(会見) [PRIDE.24] 12.23 福岡：パンクラス尾崎社長、レフェリング問題終結表明

DSE "PRIDE.24" 2002年12月23日 (月・祝) 福岡・マリンメッセ福岡　　　[→掲示板・PRIDEスレッド]

▼ (12/22 up) パンクラスの尾崎允実社長は21日のパンクラス有明大会終了後、4月のPRIDE.20の菊田 vs. アレクサンダー大塚から尾を引いていたレフェリング問題が終結したことを明かした。同日午後DSE側と電話会談し、「島田裕二ルールディレクターは佐々木 vs. ホドリゴの間はリングサイドにいない。よって、レフェリー、サブレフェリー、ジャッジに関わらない」という対処で話がまとまったという。

アターエフが初参戦！ノゲイラ弟も出場

▼ (12/16 up) PRIDE.24の全カードと試合順が決まった。※が新たに追加されたカード。

　第8試合　アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. ダン・ヘンダーソン
　第7試合　ムリーロ・ニンジャ vs. ケビン・ランデルマン
※第6試合　アリスター・オーフレイム vs. ヴォルク・アターエフ
　第5試合　山本憲尚 vs. アレクサンダー大塚
　第4試合　佐々木有生 vs. ホドリゴ・グレイシー
※第3試合　ロン・ウォーターマン vs. ヴァレンタイン・オーフレイム
※第2試合　ガイ・メッツァー vs. アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
　第1試合　松井大二郎 vs. 大久保一樹

　目玉はなんといっても元リングス・ロシアの“破壊神”ヴォルク・アターエフ（写真）の初参戦だ。かつては対戦相手の頭がい骨を叩き割ったとも噂されるパンチの破壊力は抜群で、リングスマットでもKOの山を築いてきた。欠場のヒョードルに引けを取らない実力の持ち主で、第6試合に置かれているあたりからもDSEの期待の高さが伺い知れる。今回は同じく初参戦のアリスター・オーフレイムと対戦する。
　また、怪力レスリングファイター・ロン・ウォーターマンも初参戦し、アリスターの実兄・ヴァレンタインと第3試合で激突する。ウォーターマンはかつてUFCを主戦場に活躍していた選手で、9月のパンクラス横浜大会では謙吾と対戦。持ち前の怪力でアームロックを極め、3分足らずで勝利している。
　兄弟参戦はオーフレイムだけじゃない。メインを務めるアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの双子の弟、ホジェリオも8ヶ月ぶりにPRIDEマットに戻ってくる。メッツァー相手に成長の程をどれだけ見せられるか楽しみだ。
　第1試合には松井大二郎と大久保一樹の試合が置かれた。PRIDE.23の高田 vs. 田村の流れを汲む試合としても期待がかかる。
　当日券は14時より会場にて発売される。（井原芳徳）

GRABAKA佐々木、グレイシーに一本勝ち宣言

▼ (12/13 up) PRIDE初参戦の決まったパンクラスGRABAKAの佐々木有生が13日、東京・中野のGRABAKAジムで記者会見を行なった。佐々木は3月のDEEP2001でグスタボ・シムと引き分け、9月のパンクラスでアレックス・スティーブリングを破り、世界の強豪との対戦を熱望していたが、早くもその願いがかなった格好だ。
　対戦相手のホドリゴはハイアンとヘンゾのいとこで、ヘンゾのニューヨークの道場で練習している。アブダビ・コンバットで98年87キロ以下級優勝、2001年76キロ以下級4位入賞の結果を残し、今年2月のPRIDE.19でPRIDEに初出場。松井大二郎をフロントチョークで下している。佐々木の兄貴分の菊田早苗もアブダビで試合を見ており「グレイシーでもトップクラス」と実力を高く評価する。佐々木は「グレイシーと名のつく選手と戦えて光栄です。自分のスタイルでどこまで通用するか試して、最後は一本勝ちしたい」と宣言した。
　心配なのは4月のPRIDE.20の菊田 vs. アレクサンダー大塚から尾を引いているレフェリング問題だが、会見に出席した坂本靖・パンクラス常務取締役は「正式に言うとまだ決着していません」と発言。尾崎允実・パンクラス社長とDSEの担当者との間で話し合いを継続中だといい、「どちらにせよ出場選手が安心して戦える環境を作るようには努力しております」と説明した。（井原芳徳）
（写真：佐々木は菊田と郷野と一緒に会見。郷野のパンクラス12.21ディファ大会に向けての会見も同時に行なわれた）

