某団体は今度から体重無差別、ラウンド制無しで最終的にはなんでもありのUFCルールに近い形でやる選手の発掘をするとか出ていましたけど、かなり危なくないですか?。
『選手の生命とプライドを掛けてやる』というものの、人にやらせる前にその団体のトップの方はまだ現役選手なのですから、まずはご自分がやってみてから判断してみたら如何でしょう?。
見ている方はスリルがあって面白いのかもしれないけど、ともすれば人が壊されるんですよ?。簡単に「なんでもあり」「格闘技の原点に帰る」と言わないで欲しいですよね。 格闘技と呼ばれているものが、ある意味スポーツ化してしまうのは仕方ないことだと思いますし、もしなんでもありの試合にするのであれば選手は一切の報酬を求めないし、試合場を主催する人も観客からお金は取らないという方針でやるべきです。そこまでの条件を飲んだ上で、それでも「戦いたい」という選手がいるのなら何も言えませんから。
『主催者が政治的思惑で対戦を組んではならない』という考え方は立派です。
しかし、試合場があって、お客から金を取るのならばやっぱり商業的打算は絶対に入るはず。反則した選手のファイトマネーを没収する云々というルールもありましたが、それだけ過激なルールでやるのならギャラも見合うだけのものを求められるはず。でも、それはある意味危険を伴う手当てみたいに思われて、マネー欲しさに来る輩だっていないとも限りません。
『グラップラー刃牙』のドーム地下闘技場みたいになってしまいますけどね。
外から「やれ!やれ!」と人同士が壊し合うのを見ているだけの立場で「より過激に」と思って考えたルールならば今一度、検討の余地があるのではないでしょうか?。さっきも言いましたが、実際に団体トップの方がやってみてから決めるべきです。人にやらせるだけならどんなに過激なことも、ある意味残酷なことも言えますから。
日々身体を切磋琢磨している選手がいるというのに、いまだに総合系はボクシングなんかと異なって「乱暴者」というイメージが世間には多いようです。
やり方を間違えると、総合系全体がまた悪く見られてしまう可能性だってあるこのルール。 考えてください。 |
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