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［第１０試合 ６９.８５ｋｇ契約キックボクシングルール（肘無し）] ラモン・デッカー ｖｓ 緒方健一 今大会で最も結果に期待するカードだ。何故ならこの試合がデッカーの日本における最後の試合、デッカーはこの後タイかフランスでの試合を最後に引退する、つまりこの試合が日本人がデッカーから勝利を奪う最後のチャンスなのだ。 |
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軽いジャブの交換からデッカーがハイと飛び込んでのロー、緒方もローを返す。緒方はデッカーの左足にロー、そして左右のストレート。デッカーはパンチとミドルを単発で返す。
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緒方は完全にデッカーの左足に狙いを定めて右ローを続ける、デッカーは左ミドルと左右のフック、そして重いワン・ツー。手数では緒方が優る、緒方左右のパンチで前進するがデッカーは上体を振ってかわす。
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 緒方は右ローにねらいを絞る
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ローを続ける緒方に、これを嫌ってか盛んに構えをスイッチするデッカー、中々手が出ない。緒方の右ストレートがデッカーの顔面を捉え場内湧いたが、デッカーはガード上げパンチを返してそれ以上攻め込ませず。逆にデッカーのストレートで緒方ダウン、直後に終了のゴングでカウントもストップ。
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左ミドルと右ロー連打の緒方、デッカーもコツコツ緒方の内足へローを当てる。緒方の左右のパンチにデッカーがガード固めて足が止まった所へ緒方一気にラッシュ、ロープ際まで下がったデッカーにパンチを打ち込み続ける緒方だがデッカーはガード固めて耐え抜き左右のフックを振り回して前進、打合いになる。打合いの中デッカーのフックが緒方の顔面をかすめ、ぐらついた緒方にデッカーは止めのフック２連発で緒方無念のノックアウト。
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 緒方パンチの猛攻で追い込むが デッカーはガッチリガード、試合 後デッカーは「見えていた」と |
手数とスピードで序盤は健闘した緒方だったがデッカーの１発に沈んだ、左足を狙って蹴り続けたローもかなりの数ヒットしていたがデッカーを慌てさせることは出来ず。残念ながらこれで日本人がデッカーを倒す機会は永久に失われた。 | ||
