>[Re:90] はかまださんは書きました :
> ホジェリオやアローナの試合は確かに膠着しやすい。でもこれは彼らのレベルの高さの証でもあると思う。
> MMAが進化していけば、高レベル同士の選手のせめぎあいになる。必然的に膠着は増えていく。
> でも、会場の盛り上がりを見ても、観客は派手なシーンをどうしても望む。派手なシーンを演出しようとしたら、実力に差のある試合が増えてしまう。このジレンマは大きいよ。。
> 大晦日のヒョードル、ノゲイラ戦もつまらなかったという意見もあるくらいだし。。
> 難しい問題ですね。。
そうかな?俺は膠着が総合の進化の上で避けられないものだとは思えないな。ましてやレベルの高さの証だとは全然思わない。俺はアローナはそれほど膠着してるとは思わないけど、かつてのランデルマンとか高瀬なんかはただ単に勝利だけ考えた観客無視の膠着試合をしてたし、ホジェんなんかは常にセーフティ+決め手に欠けるって感じ。
膠着ってのはそもそも「負けない」戦い方の結果に他ならない。興行に出るプロとして求められるのは技術云々じゃない。金を払った客を満足させる試合ができる、その上で勝つっていうのが本当の意味でのレベルの高さなんじゃないかな?
けっこうこの、「常に勝とうとする」のと「常に負けないようにする」の違いは大きいと思うよ。要は自分から試合を決めにいくかどうかってことなんだけどね。
格闘技って性質上選手に強さを求めるのは当然だし、最強を名乗れる選手が興行上絶対に必要なのはわかるけど、PRIDEは選手に勝つことだけを求めてるわけじゃないでしょ。「非競技」を標榜するPRIDEにあっては観客に響かないレベルの高さなんて意味を為さない。
そう言ったことを踏まえて、本当の意味での総合の進化形っていうのは、ノゲイラの極めだったりミルコやシウバの打撃だったりヒョードルのパウンドだと思う。つまり強い選手からも一本・KOを奪える選手・または常にその可能性を感じさせる選手かな。
例えば、俺は桜庭-シウバを何度見てもドキドキしてしまう。それは桜庭が「ひょっとしたら極めるんじゃないか?」って期待を抱ける選手だからだと思う。(シウバには外国勢と戦って欲しいし、桜庭への期待も年々減ってきてるし、いっつもこのカードが決まるたびに文句ブーブー言ってるけどね。)
ただ、観客が派手なシーンを望む→興行としてそれにできるだけ応えなきゃならない→大味な試合が増える ってののジレンマは確かにあるね。まぁそういう試合が一般層向けに何試合か必要だとは思うけど。
そういう意味でも、観る方にも最低限度のレベルの向上は絶対必要だね。まぁ選手にしろファンにしろ、レベルの向上ってのは興行が続いていく限り必然的についてくるものだと思うけどね。 |
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