寝技の技術オンリーの話で言えば今の柔道の技術がブラジリアン柔術の技術より劣っていることは、明白な事実です。もしそうでなければ嘉納が(講道館)が封印した柔術を前田(コンデ・コマ)がグレーシーに伝授しそれをグレーシー一族が改良しブラジリアン柔術として寝技の技術を発展させた意味がありません。
それに帯の話で言えば道場によって差がありますが一般にブラジリアン柔術の紫帯取得するのに4・5年はかかります。それは、基本的な技術を青帯レベルで取得しその連携やさらに多彩な技を繰り出しある程度自分のスタイルができる過程を紫帯レベルとしているからです。ですので柔道に比べ帯の取得も遅くまた紫帯レベルでも寝技の技術はそうとうにあるといっても過言ではありません。
実際、道場の練習で同じ体格であれば柔道の有段者が紫帯の者に極められるのは珍しい事ではありません。
しかし柔道のそれなりの経験者が柔術の経験をつめば他の柔術家よりアドバンテージがあることも確かな事です。 |
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