RIZIN 11.4 アゼルバイジャン:榊原信行CEO大会総括「予定調和で終わらない現実が格闘技の魅力」。右拳負傷の鈴木千裕の大晦日出場は「無理強いさせる必要は無い」
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RIZIN LANDMARK 7 11月4日(現地時間)アゼルバイジャン大会の終了後、RIZINの榊原信行CEOが大会を総括すると共に、大晦日のRIZIN.45さいたまスーパーアリーナ大会や今後の展望を語った。以下はその談話の抜粋。
榊原CEO「予定調和で終わらない現実が格闘技の魅力」
こういう形でアゼルバイジャンで大会ができたこと、大変でしたけど、滞りなくできたことをうれしく思います。イベントに全面的に協力してくれたアゼルバイジャンの国に感謝します。
特にセミのムサエフとメインのケラモフの試合が盛り上がりました。ムサエフが勝って、アゼルバイジャンの観客の皆さんは歓喜に沸いたと思います。その何分か後に落胆のどん底に落ちたと思いますけど、格闘技の魅力は圧倒的な現実、ヒーローが負ける現実を受け入れることです。予定調和で終わらない現実が格闘技の魅力です。この歓喜と悲劇をアゼルバイジャンの皆さんに感じてもらう機会ができたことは、イベントとして良かったと思います。
※以下はアゼルバイジャン現地のマスコミからの質問
(またアゼルバイジャン大会を開催したいですか?)アゼルバイジャンの皆さんが見たいと思ってもらえたのであれば、我々は続けたいです。
(鈴木千裕とケラモフの再戦の可能性は?)ケラモフは負けましたけど強くて、格闘技に人生を捧げた選手です。祖国で負けた悔しさが彼をより強くすると思います。敗戦を乗り越えてチャレンジするなら、近い将来、リベンジマッチやタイトルマッチもあると思います。
(今後のアゼルバイジャンの選手とRIZINの契約は?)ムサエフはベラトールとの契約ですけど、ベラトールと我々はアライアンスを組んでこれからもやっていきますので、引き続きムサエフといい関係を築きたいです。アゼルバイジャンにはいい選手がたくさんいますので、これからもマッチメイクしたいですし、RIZINを通じてアメリカのプロモーションに出るチャンスがあると思います。アゼルバイジャンのまだ見ぬ強豪、若い選手に目を向けていきたいです。
右拳負傷?の鈴木千裕の大晦日出場は「無理強いさせる必要は無い」
※以下は日本のマスコミからの質問
(初参戦勢で今後日本に呼びたい選手は?)何人かいましたね。負けましたけどアナスタシア(・スヴェッキスカ)と戦ったファリダ(・アブドゥエバ)選手はまだ19歳で、49kgで戦いたいという希望でしたが、アナスタシアはベストが52kgで、今回はキャッチウェイト(51kg)でやりました。経験が足りないところがありますが、魅力的な選手だと思いました。あと(ホアレス・)ディア選手も負けましたが、アグレッシブで、身長差のない日本人とやったら噛み合うと思いました。ファンの方の声にも耳を傾けて、日本に招へいしたいです。
(鈴木選手が右拳を負傷したようですが、大晦日にタイトルマッチを組みたい?)まずはドクターチェックをしっかりして。千裕選手と事前に話していたのでは、大晦日にタイトルマッチをやりたいということでしたけど、僕は正直、あんまり無理させる必要はないと思っています。まだ発表していないカードも含め、十分ラインナップが揃いますし、ベストのコンディションで臨めるタイミングで、無理強いはさせる必要は無いと思っています。
(王座挑戦の第1コンテンダーは金原(正徳)選手ですか?)そうですね。
(アゼルバイジャン開催での一番手応えは?)我々の経験不足もあったと思いますが、文化・言語の違い含め、色々大変なことがありましたが、こういう経験がスタッフのスキルをパワーアップすると思いますし、RIZINの未来に向けての経験を得たと思います。日本にいたら経験できなかったと思います。色んなトラブルへの対応力が身に付いたのが一番の財産になると思います。
(千裕選手にどんなチャンピオンになって欲しい?)7月のピットブル戦に続いて、ピットブル戦がフロックじゃないと。彼は本当に真摯に格闘技に向き合っていて、凄く熱心にトレーニングをするし、RIZINで本物の男の強さを証明してほしいです。人生懸けてやらないとチャンピオンになれないんで、これからも弛まぬ努力を続けて欲しいです。まだ若いんで、これからもRIZINのトップとして頑張って欲しいです。
RIZIN 11.4 アゼルバイジャン(レポ):鈴木千裕、下からの蹴り上げとパンチでケラモフを1R KOしフェザー級王者に。ムサエフ、武田光司を圧倒し3R TKO勝ち