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Report

修斗 2000.7.16 プロフェッショナル修斗
後楽園ホール大会 (イーフォース・ジャパン主催)
メインイベント 65.0kg契約 5分3R 
ライト級3位
植松直哉
(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
2R 3分22秒

アキレス腱固め
ジョー・ギルバート
(アメリカ/シカゴファイトチーム)
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 ギルバートはレスリングをバックグラウンドに持つ30歳。今年のアブダビコンバット65kg以下級では、なんと修斗ライト級王者であるノゲーラを下し3位に入賞しているテクニシャンだ。総合ルールでは地元イリノイでグラウンドでの顔面パンチのないルールで5戦5勝を収めている。

 迎え撃つ植松は10カ月ぶりの修斗のリング。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」で入場し、両脇にはメンインブラック風の男二人を引き連れる。柔術着を脱ぐと、昔のシューターを思い起こさせるような黒とシルバーのロングスパッツで会場を沸かせる。「僕の見てたころはみんなこんなのでした。シューターの初心に帰ってってことで」と試合後理由を語っていた。

 序盤鋭いローキックでギルバートをふらつかせる。打撃対策に隙があるようだが、植松のタックルは見事切ってみせる。植松はパワーに苦しんだことを試合後明かしていた。
 しかし2R、今度は足をかけることで見事テイクダウンに成功。ハーフガードで上下にパンチを打ち分け、一度コーナーでもみ合うが、また倒れて足関節の取りあい。白熱する場内。だが最終的に極めたのは植松だった。


 復帰戦を見事飾り「アー!」と絶叫、涙を流しながら大喜び。「アブダビの3位より、修斗ライト級3位の方が強いんです!」とマイクを持って叫ぶと、続いてリングアナウンサーから、9月大会でライト級2位の朝日昇との対戦が行われることが正式発表された。

 すると朝日もリングに登場。熱狂する観客。植松が「修斗を始めたときに絶対この人と試合をやろうと思っていた人が一人だけいました。この人です。最初は目標でしたが、今は違います。チャンピオンは別にいます。踏み台にします!」。対する朝日もマイクを求められるが「は・は・は・は・・・」と思わず拍子抜けするような一声から始まり大爆笑が起こる。「僕のやり方で楽しませてもらいます。(植松について)いや〜、強くなりましたね」と答え、二人揃ってカメラマンに向かってポーズを取った。
 さらに1週間後には巽宇宙が北沢大会で勝利しライト級王者・ノゲーラに対戦アピール。8月の横浜大会でタイトルマッチが決定している。下からもバレット・ヨシダや阿部裕幸も迫ってきており、ライト級戦線が今熱い!。

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レポート:井原芳徳  写真:井田英登

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