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99.10.28 リングス ワ−ルドメガバトルオープントーナメントKING of KINGS
国立代々木競技場第二体育館

第7試合 トーナメントAブロック1回戦 5分2R 
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アメリカ/ブラジリアン柔術
ジャスティン・マッコーリー
 
1R4分48秒
アキレス腱固め
リングス・ロシア
イリューヒン・ミーシャ
 

 
  ッコーリー兄弟の弟、ジャスティン。兄よりは一回り大きい183cmの身長を誇る。キック・ボクシング出身であり、アラン・ゴエスの下で柔術を学ぶ。日本では、パンクラスのネオ・ブラッド・トーナメントで準優勝の経験がある。

 リーチの差を利用し、ローからジャブへとつないでスタンドで攻めに行くマッコーリー。ミーシャは間合いを遠く保ち打撃をかいくぐれるチャンスを伺う。そして組みつき、ロープに押しつける。
 だが、ジャスティンも簡単にはテイクダウンされない。ロープ際でねばり、ブレイクに持ち込む。あるいは逆に体を返してコーナーに押し込んでいく。焦ったか、ミーシャが、グローブを付けないまま、マッコーリーの顔面にパンチをぶちこんでしまう。イェロー。

 危ない。このままミーシャも消えてしまうのか。


    何とか立て直すミーシャ。テイクダウンを取り、ガードに入るマッコーリーに対してアキレス狙いにいく。だが、極まらない。ザザ敗戦の悪夢が蘇る。
 しかし、サブミッションでVT戦を勝ち抜いて来ているミーシャの極めの強さは一枚上だった。
 ミーシャのアキレスに対し、トー・ホールドを取り返して同体に持ち込もうとするマッコーリー。が、一瞬、悲鳴を上げてしまう。すかさずレフェリーがストップ。
 ラウンド終了間際のことだった。

 悲鳴ではなく、トー・ホールドに気合いを入れるために叫んだだけだと主張するマッコーリー陣営。「あと10秒我慢すれば2000ドル上乗せ(勝利者賞)できるかもしれないのにタップなんかするものか」「僕の足を決められるのは猪木さんだけだ」と、バック・ステージに戻ってからも、マスコミや前田審議委員にアピールしまくる(アラン・ゴエスの道場は、UFOとの友好関係で、プロレス・ファンにはお馴染み)。しかも、ショーンを相手にしての実演付き。
 しかし、サブミッションを喰らっている時に「声を上げれ」ばレフェリーにストップされてしまうのは一般常識。ショーンの、ジャージが脱げるのも取り合わない大熱演も効果はなかった。


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次の試合 :8. 山本宜久 対 ブラッド・コーラー

レポート:山名尚志 カメラ:井田英登

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