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 [第15試合 日・タイ国際戦55kg契約]
ラビット関 vs ランバー・ソムデートM16
つて全日本フライ級王者の山田隆博と元バンタム級王者のJ−NETWORKの貝沼慶太を大差の判定で降し、そして土屋ジョーを圧倒的なパワーとスピードで1ラウンドでKOしたランバーがMAのリングに初登場。対するは前MA日本バンタム級王者のラビット関。前回の興行で山本ノボルにタイトルを奪われた関、精彩を欠いた内容の試合だったが、もし復調せぬままであればひとたまりもなく叩き潰されてしまうに違いない。



ラウンド1 がミドルとロー、とランバー素早く踏み込んで足払い気味のローで関転倒。更にランバーの足払いで簡単に転がされてしまう関。ランバーは強烈な右ローから右ストレート、関のガードを弾く。そしてローを連発、関はランバーの猛攻の前に防戦一方。関のガードの上からパンチの連打を叩き込むランバー、関はガードごと身体をもっていかれる、そこへ強烈なローで立て続けに2回のダウンを奪われる関。立ち上がった関だがランバーに怯えるような表情を見せ、腰を引きコーナーへ下がる。そこへランバーがローとパンチの連打で止めを刺した。


ンバーの圧倒的な破壊力の前に関は正しく”叩き潰されてしまった”。土屋はパンチで倒されたが、関はローで倒された。日本人の尺度で見ると、フライ級のスピードにフェザー級のパワーを持っているかのようだ。関と土屋が共にこの結果と言う事は、日本人ではバンタム以下の選手ではだれが行っても同じということだろう。ランバーおそるべし、だ。

 破れた関、これで土屋に負けて以来3連敗となった。相手が悪すぎたというのもあるが、試合後に本人は「チャンピオンになって気持が守りに入ってしまった」と語っている。この敗戦をきっかけに再び挑戦者の気持を取り戻し、強い関が蘇ることを信じたい。

文 渡辺


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