ヒョードル負傷欠場。ノゲイラはヘンダーソンと対戦

▼ (12/12 up) アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとのヘビー級タイトルマッチを予定していたエメリヤーエンコ・ヒョードルが、左腿の怪我のため欠場することとなった。DSEによると、ヒョードルはサンボ世界選手権のコンバット・サンボ部門のトーナメント（11月29日〜12月1日・パナマ）に出場し、5試合を勝ち抜き見事優勝を果たした。しかし試合後に左足の腿に不調を訴え、筋断裂はしていなかったものの、全治3週間で年内中の試合は不可能と診断されたという。ヒョードルは28日にエキシビジョンを行なっていたが、その後の公式戦のトーナメントにも出場していた模様だ。
　代わってダン・ヘンダーソンがノゲイラとノンタイトルで戦う。両者は2000年2月のリングスKOKトーナメント準決勝で対戦したが、審議判定で敗れたノゲイラとしてはリベンジマッチとなる。
　他にもムリーロ・ニンジャ vs. ケビン・ランデルマン、山本憲尚×アレクサンダー大塚、佐々木有生 vs. ホドリゴ・グレイシー、松井大二郎 vs. 大久保一樹の4試合も発表された。佐々木と大久保はPRIDE初参戦。残り3カードは後日発表。

ノゲイラ、挑戦者ヒョードルを警戒

▼ (11/29 up) エメリヤーエンコ・ヒョードルがPRIDE.23でヒース・ヒーリングに勝利し、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのヘビー級タイトルへの挑戦権を獲得したことを受け、29日ノゲイラが都内で記者会見を行なった。
　ノゲイラもヒーリングとPRIDE.17で対戦したが、怪我で本調子でなかったとはいえ判定勝ちどまりだった。そのヒーリング相手にヒョードルがドクターストップ勝ちをおさめたことで、ノゲイラはヒョードルに対する印象が一転したという。大みそかの猪木祭に出場意志を示しがらも、「今はタイトル戦に集中したい」と語るあたりからも、ヒョードルへの危機意識の強さが感じられる。「作戦はブラジルに帰ってから考える」といい、ヒョードルの上からの強烈なパンチに対しどういう策を練るかが楽しみである。
　なおヒョードルは、パナマで開催中のサンボ世界選手権と同時に開催されたコマンドサンボ選手権に登場。DSEの森下直人社長は怪我を心配し同大会への出場に懸念を示していたが、現地情報によると、結局ヒョードルは試合をせずデモストレーションを行っただけだったという。ヒョードルは12月5日にロシアに戻り、ノゲイラ戦に備える予定だ。（井原芳徳）

▼ (11/29 up) DSEの森下直人社長は、PRIDE.24で日本人中堅選手の試合を4〜5試合組む計画を明らかにした。だが、具体的な選手名は明かさず、「過去にPRIDEに参戦した団体の有望選手」と語るに留まった。大会ポスターにシュルト、アイブル、ボブチャンチンの写真が使われ、ヒーリングやグッドリッジの名前も出場予定選手にラインナップされている。しかしシュルトとヒーリングは負傷欠場がほぼ確実で、最終的なカード決定は選手のコンディションにも大きく左右されそうだ。森下社長は「地方大会ということで地味に思われるかもしれませんが、派手な大会になるので期待していてください」とも話している。（井原芳徳）

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE.24"
2002年12月23日 (月・祝) 福岡・マリンメッセ福岡

第8試合　
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ（ブラジル／ブラジリアン・トップ・チーム）
ダン・ヘンダーソン（米国／チーム・クエスト）

第7試合　
ムリーロ・ニンジャ（ブラジル／シュート・ボクセ・アカデミー）
ケビン・ランデルマン（米国／ハンマーハウス）

第6試合
アリスター・オーフレイム（イギリス／ゴールデン・グローリー）
ヴォルク・アターエフ（ロシア／ロシアン・トップ・チーム）

第5試合
山本憲尚（日本／高田道場）
アレクサンダー大塚（日本／AODC）

第4試合
佐々木有生（日本／パンクラスGRABAKA）
ホドリゴ・グレイシー（ブラジル／グレイシー・バッハ・アカデミー）

第3試合
ロン・ウォーターマン（米国／コロラド・スターズ）
ヴァレンタイン・オーフレイム（オランダ／ゴールデン・グローリー）

第2試合
ガイ・メッツァー（米国／ライオンズ・デン）
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ（ブラジル／ブラジリアン・トップ・チーム）

第1試合
松井大二郎（日本／高田道場）
大久保一樹（日本／U-FILE CAMP.com）



◆入場料　（全席指定・消費税込み）
VIP（ビップ） 100,000円 【特典：専用入場ゲート・グッズ付】
RRS（ロイヤルリングサイド） 25,000円 　
スタンドS 15,000円 　
スタンドA 7,000円

◆発券スケジュール
11月7日（日） 特別先行電話予約 052(961)6341 10:00〜19:00
11月24日（日） 一斉発売 10:00〜

◆お問い合わせ
株式会社ドリームステージエンターテインメント　 03-5775-5700

Last Update : 12/22