落合130kg、西85kg。圧倒的な体重差に西は苦しみ、第1ステージでは何度か投げられるが、第2ステージにはテイクダウンを狙った落合に対し逆にマウントを奪う。だが落合は力任せに返す。2Rは両者スタミナ切れ。落合が何度も組み付くがその先の攻めが出せない。結局両者決め手がなくドロー。
落合のセコンドには師匠の佐竹雅昭が付き試合中ずっと激を飛ばしていた。ジャッジの一人が落合に優位を付けた時、落合が小さくガッツポーズを見せると、佐竹が「ガッツポーズいらない!」と注意していた。キャラクターが先行しがちの落合に対し、ファイターとしての成長を求める佐竹の厳しさが垣間見える光景だった。
一方の西。巨漢相手にフルラウンド渡り合い「現役でまだやれるねぇ」と満足げな表情。45歳とは思えないスタミナは「地元の長崎でボディビルダーとトレーニングした」成果だといい、当初は5月のコロシアム2000にも出場を申し出ていたという。次の試合は来年5月ぐらいを目処に考えているといい、「またロブ・カーマンやヒクソン・グレイシーとやりたい」と笑顔だった。