[パンクラス] 美濃輪が退団、海外修行へ｜8.31両国で10周年大会｜菊田がサイン会

▼ (5/19 up)「今回すべてをゼロに戻したくて、海外修行を申し出ました」
　5月18日のパンクラス横浜大会のセミ前の休憩時間、インタビュウスペースに尾崎允実・パンクラス社長、鈴木みのると共に姿を現した美濃輪育久は、パンクラス退団に至った経緯を短く口にした。
　昨年9月、DEEPの田村潔司戦での敗北、そして２月のパンクラス大阪大会でもヒカルド・アルメイダの柔術殺法に完封され、美濃輪はしきりに“リセット”を口にするようになった。それが修行先も期間も定めないままの海外修行の申し出として結実したことになる。

　この日、大会開始前には一人リングに登場し、ファンにも退団の決定を「まだまだ未熟なので、海外修行に出る事にしました！」と絶叫しながら伝えた。だが次の言葉が続かず、一瞬涙ぐむような仕草で絶句するシーンも見られた。まだ気持ちは完全には整理がついていないようだ。かろうじて「変身して帰ってきます」と叫び、おなじみの天を指すポーズで心の裡を伝える。

　会見で横に着いた尾崎社長も「散々話し合ったんですが、期間が決まっていないということも踏まえて、契約をしないで余分なものは無しで行くのが、本人の気持ちも考えればいいのかなと思ってこういう形になりました。まずは修行だという事を最優先にして、また帰ってきたらウチのほうものぞいてくれるだろうし、それから契約とかいろんな話はすればいいんで」と語り、苦しい決断であったことをうかがわせる。
　送り出す立場となった鈴木は「この話を聞いて美濃輪らしい自分の鍛え方だとおもいました。背中を突き飛ばすような勢いで送り出したいと思います。ただ彼は言語のほうが怪しいので、大丈夫かなとは思いますね（笑）」と、冗談も絡めてこれからの海外生活の苦労を気遣う。これには美濃輪も苦笑しながら「僕は日本語の方も怪しいんで、無謀なんですけど気持ちで行きます。自分が動かないと前に進めないと思いますんで、言葉の壁というのも修行だと思うんで、また勉強したいと思います」と強い決意をのぞかせた。（井田英登）

8.31両国で10周年大会！

▼ (5/19 up) パンクラスは18日、団体の10周年記念大会を8月31日(日)東京・両国国技館で開催することを発表した。

菊田、5/24東京イサミ、5/25横浜イサミでサイン会

▼ (5/19 up) 菊田早苗のサイン会が今回のタイトル戦の約一週間後に行われる。5/24(土)東京イサミ、5/25(日)横浜イサミにて。詳細はイサミのホームページを参照。

Last Update : 05/19