パンクラス 4.27 立川ステージガーデン:透暉鷹、キルギスの新鋭ウルルとバンタム級王座防衛戦「爆発力は負けない」。船田電池と対戦するリトル「電池対“気持ち”で」。大塚智貴×浜本キャット、眞藤源太、荒田大輝、武者孝大郎の意気込みも
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PANCRASE 353(4月27日(日)東京・立川ステージガーデン)の出場選手の記者会見が4月11日、東京都内で行われた。この記事ではバンタム級王座防衛戦を行う透暉鷹ら8選手の談話をお届けする。
キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ バンタム級 5分5R
透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/王者、元同フェザー級王者)※初防衛戦
カリベク・アルジクル・ウルル[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/オリンプジム・ビシュケク/1位)
この一戦は昨年12月のニューピアホール大会で当初組まれていたが、透暉鷹が右足首靭帯損傷等、ウルルが肩の怪我を負い、中止となっていた。
透暉鷹は28歳。17年にMMAデビューし、20年からパンクラスを主戦場とし、22年7月、フェザー級暫定王者決定戦で亀井晨佑に4R裸絞めで一本勝ち。23年に入り両肘を手術。ISAOの返上で正規王者となっていたが、バンタム級に転向するため8月に王座を返上。12月のバンタム級初戦が同級王者決定戦となり、河村泰博を1R肩固めで下し2階級制覇を達成した。昨年、Road To UFCバンタム級に参戦し、5月の一回戦では韓国のキム・キュサンを寝技で圧倒し判定勝ちしたが、8月の準決勝では中国のバーエゴン・ジェライスーに判定負けした。
ウルルはMMA 12戦11勝(5KO/4一本)1敗の23歳。9月の立川大会でパンクラスに初参戦し、当時バンタム級1位の井村塁を打撃で圧倒し、わずか75秒でパウンドアウトし、2戦目で王座挑戦の機会が巡って来た。
◆透暉鷹
12月、お互いの怪我で延期になってしまって申し訳なかったです。今、怪我もなく調子も万全なんで最高の試合をしたいと思います。
(ウルルの印象)キルギス人ということで爆発力があって、強い相手なんで、強い相手とできることを感謝して、自分も爆発力は負けないと思っているので楽しみにしてください。
(12月から時間が経った影響)お互い怪我ということで、あんまりないと思うんですけど、お互いしっかり作り上げて、最高の試合を見せられるようにやりたいなと思っています。
(強い相手だが、隙は見つけた?)逆に期間がしっかり空いて、僕も海外に練習行って、自信も持っています。序盤は強いと思うんですけど、(5R)全体通して(戦って)、チャンピオンらしく、しっかり自分の持ち味も出して、最後勝ちたいと思います。
ストロー級 5分3R
リトル(HIDE’S KICK!/1位)
船田電池(和術慧舟會HEARTS/3位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
リトルは昨年4月の立川大会でのストロー級暫定王者決定戦で黒澤亮平に2R KO負けしたが、昨年12月大会で織部修也に判定勝ちした。
船田は昨年のネオブラ優勝者でプロ4戦全勝の21歳。昨年12月大会での「電池」への改名初戦では無尽蔵のスタミナを発揮して寺岡拓永を攻め続け判定勝ちしている。
◆リトル
今回電池選手との試合ということで、どんな試合になるかというのは予想がつくんですけど、ドキドキワクワクしています。
(勝敗のポイントは?)本当にどんだけ、きついところで頑張れるかじゃないですかね
(船田に比べ自分の電池の容量は?)あまり多く積んでないですね。電池君は無限電池で、僕は多分“気持ち”です。電池対気持ちでいいんじゃないですかね。
(船田が「しんどい試合が好き」と話しているが、リトルは?)僕も結構ドロドロのぐちゃぐちゃの試合をするのが好きで、見てるだけで気持ち悪くなってくるぐらいの試合できればなと思っていつもやってますし、なので楽しみですね。今回の試合を見てる人が吐き気を催すような試合をしたいと思ってます
◆船田
去年は4連勝して迎えられたのですが、今年も一発目から死ぬほどしんどい試合をして勝ちたいと思っています。
(ジムの先輩で同じストロー級の猿田洋祐が、かなり船田選手を買っている発言をしていることについて)HEARTSは猿田さんだったり新井丈さんだったり、修斗のストローでトップを取った選手が何人もいて、その中で僕も揉まれてやっているのですが、やはり日本一と常に毎日接している自信が誰よりもあります。
(リトルに比べ自分の電池の容量は?)お互いファイトスタイル似てるんですけど、年齢が僕は20歳でリトルさんが39歳、約2倍の差があって、フレッシュさがあるので、容量で言ったら2倍以上僕の方があるのかな、と思います。
(豊富なスタミナの秘訣は?)僕もよく分からないです。そんな体育会の経験もあるわけでもなくて、自分でもこんなスタミナあるんだと思っていて。しかも僕はしんどい試合をしてクタクタになるのがすごい好きな人間なので、それで自分の欲求を満たしているところもあります。
(前回の試合後、フィニッシュが課題と話していたが、どんな練習をしている?)ポジションを取るだけじゃなくて、パウンドを打って、そこからの極めまでの一連の流れを考えた練習を最近は取り入れています。
