第３試合（ミドル級３回戦）

　ボクシング・スタイルの首をすくめたような構えからまっすぐに出ていくホールマン。パワーを前面に出して押し込んでいく。これに対して、メネーは、組んだ状態からいきなり足首を狙う。キック・ボクシング出身というふれこみだが、実際には、サブミッション・ファイターといった動きである。
　二度、三度と足首への奇襲をしかけるメネー。何とかこれは逃げるホールマンだが、攻めあぐねる。逆に、メネーは、まともに組んだ時もセンスを見せ、低く組み付いて綺麗にテイクダウンを奪っていく。その度にガードに入るホールマン。ボディ、顔面と打ち分け、隙を作っては有効打をぶち込んでいくメネー。
　大差の判定勝ちとなった。

（山名尚志）

［1］高山義幸×阿部裕幸

［2］竹内 出×アーメット・ラジジ

［4］郷野聡寛×マット・ヒューズ

［5］加藤鉄史×中尾受太郎

［6］カーロス・ニュートン×川口健二

［7］桜井速人×マセロ・アグア

［8］佐藤ルミナ×宇野薫

＜大会総評＞

＜全試合結果＞