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99･9･12“PRIDE.7”横浜アリーナ

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第3試合　８分２Ｒ PRIDEコンテンダーズルール

○ エンセン井上（PUREBRED STG 大宮）

× トゥリ−・クリハ−パイ（トンガ王国）

1R 1'15" 腕ひしぎ十字固め

　

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　当初はマーク・クァーとの対戦が予定されていたエンセン井上だが，「PRIDE5」で負傷した拳が完治せずに，今回は打撃なしの特別ルールで試合をすることになった。暴行事件に絡む修斗ヘビー級王座の返上など，最近はリング外の雑音が多いエンセンだけに，リング上でスッキリと大和魂をアピールしたいところであろう。

　エンセンは道衣を着て入場。かなり気合の入った表情だ。対戦相手のトゥリー・クリハーパイは，トンガで柔術とボクシングを学んでいるという選手。打撃なしの試合にもかかわわらず，入場するときに激しくシャドーボクシングをしているところから「とんだ一杯食わせ者」の予感を漂わせていたが…。

　試合はエンセンの圧勝だった。掌底で牽制するクリハーパイを，エンセンはすぐにテイクダウン。必死に立とうとするクリハーパイだったが，そのままマウントポジションを奪われるとあっけなく腕十字固めでフィニッシュ。75秒の秒殺劇だった。

　試合後エンセンは，リング外のゴタゴタについてリング上から謝ったあと，「俺は男だ。俺のテリトリーに入りこんでくる奴は，たとえ誰であろうとも容赦なくぶっつぶすぞ！」と激しくマイクアピール。来たる11月24日のクァーに向けて完全燃焼を誓った。
　一方敗れたクリハーパイだが，試合後のインタビューでなんと打撃のキャリアしかないことが判明。このルールでエンセンの相手を務めるには，あまりに役不足だったようだ。

　

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