今年5戦目にして最後の試合は、3度目のNJKFとの交流戦となったガルーダ・テツ選手。最初は、NJKFのリングで三上選手と、2度目は連盟のリングで相沢選手とグローブを交えているが、いずれも勝利を逃している。今回、再びNJKFのリングに上がり、笹羅選手を倒して交流戦初勝利を狙いたいところだろう。 一方、ホームで迎え撃つ形となる笹羅選手は、昨年来最も成長を見せている選手のひとり。ランキングもじわじわと上昇、2位にまで上がってきた。7月にはソムチャーイ高津選手と王座挑戦権をかけて戦ったが、これは引き分けに終わっている。来年、王座を狙うためにも、ここでネームバリューのあるガルーダ選手を倒しておきたい。
一方、ホームで迎え撃つ形となる笹羅選手は、昨年来最も成長を見せている選手のひとり。ランキングもじわじわと上昇、2位にまで上がってきた。7月にはソムチャーイ高津選手と王座挑戦権をかけて戦ったが、これは引き分けに終わっている。来年、王座を狙うためにも、ここでネームバリューのあるガルーダ選手を倒しておきたい。
手数にまさった笹羅選手が判定で勝利した。前半、ワンツースリーとパンチを重ね、ローで離れるという攻撃を多用し、押し気味に進めたが、後半は疲れ気味になってしまった。表情も、動きも、疲労の色が隠せなかったが、それでも終盤まで試合をリードしてたことを考えれば、妥当な判定といえるだろう。 一方のガルーダ選手は、決定的な有効打こそもらわなかったが手数に押されてしまった。はっきり言って今回の試合は動きに精彩を欠いていた。わずか1週間前にも試合を行っており、その疲労が残っていたか。決して表情は死んでいないが、体がついてこないという感じで、いつもに比べて手数が少なく、攻撃に勢いが感じられなかった。 互いに決め手のないまま終わってしまったこの試合、両選手の来年の飛躍への糧になればいいのだが。 文 片岡
一方のガルーダ選手は、決定的な有効打こそもらわなかったが手数に押されてしまった。はっきり言って今回の試合は動きに精彩を欠いていた。わずか1週間前にも試合を行っており、その疲労が残っていたか。決して表情は死んでいないが、体がついてこないという感じで、いつもに比べて手数が少なく、攻撃に勢いが感じられなかった。
互いに決め手のないまま終わってしまったこの試合、両選手の来年の飛躍への糧になればいいのだが。
文 片岡