しつこくタックルからのテイクダウンを仕掛ける石川に、近藤がガードポジションを強いられる展開が繰り返される。腕十字、足関節で反撃も見せるが、石川は物怖じすることなく上からパンチを落とし、何度かサイドポジションを制し試合を優位に進める。
だが3R、亀の状態の石川の顔面に近藤が立ったまま蹴りを放ち(新ルールでは反則にならない)、さらにスタンドでの首相撲で膝蹴りを連打し石川の鼻骨をへし折った。石川が大量に鼻血を出したためドクターストップ。近藤が辛くも勝利をおさめた。
近藤は「相手が格下という意識はなかった。実力差は紙一重」と石川を称え、「パンクラスが一番であることを証明したい」とPRIDEへの出陣を熱望。尾崎社長も前向きに交渉を進める意向を明らかにした。