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99.10.28 リングス ワ−ルドメガバトルオープントーナメントKING of KINGS
国立代々木競技場第二体育館

第9試合 トーナメントAブロック2回戦 5分2R 
×
リングス・イギリス
リー・ハスデル
 
判定
20-18
13-8
20-18
ブラジル/レスリング
レナート・ババル
 

 
  ザとの一戦で「一流」のバーリ・トゥーダーであることを証明したババル。
 こうなるとハスデルも苦しい。スタンドでの打ち合いで勝機を見つけていくしかないが、キック・ボクシング出身とは言え、今や総合に完全にシフトしてしまっているハスデルのパンチは、決して一流のものとは言えない。
 果たしてスタンドでの打ち合いは、ほぼ互角の展開になってしまった。
 幾分ハスデルの方が有効打でまさるとは見えるものの、相手をダウンにおい込める程の優位は保てていない。


  一方、グラウンドはババルの独壇場である。
 タックルされた時の「粘り」が身上とも言えるハスデルだが、それを上手く押しこんで次々とテイクダウンしてしまう。そして簡単にパス。マウントを取ってボディ・パンチを打ち込む。
 極めにいかない場合、本大会では、すぐにブレイクがかかる。
 だから、試合展開は、ババルがエキジビションのように、テイクダウンを次々と取り、ポジショニングでハスデルを翻弄しまくるものとなった。

 判定は3-0。
 ババルの完勝である。


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次の試合 :10. アントニオ・ノゲイラ 対 コーチキン・ユーリー

レポート:山名尚志 カメラ:井田英登

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