前回の対戦では鈴木の大善戦のドローだったがその後鈴木をタイでベルトを巻き、ブランクのあったアタチャイとの立場は接近しているはずだった。
しかし試合は一方的だった。序盤鈴木得意のローからパンチ連打を見せるがアタチャイ鋭い左ミドル。その後このミドルやカウンターの膝、左ストレートなどボディに攻撃を集中させる。それでも果敢に前に出る鈴木だが2R後半に膝からのアッパー、ボディからの前蹴りで続けて二度のダウン。
一時はこれで終わりかとも思われたが鈴木は何かに取り付かれたかのように前進を止めない。その鈴木の攻撃を19歳のタイ人は抜群のボディワークでかわし、カウンターのミドルや膝を打ち込む。首相撲でも圧倒、鈴木を振り回す。鈴木の陣営の「下がるな!自分の株を落とすな!」という檄に応えようとゾンビのように前に出続けるが、結局アタチャイの攻撃を浴び続けたまま最終ラウンドのゴングを聞いた。
試合後ノーコメントの鈴木に代わって名古屋JKFの小森会長が体調が万全でなかったことを告白。眼疾(目の周りの筋肉の炎症)で視力が見えづらい状況とのことで、今後の休養を宣言した。
結果一覧に戻る
← 前の試合