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[パンクラス] 石井大輔、ユタ州のスティーブリングのジムで再出発

▼ (4/13 up) 3月いっぱいでパンクラスを退団した石井大輔(写真右端)が12日、パンクラス後楽園大会に姿を現し、これから米国に修行に出ることを本誌に語った。しばらくはユタ州ソルトレイクシティのムエタイ・インスティチュート・オブ・クポンリで練習する。ここは石井の友人・アレックス・スティーブリングの所属するジムで、石井はスティーブリングのPRIDEの試合では必ずセコンドに付いている。「生まれてから25年間住んできたけど、東京の汚い空気は僕には合わないことに気付いたんですよ」と語る石井にとって、自然に囲まれたソルトレイクは練習に集中できる絶好の環境となるだろう。アイスホッケーに打ち込んでいた大学時代、カナダに留学し地元のクラブジュニアチームで1シーズン活躍した経験もある石井にとって、英語圏の生活は問題ない。脳障害の療養中の今は寝技中心の練習で、打撃は軽いスパーリングしかしていないが、回復状況次第では現地での実戦も視野に入れている。「海外で修行するには今が一番のタイミング。体一つがあればどこにでも行ける。今しかできないことをやりたい」と目を輝かせる石井。1年後、よりたくましい姿となって帰って来るのを楽しみにしたい。(井原芳徳)
(写真:12日のパンクラス後楽園大会のKEI山宮戦でセコンドについた石井。パンクラスファンにはお馴染みのセコンド姿もしばらく見られなくなる)

石井大輔、外傷性脳機能障害を理由にパンクラス退団

▼ (4/10 up) ライトヘビー級10位の石井大輔(パンクラスism)がパンクラスを退団した。石井は昨年9月の横文大会のディーン・リスター戦の直前に頭痛と発熱を起こし不戦敗となっていた。パンクラスによると石井はその後医師に「外傷性脳機能障害」と診断され「完治のため、今後最低でも1年間は試合出場を見合わせたい」とパンクラス側に希望したといい、選手契約を更改することなく3月31日をもってパンクラスを退団した。石井の実質の最後の試合は昨年8月のウルフレボリューションでの栗原強戦となる。
 石井の退団が発表された10日、P's LAB東京で練習を公開した近藤有己は、この件について「個人的に凄い残念ですね。凄く可能性のある選手だと思っていた。あいつがセコンドについてくれて助かった試合もたくさんあったので」とコメントした。石井はまだ25才。怪我を治して、持ち前のアグレッシブな打撃ファイトを再び見せてくれる日が来るのを楽しみに待ちたい。(井原芳徳)

Last Update : 04/13

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