[パンクラス] 國奥、パンクラスismの新道場長に就任

▼ (7/3 up) 前パンクラスism道場長、鈴木みのるに次ぐ新道場長に、國奥麒樹真が1日付けで就任した。國奥は中学卒業と同時にプロフェッショナルレスリング藤原組へ入門。藤原組解散後、若干16歳で1993年5月のパンクラス設立時に練習生として参加し、パンクラスとともに10年を歩んで来た。まだ26歳だが、ismでは高橋義生に次ぐ古株にあたる。6月の大阪大会では稲垣克臣の引退戦の相手を務めたばかり。ウェルター級王者と道場長の二足のわらじで、一層たのもしい存在となるだろう。

「パンクラス・ミッション」新設でプロレスルールと線引き

▼ (4/18 up) 鈴木みのるがパンクラス組織内の新設セクション「パンクラス・ミッション」所属となることが決まった。鈴木は12日の後楽園ホール大会終了後の記者会見で、古巣の新日本プロレスリングへのプロレスルールでの参戦を正式に宣言し、「ケジメの気持ち」からパンクラスismの離脱も表明していた。
　ミッション（Mission）とは「使節団」「使命」「伝導」といった意味の英語で、「パンクラス・マットを離れた場で、ルールやスタイルの枠にとらわれない活動を展開する別働隊。その使命はパンクラスの存在をより幅広い層に伝導していくことにあります」とパンクラス側は説明している。尾崎允実・パンクラス社長らの討議で名前やコンセプトが決まり、鈴木もこれを了承した。写真で鈴木が持つのがミッションのロゴマーク。
　鈴木の宣言を受け、尾崎社長は12日の後楽園大会で、「どんな形で新日本さんのリングに上げるか、具体的には後日記者会見を開いてはっきり報告する」と話していた。17日のP's LAB東京での会見で尾崎社長は、「総合ルール（パンクラスルールを含む）とプロレスルールの試合に両方出場する選手、もしくはプロレスルールの試合のみ出場する選手は、今後ミッション所属となります」と説明。「パンクラスの興行内ではプロレスルールの試合は組みません。したがって、ミッションの選手がパンクラスのリングで試合をする場合は、すべてパンクラスルールとなります」と明言し、ミッションを立ち上げることで、パンクラスルールとプロレスルールにきっちりと一線を引くという姿勢を示した。関係各方面には今後説明するという。
　鈴木は「僕が思っていたことを（会社が）形にしてくれたことに感謝します。社長からの『行って来い』というエールだと受け止めました」と挨拶。プロレスルールについては「僕自身、スタイル、ルールは関係ない。どこのリングでも戦い。殴って蹴って参ったと言わせればそれでいい」「出て行ってぶっ飛ばせばいいかなぐらいにしか考えていません」と話し、さらには「相手が牙をむいてきたら、その牙の一本一本を抜いてやりますよ」と吠えた。鈴木はismを離脱するが、これまでどおりP's LAB横浜を練習の拠点にする。ismの新しい道場長は後日発表される。（井原芳徳）

鈴木みのる“純プロレス”出陣宣言。ism離脱へ

▼ (4/13 up) 鈴木みのるが12日の後楽園ホール大会終了後の記者会見で、古巣の新日本プロレスリングへのプロレスルールでの参戦を正式に表明した。これはプロレス雑誌「週刊ゴング」4月24日号での鈴木のインタビューを受けてのもの。会見で鈴木は「獣神サンダーライガーとの再会（昨年11月横文大会）が決断のきっかけ。新日本のリングで、新日本のルールで、本気で上がりたい。新しい鈴木みのるをつくる。やるからにはトップを目指す」等と発言。新日5.2東京ドーム大会の総合ルール戦には謙吾が参戦するが、そのセコンドとしてだけでなく、他のプロレスも視察するつもりだ。同席した尾崎允実・パンクラス社長は鈴木の発言に対し「会社として全面支援する。どんな形で新日本さんのリングに上げるか、具体的には後日記者会見を開いてはっきり報告する」と話した。

　鈴木はGRABAKAを含めたパンクラス所属選手全員に自分の意志を既に伝え、これを機にパンクラスismを離脱する。尾崎社長はism残留を薦めたが、鈴木は「いてはいけないというケジメの気持ち」から離れることを決意した。この日の大会では「ism所属としては最後になるんじゃないかと思って」、北岡、山宮、渡辺、大石の試合のセコンドに4連続で登場。1勝3分の結果に終ったが、「パンクラスを世界最強、最高の舞台にしたいという思いを後輩に託した」という。だがパンクラス所属に変わりなく、今後も総合ルールでの試合を続ける意向だ。ismの新道場長については後日会見で発表される。（井原芳徳）

Last Update : 07/03