(勝敗のポイントは?)お互い気持ちで戦っているところは大きいと思うので、最後は3Rなりに現れる気持ちの差が勝敗を決定づけるかなと思っています。
フライ級 5分3R
大塚智貴(CAVE/4位、ネオブラッドトーナメント2021ストロー級優勝)
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/8位、元Fighting NEXUS同級王者、元WPMF日本スーパーバンタム級)
大塚は一昨年は2連敗し、昨年は3月に眞藤源太に判定勝ちし、6月に山﨑聖哉に2R KO勝ちし2連勝としたが、11月には秋葉太樹に判定負けしている。
浜本は昨年5月のパンクラス初戦ではジョセフ・カマチョに判定勝ちしたが、11月大会では眞藤源太に判定1-2で惜敗した。
◆大塚
僕の前戦11月、メインイベントですごい不甲斐ない試合して負けてしまったので、それを取り返すような試合をしたいと思っています。
(浜本の印象)キックボクシングでもベルトを取っているし、MMAでも他団体でベルトを取っているので、すごい強い選手だなと思っています。
(どういう試合を見せたい?)自分の中に眠っている狂気みたいなのを見せられたらいいなって思いますね。
(同門の雅駿介と浜本の首相撲対策はしている?)直接、雅君からじゃないんですけど、ムエタイ・首相撲がすごい上手い選手と練習させていただいて、いろいろ対策を教えてもらったりしています。
◆浜本
かなり素晴らしい大会に呼んでいただいて、本当にありがとうございます。この素晴らしいメンバーの中で、僕がベストフィニッシュ賞を取りたいと思います。
(大塚の印象)ちゃんと武器もあって、地力のある選手だと思っています。
(前回11月の眞藤戦の敗戦以降の変化)前回の試合前から「極めが強いんだから極めに行った方がいいじゃん」って色んな人から言われて、前回は出なかったので、今回は出していくような練習をいっぱいしてます。実はこの(会見の)中にいるあるメンバーの人と秘密特訓をして腕を磨いています。ずっと練習しているFIGHTER’S FLOWがそんなに激しい練習をしないジムなんですけど、ちょっと危ない練習も結構やるようにしています。
フライ級 5分3R
眞藤源太(KINGCRAFT/8位)
ハファエル・ヒベイロ[ラファエル・リベイロ/Rafael Montouro Ribeiro](ブラジル/ボンサイ柔術)
眞藤は昨年3月に大塚智貴に判定負けしたが、6月に上田将年に判定勝ちし、11月に浜本“キャット”雄大に判定勝ちし2連勝中だ。
ヒベイロは22年5月に現UFCファイターのフェリペ・ドス・サントスに判定1-2で惜敗したが、23年7月と昨年4月の試合では1R勝利。静岡のボンサイ柔術の一員として昨年7月のパンクラスで日本デビューしたが、濱田巧に判定負けした。
◆眞藤
去年はちょっとつまんない試合ばっかあったので、一発目、思いっきり盛り上げます。
(相手の印象)いかついブラジル人って感じです
(日本人離れしたバネを持っているが、秘訣だったり、スポーツ歴がある?)サッカーをやっていたんですけど、相手はブラジル人なんですけど、実は僕もブラジルの血入っていて。言ったらブラジル同士の試合ですね。
ライト級 5分3R
松岡嵩志[たかし](パンクラスイズム横浜/7位)
オタベク・トキロフ[Otabek Tokhirov](ウズベキスタン/シャフリハンジム)
※会見後、4月21日に中止が発表されました
松岡は34歳。23年9月の葛西和希戦、昨年4月のホン・ソンチャン戦と2連敗を喫したが、7月に丸山数馬に判定勝ちした。
トキロフはパンクラス等の日本の大会でも猛威を振るう中央アジアのウズベキスタン出身でMMA戦績13戦10勝(6KO/3一本)3敗。ベラルーシやロシアで開催されているACAで23年に2勝し、今回約1年半ぶりの試合となる。下2つはACAでの試合映像で、トップキープ力の強さはパンクラス勢の脅威となりそうだ。
◆松岡
2度目の国際戦で、前回やられてるんで、リベンジに果たしたいと思います。
(かなり強豪が相手だが、特別な練習は?)今回からボクシングパーソナルを受けに千葉まで行ってるんで、ボクシングはだいぶ良くなったと思います。それが試合に出るかどうかは分からないですけど。
(キャリア的にここで結果を出すか出さないかは大きいのでは?)そうですね。勝ったり負けたりがずっと続いているので、ここで勝って当日、ライト級のすごいタイトルマッチがやるので、そこに名乗り出れるような試合をしたいです。
バンタム級 5分3R
荒田大輝(パラエストラ八王子)
ギレルメ・ナカガワ[Guilherme Nakagawa](ブラジル/ボンサイ柔術)
荒田は昨年、16名がエントリーしたネオブラッドトーナメントで決勝まで残ったが、山口怜臣に判定1-2で惜敗した。ナカガワは昨年の格闘代理戦争に出場した選手で、9月のパンクラスでのプロデビュー戦では安藤武尊に判定負けしたが、12月の2戦目では渡邉泰斗を相手に柔術黒帯のスキルを存分に発揮し1R腕十字で一本勝ちしている。
◆荒田
前回ネオブラの決勝で負けてしまったので、仕切り直しということで、しっかり勝ちたいと思います。
(ナカガワの寝技対策で何か特別な練習は?)特別に練習していることはないですけど、いつも以上にグラップリングは多めに練習しています。
(黒帯の柔術家のナカガワとの寝技の違い)あちらは柔術で、こっちは柔道って感じですかね。自分は青帯なんですけど、しっかり黒帯をポペガします。
ウェルター級 5分3R
