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Report

pride PRIDE.9 6月4日(日)名古屋レインボーホール

第試合 10分2R PRIDEルール 
× ギルバート・アイブル
2R

判定
ビクトー・ベウフォート

 リングスからの電撃移籍で話題を撒いたアイブルだが、初登場にしていきなりのメインイベント起用。また対戦相手はカーウソン・グレイシー派のエース格であるビクトーと破格の扱い。それだけDSEの彼に対する期待の大きさがうかがえる。既にオランダやカリブでのVTマッチをこなしているアイブルだけに、ルールへの適応は難しくないだろうと思われていたが、久々のVT登場となったベウフォートは予想以上に慎重。アイブルの大振りな打撃にはつきあわず、ひたすらタックルによるテイクダウンを狙ってくる。グラウンドでも無理にパスガードは狙わず、インサイドからのパンチ攻撃に徹してくる。こうなるとアイブルは密着してパンチを封じることしか出来ない。しかし、時折体を起こしてぶち込まれるパンチは強力で、みるみるアイブルの右目の下が腫れ上がってくる。グラウンドで余りに無策なアイブルの闘いぶりに対して、島田レフェリーは数回のブレイクを命じ、スタンドに戻すが、そのたびに蹴りを出す程度ですぐテイクダウンされてしまうアイブル。こうした展開で終始したため、戦況は日を見るより明らか。
 結局時間切れ判定で、ベウフォートに軍配が上がった。

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レポート:井田英登  写真:井田英登

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