というコピーが格通の表紙に躍ったのは、1997年の事でした。
モーリス・スミスがマーク・コールマンに圧勝したUFCのタイトルマッチ。それまでタックルや寝技が圧倒的優位だった総合格闘技で、立ち技系格闘技出身選手が遂に栄冠に輝いた一戦です。
時は変わり、現在ではミルコ・クロコップの活躍などを見るまでもなく、の打撃系の優位性が寝技を追い越しているのは周知の通りだと思います。
渡邊久江がしなしさとこをKOした今回のDEEPライト級王座戦は、女子版のスミスvsコールマン戦だったと言えるのではないでしょうか?
単に打撃系が組み技系に勝ったというだけではなく、タックルや寝技のスキルの高い選手が優位だった女子の総合が、男子が辿ってきた歴史と同じようにネクストステージに立ったという意味において。 |
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