BoutReview Logo menu shop   Fighting Forum
Report


ニュージャパンキックボクシング連盟 "CHALLENGE TO MUAI-THAI 1"
2001年1月26日(金)東京・後楽園ホール

 

第7試合 52.8kg契約/5回戦 
NJKF同級6位
山本恭太
(大和)
判定3-0

50-46,49-46,50-45
NJKFフライ級6位
川津真一
(町田金子)
×

バンタム級のホープ山本恭太が、一階級下のフライ級ランカー川津真一と対戦。終始手数で圧倒、3Rには二度のダウンを奪った末に判定で圧勝した。
山本はワンツーからのローキックというシンプルだが手堅い戦術で8戦して未だ無敗。旺盛な手数とスタミナを武器にするが一方でリズムが単調になりやすく、昨年12月の日本キック連盟興行でTKO勝ち(肘でカット)するまでは全て判定勝ちだった。

一方の川津、昨年5月に杉浦磨に敗れデビューからの連勝がストップしたものの多彩な手技と膝蹴りには定評のあるテクニシャン。現在フライ級の6位ではあるが、フライ級は彼の上には王者佐々木功輔しか存在しない。ブランク明けに加えて今回も一階級上の選手と契約体重で対戦。この問題は今後も彼についてまわるだろう。

予想通りワンツーローの連打で前進する山本に川津は落ち着いた表情で下がりながらのカウンターで対処。序盤はこれが巧くヒットしていたが山本の変わる事のない前進に徐々に押され気味になっていく。そして山本のローが効きだし、3R残り1分を切ったところで川津続けざまにローでダウン。そのダメージの具合から一気に山本が試合を終わらせるかに思われたが川津ゴングに救われる。

4R、川津が一時まき返しを見せるが山本も反撃。ところがここで両者ガス欠、フラフラになってしまう。結局そのまま試合が終わり、山本が大差で判定をものにした。
勝ちはしたが課題の残った山本はこれで9戦7勝(1KO)2分。層の薄いフライ級で奮起を期待したい川津、バンタムの選手に2連敗で7戦5勝(1KO)2敗。

結果一覧に戻る
← 前の試合  / 次の試合 →

レポート:新小田哲  写真:菊地奈々子,薮本直美

TOP | REPORT | NEWS | CALENDAR | REVIEW | BACKNUMBER | STAFF | SHOP | FORUM


Copyright(c) MuscleBrain's All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。

編集部メールアドレス: ed@boutreview.com