フランシスコ・フィリォ インタビュー
「極真王者としてではなく」
横浜大会の最大の注目と言えば、やはりフランシスコ・フィリォの復帰であるだろう。
今年、4月、極真世界王者奪取後のK-1復帰戦として行われた大阪ドームでの、ジェロム・レ・バンナ戦では「1000年に一度のKO劇」とまで言われた痛烈な敗北を喫してしまったが、これまでK-1シーンに“一撃伝説”を築き上げてきたフィリォが、このまま引き下がるわけがない。まして、先月の名古屋大会では僚友のニコラス・ペタスが、おなじくバンナの暴走剛腕に血祭りにあげられたばかり。
マスコミは「バンナVS極真軍団」の抗争勃発か!と色めき立った。しかし、来日したフィリォはそうしたプロレスチックなアングル報道に一切耳を傾けず、地元ブラジルでの一カ月に渡るボクシング特訓の成果を胸に、12月のドーム決戦へむけ静かなる進攻を開始したのであった。
ここでは、大会4日前に行われた公開スパーリングから、大会翌日の一夜明け会見に至るまでの、フィリォのほぼ全発言をお目に掛けようと思う。「極真代表」の看板をなんとかフィリォに背負わせようとするマスコミと、あくまで一個人選手としてK-1制覇に挑むフィリォとの温度差を感じていただけると面白いかも知れない。
本誌では、そうした“極真幻想狂想曲”を奏でる他紙とは別に、格闘技専門誌として、横浜大会でフィリォが見せた「高すぎるクラウチングガード」の是非についての単独インタビュウを試みた。これまで豪快な“一撃カウンター”でKOの山を築いてきたフィリォが、このガードによって失ったものと、得たもの、そしてこれから身に付けようとしているという“100パーセントのスタイル”とは一体なんなのかを浮かび上がらせるためには、この問題を避けて通れないからである。結果としてかなりの分量となったが、フィリォという選手の己に対する確信の強さ、精神的な揺らぎの無さを文面から感じていただきたい。
【1. 公開スパーリング】 → 【2. 前日】 → 【3. 優勝直後】 → 【4. 翌日】
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