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[K-1 MAX] 今やK-1のトップブランドへ。武道館大会が高視聴率を記録

(11/20 up) 大みそかにTBSとの共催のDynamite!!があるものの、年内の話題に一区切りが付いたK-1 WORLD MAXシリーズ。18日の武道館大会のテレビ中継は午後9時台のゴールデンタイムに初進出ながらも、平均視聴率15.2%(占拠率19.0%)、最高視聴率22.6%(22:41の魔裟斗のKOシーン。占拠率31.0%)と、いずれも並びの番組の中ではトップを記録した。魔裟斗は試合後「これがK-1です」と叫んだように、今やMAXシリーズがK-1の質実を最も示していると言っても過言ではない。
 武道館大会終了後、谷川貞治・K-1イベントプロデューサーは大会の総括と今後の展望を語った。

「今日の日本人は魔裟斗、小比類巻、安廣しか勝てなかったけど、もっと大差がつくと思ってました。村浜君、元気君、小次郎選手も結果的に負けたけど、世界レベルの相手にここまでやれる日本人も、ほんと強いですよ。みんな強くなってます。
 ただ、K-1 MAXはここ1年間で外国人のレベルが滅茶苦茶伸びている。もしかしたらヘビー級のグランプリと一緒で、来年から外人ばかりになっちゃうかもしれませんね。
 日本人は各団体のチャンピオンクラスであることだけでなく、何かプラスαが必要ですね。新日本キックだと武田選手にはプラスαがあったけど、松本選手には無かった。土井選手からもプラスαが感じられなかった。
 最近は出場したがってる日本人の強い選手が多いので、来年は日本予選(の8人トーナメント)を2回やって、日本代表を2人出すアイデアもあります。例えば魔裟斗と武田が別のトーナメントで優勝して世界大会に出るというように。魔裟斗選手も一回戦から出てもらいたいですね。世界大会はたぶん7月でしょう。ラスベガスでのMAXはその先ですね。
 Dynamite!!には元気君と村浜君が出たがってますね。二人は総合ルールでやってもらうと思います。魔裟斗はまだ声をかけてないけど、相手がいないんですよ。大みそかにクラウスやザンビディスとやっても意味がないと思うので。
(「会場で魔裟斗や元気への黄色い歓声が多かったが?」という質問に)これからはヘビー級でも取れなかったような、カラーの違うスポンサーも取れるようになるかもしれませんね。クラウスもいい男ですし」

 また魔裟斗に敗れた元IBF王者・ビンス・フィリップスについては「一方的にやられたとは思わない。気持ちが強かった」と一定の評価をした。試合後フィリップスは病院に直行。冒頭写真のように魔裟斗のミドルとハイを何発も右前腕で受けた影響で、尺骨骨折していたことが判明した。足も強度の打撲を負ったが、帰国際に「機会がまた戦いたい。(今回は2週間しか準備できなかったが)もっと練習期間があれば倒せた」とK-1再出場を志願したという。(井原芳徳)

Last Update : 11/20

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