ガブリエル・レーベン[Gabriel Levan](フランス/X-Road)
武者孝大郎(マスタージャパン東京)
レーベンはMMA 3戦1勝2敗でパンクラス初参戦。武者は柔道で全国大会出場経験があり、昨年6月のパンクラスでのMMAデビュー戦で渡邉ショーンに判定勝ちしている。
◆武者
2戦目にして国際戦組んでいただけて、パンクラスさんには非常に感謝しております。期待に沿えるよう努力します。
(相手の情報は得ている?)結構SNSを盛んにやられている選手でしたので、そちらを拝見したりですとか、あとはちょっと10年くらい前の試合にはなってしまうんですけど、過去の対戦の試合とかも拝見していますので、そういうところで情報を集めています。
(空道で外国人選手との対戦経験は?)日本人だけですね。なので、本当に海外選手とやるのは今回が初めてです。
(マスタージャパンでかなり激しい練習をしているのを見ました)やっぱりあの練習で強くなれているのかな、というのは率直な感想です。結構激しいスパーを週に1回、SASUKEや芳賀ビラル海とやっているんですけども、週に1回、試合と同じような激しい練習をすることで、実際の試合にそこまでテンパらないというか、実戦と同じような感覚が養われるというのはあるんじゃないかなと思います。
対戦カード
キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ ライト級 5分5R
雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA/王者)※2度目の防衛戦
天弥(和術慧舟會HEARTS/1位、ネオブラッドトーナメント2023同級優勝)
キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ バンタム級 5分5R
透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/王者、元同フェザー級王者)※初防衛戦
カリベク・アルジクル・ウルル[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/オリンプジム・ビシュケク/1位)
キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ(王者決定戦) ウェルター級 5分5R
押忍マン(DESTINY JIU-JITSU/1位)※押忍マン洸太 改め
佐藤生虎[しょうご](UNITED GYM TOKYO/3位)
ウェルター級 5分3R
内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/ミドル級王者)
ゴイチ・ヤマウチ[Goiti Yamauchi](ブラジル/ヤマウチチーム)
ストロー級 5分3R
リトル(HIDE’S KICK!/1位)
船田電池(和術慧舟會HEARTS/3位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
フライ級 5分3R
大塚智貴(CAVE/4位、ネオブラッドトーナメント2021ストロー級優勝)
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/8位、元Fighting NEXUS同級王者、元WPMF日本スーパーバンタム級)
フライ級 5分3R
眞藤源太(KINGCRAFT/8位)
ハファエル・ヒベイロ[ラファエル・リベイロ/Rafael Montouro Ribeiro](ブラジル/ボンサイ柔術)
ライト級 5分3R
松岡嵩志[たかし](パンクラスイズム横浜/8位)
オタベク・トキロフ[Otabek Tokhirov](ウズベキスタン/シャフリハンジム)
バンタム級 5分3R
山口怜臣[れお](タイガームエタイ/10位、ネオブラッドトーナメント2024同級優勝)
平岡将英(KRAZY BEE/ネオブラッドトーナメント20119同級優勝)
バンタム級 5分3R
荒田大輝(パラエストラ八王子)
ギレルメ・ナカガワ[Guilherme Nakagawa](ブラジル/ボンサイ柔術)
ウェルター級 5分3R
ガブリエル・レーベン[Gabriel Levan](フランス/X-Road)
武者孝大郎(マスタージャパン東京)
バンタム級 5分3R
小原統哉(THE BLACKBELT JAPAN)
神部篤坊[かんべ あつぼう](ABLAZE八王子)
【プレリミナリーファイト】
フライ級 5分3R
赤﨑清志朗(香取道場)
中村大信(Battle-Box)
フェザー級 5分3R
松岡 拓(OOTA DOJO)
関 翔渚[せな](BRAVE)
概要
大会名 PANCRASE 353
日時 2025年4月27日(日) 開場・未定 開始・13:00(予定)
会場 立川ステージガーデン [HP]
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP 50,000円 SS 30,000円 A 13,000円 B 9,500円 2F-A 14,500円 2F-B 11,500円 ※未就学児は膝上観戦に限り無料 ※ファンクラブ先行販売3月25日(火)〜29日(土)、一般発売3月30日(日)
チケット販売 MORE TIGET 出場選手・所属ジム
お問い合わせ パンクラス 03-5339-9198 http://www.pancrase.co.jp/