診されたが、小林は「全ては2.25が終ってから」と現時点での明言を避けている。昨年の団体外からの出場者は大宮司進とイム・チビン（任治彬）だけだったが、枠が12人に増えたことで、団体外からの参加者増加が期待される。
　3.13(土)後楽園で1回戦4試合、4.16(金)後楽園でシード4選手×1回戦勝者4選手による2回戦4試合が行われ、6.18(金)後楽園の4人トーナメントで最強が決まる。
　優勝賞金は昨年より100万円アップの400万円。準優勝100万円は同じだが、3位の2名にも50万円ずつ贈呈されることに。KO賞も去年は一律15万円だったが、1・2回戦で1RKO・20万円、2R以降KO・10万円、決勝・準決勝で1RKO・30万円、2R以降KO・20万円と細かく設定された。
　ルールは去年と同じで、契約体重-62kg、肘・首相撲からの膝禁止、3分3R・最大延長2Rのサドンデス形式が採用される。
　3.13後楽園の1回戦4試合の出場者は未定だが、既に通常のワンマッチ・山本元気×ラビット関、山本真弘×石川直生の2試合が決定。フェザー級戦線も見逃せない。（井原芳徳）

全日本キックボクシング連盟 "全日本ライト級最強決定トーナメント 1st. Stage"
2004年3月13日(土)　東京・後楽園ホール
開場・17時　フレッシュマンファイト開始・17時15分　本戦開始・18時30分


【ライト級トーナメント1回戦4試合（第5〜8試合）】

＜赤コーナー＞
増田博正（スクランブル渋谷／元全日本＆J-NETWORKフェザー級王者）
高谷裕之（格闘結社田中塾／03年修斗ライト級新人王）
西山誠人（ソーチタラダ渋谷／J-NETWORKライト級王者）
凱斗亮羽（S.V.G.／元テコンドー全日本ヘビー＆ミドル＆ライト級優勝）

＜青コーナー＞
湟川満正（AJジム／全日本ライト級3位）
吉本光志（AJジム／全日本ライト級4位）
山本真弘（藤原／全日本フェザー級2位）
サトルヴァシコバ（勇心館／全日本フェザー級4位）

※18時30分〜　トーナメント組み合わせ抽選会
※4.16後楽園から登場のシード枠選手は、大月晴明、白鳥忍、小林聡、X


第4試合　-57kg契約　3分5R
山本元気（REX JAPAN／全日本フェザー級王者）
ラビット関（山木／MA日本スーパーバンタム級王者）

第3試合　肘無し　-70kg契約　サドンデスマッチ（3分3R・最大延長2R）
清水貴彦（超越塾／全日本ミドル級2位）
セルト・アドゥナン（オーストラリア／WKAオーストラリア・ウェルター級王者）

第2試合　-54.5kg契約　サドンデスマッチ（3分3R・最大延長2R）
藤原あらし（S.V.G.／全日本バンタム級2位）
キム・ユドン（韓国／韓国バンタム級3位）

第1試合　フェザー級　サドンデスマッチ（3分3R・最大延長2R）
石川直生（青春塾／3位）
岩浅晶士（S.V.G.／9位）


フレッシュマンファイト第4試合　ウェルター級　3分3R
箱崎雄三（TEAM-1）
宝樹まもる（勇心館）

フレッシュマンファイト第3試合　ライト級　3分3R
長谷川誠（青春塾）
梶原政綱（藤原）

フレッシュマンファイト第2試合　フェザー級　3分3R
栗原　豊（光）
正巳（勇心館）

フレッシュマンファイト第1試合　-83kg契約　3分3R
コンボイ山下（超越塾）
堀池典久（S-FACTORY）

※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますのでご了承ください。

■チケット料金　　※当日は\1,000アップ。午後4時より発売
　RS席 \10,000　S席 \7,000　A席 \5,000

■先行予約
　・2/13(金) 0:00- 全日本キック公式サイト
　・2/13(金) 12:00-17:00 全日本キック電話受付　03-3365-1171

■一般発売　2/14(土)〜
　チケットぴあ　0570-02-9999
　後楽園ホール　03-5800-9999
　全日本キック　03-3365-1171

Last Update : 02/28