


Interview : 井田英登、高田敏洋 Camera : 井田英登
「あの頃は選手だけでなく、メディアも私を倒そうとしていた」
そうホ−ストは語った。あの頃とは、ホ−ストにとってまさに”地獄の季節”となった、98年シリ−ズの事である。
97年シ−ズンを初のK-1GP制覇という最高の形で締めくくった直後、ホ−ストはいきなりア−ツの剛腕によってマットに這わされるという、波乱の新年を迎えた。そして宿痾である皮膚病の再発。かつて「ミスタ−パ−フェクト」とこぞって彼を持ち上げたマスコミが、同じペンで限界説を歌い上げ、引退をほのめかす記事を掲載した。
天国から地獄へ。
まるで翼をもがれた天使のような評価の急落を経て、一年が経過した。
99年のGP、ホ−ストの優勝を予想するマスコミ人は、既にいなかった。
しかし、大本命バンナを葬り、最後までリングに立っていたのは、孤独な黒い堕天使ホ−ストの方だった。地獄から天国へ。
奇跡の生還である。
果たして彼の見た地獄の光景は如何なるものであったのか。そしてその冬の時代を支えた想いは何であったのか。まだ、闘いの傷も癒え切らないGP翌々日に、宿泊先のホテルを訪ね、その生々しい天界遍歴の物語を聞いてみた。
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- TABLE OF CONTENTS
- ■K-1王者は単なるキックボクサーではない
- ■あの頃メディアは私を倒そうとしていた
- ■ホーストスタイルは誰にも学べない
- ■フィリョ、アーツ、そして日本人選手達へ
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