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PRIDEの新シリーズ「PRIDE武士道」が10/5(日) さいたまスーパーアリーナ大会からスタートする。日本人の若手や軽量級選手、あるいは本戦で活躍の機会がなかなか得られない海外選手に活躍の場を、という意図での二リーグ制開始となったわけだが、いきなり大きなアクシデントが発生した。目玉商品である「グレイシーVS日本対抗戦」の大将としてヘンゾ・グレイシーと対戦予定だった元修斗ミドル級王者の桜井“マッハ”速人が、直前のDEEP 12th IMPACTで負傷し欠場となってしまったからだ。 驚いたことに、この緊急事態にマッハの代役に指名されたのは、なんと日本人ではなく同じ修斗出身のカーロス・ニュートンだった。仮にも「グレイシーVS日本対抗戦」と銘打っているのだから、カナダ人のニュートン登場は本来ありえない話のはずだが、ちょっと年期の入った格闘技ファンなら、逆にこの起用にヒザをたたいたのではないだろうか。 1997年、修斗で最初に日本に招聘されて以来、公私共に日本に惚れ込んでしまったカーロス。試合の予定もないのに日本に頻繁にやってくるようになり、シューティングジム大宮に勝手に住み着き、「チーム・ローニン(浪人)」所属と名乗っていた時期もあった。カナダに帰ってからも日本熱はさめやらず、トロント大学の日本語学科に入学。片言ながら多少の日本語での受け答えもできるぐらいになっている。勝利の時にいつも披露する空手風のポーズも、実はTVアニメ「ドラゴンボール」に出てくる“カメハメ波”のポーズだというのも、結構有名な事実である。 尊敬するのは宮本武蔵。日本人が大好きな“技術志向”の試合を繰り広げる彼のファイトスタイルは「褐色のサムライ」のニックネームに恥じないものだ。将来の夢が「日本での道場開設」というカーロスにとって、今回の“日本軍編入”は前からDSEに志願していたことだったという。マッハに代わり抜てきされたことで、ニュートンのテンションはいっそう上昇していることだろう。 観戦する側としても、対戦相手がグレイシー一族の中でも最もリスクを恐れずにアグレッシブな試合を繰り広げるヘンゾというのも、なかなかに魅力的なカードだと思う。ミルコ参戦のビッグニュースも舞い込み、ヒョードルの弟・アレキサンダーの登場等、他にも話題満載の武士道ではあるが、通好みのばうれび的にはこのカードをお勧めしておきたい。(井田英登)
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